駄菓子屋をはじめます
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです!!
先日、こちらの記事で「新しいチャレンジ」について匂わせました!
その内容とは…
駄菓子屋をはじめるゾ!
というわけで、理由についてはnoteにまとめましたので、興味があればぜひ読んでみてください。(4,000字の超大作)
駄菓子屋さんの各種SNSはこちらです。
2024年10月にオープン予定なので、ぜひ遊びにいらしてくださいね!
これからも、なにとぞなにとぞ~
ダウンシフト生活の終わりと、新しい日々のはじまり
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。
奥多摩は観光シーズン真っ只中。お盆に入って、連日多くの観光客でにぎわっています。
そんな折、
私が来た!!
ということで、本日は外出できません。
今回、ゆっくりできる時間を活用して「ダウンシフト生活の終わりと、新しいチャレンジ」というテーマで記事を書いてみようと思います。
タイトル的にも多分最終回!!
ダウンシフト生活を終えることにした
2024年4月に奥多摩町へと引越してきてから1年と4か月が経ちました。
移住の目的はいろいろとありましたが、そのうちの1つがダウンシフト生活を確立すること。
めまぐるしい日々に疲れている人が多くいるように感じ、「現代社会をゆるく自由に生きるための方法論を確立」したいと思っていました。(当時の僕自身も疲れていた)
そこで、奥多摩移住して体当たり式に実験していたというのがこの1年4か月でした。
ついに先日の記事では「再現性の高いダウンシフト生活」にまで言及することができました。
自分だけでなく、多くの人が実践できる方法を検証できたことには達成感もあったのですが、そんな自分が7月~8月で何をしていたのかというと、新たなチャレンジに向けた準備でした。
多少の無理を押す覚悟
過去の記事にも散々書いていますが、僕は浮いた時間のほとんどを「まちづくり活動」に充てています。
お金になること、ならないこと含めて、この1年4か月は本当にたくさんのことに顔を突っ込んできました。
次第に「多少無理押してもいいから、まちづくり活動に仕事として真剣に取り組みたい」という考えが強くなっていきました。
もっとお仕事もらえるように、看板掲げるか
そう考えて、先日法人を設立しました。
法人名は「一般社団法人たのしいまちのつくりかた」なんだか楽しそうでしょう。
仕事が増えたから法人を設立ではなく、仕事を増やすための法人化です。前向きの鑑。
これまで個人事業で請けていたまちづくり分野の仕事と、あらたな仕事の開拓を進めていきます。
具体的にどんな「たのしい」を僕が目指しているのかというと、子どもや若者がいきいきとしている地域づくりを進めたいということに落ち着きそうです。
近々、新たにスタートする何かしらのプロジェクトを報告できると思うので、楽しみにしていてください。
さいごに
この1年4か月は、本当にストレスフリーな生活を送ることができました。
そんな日々の中では近所の子どもたちと接する機会も多くあり、彼ら・彼女らのために何かしたい。結果としてそれが、まち全体をたのしくすることにもつながればなおよし。
とか考えはじめたら、わくわくが止まらなくなって、居ても立っても居られなくなりました。
毎朝ゆっくり湯船に浸かって、飽きるまで昼寝をして、異世界転生系の無料漫画を読み漁って、焚き火して、カフェで何時間も雑談して、たまに都心に出れば朝まで飲んで。
そんな毎日は名残惜しいけれど、また寂しくなったら戻ってくるかもしれないからね。
愛しい日々よ。
さよならするのは辛いけど、サラバ!
移住してダウンシフトに成功したから週間スケジュールを公開する
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。
今回は、僕の週間スケジュールを公開してみようと思います。
さて、車のギアを1段下げるように、生活速度を減速することを意味する「ダウンシフト」。
もう少し細かく言えば「仕事中心の生活から、仕事・家庭・個人のバランスがとれた生活に切り替える」と表現できるかと思います。
そんな生活を目指して奥多摩に移住してきましたが、
結局お前はどんな生活してるんだ?
と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これまで移住生活の様子を断片的に記事にしてきたものの、週間スケジュールをまとめた記事は書けずにいました。
移住後しばらくは生活環境の変化が大きくて…。
ここ3か月くらいでようやく生活スタイルが固まってきたので、リアルな生活の様子をまとめてみました。
僕の週間スケジュールはこんな感じ
移住後
ここ数か月間は、だいたいこんな感じで過ごしています。

大きく5つに色分けしてみました。
オレンジ:バイト
みどり:身支度・食事
あお:睡眠
しろ:自由
ピンク:居酒屋
以下、補足含めて各項目を簡単に解説します。
バイト:バイトAは早朝の配送センターでの肉体労働。バイトBは小学校の放課後居場所づくり事業。週当たりのバイトは合わせて21時間。(近所なので通勤時間はほぼなし)
身支度・食事:食事は夫婦で時間のある方がつくる。土日は外食や飲みに行くことが多い。
睡眠:就寝は早い。
自由:個人の仕事、趣味、昼寝など。
居酒屋:奥多摩駅で飲んだり、中野や高円寺で飲んだり。
このスケジュールを見て、
思ったより忙しそう!
朝風呂好きだな!
と、感想は人それぞれにあることでしょう!
個人的には移住前と比べて「なんて健康的な生活になったもんだ…」と感動が止みません!
移住前
移住前の生活を振り返るとこんな感じ。
この頃は、東京都中野区に住みながら、池袋の会社に勤めていました。

唖然…
見比べるとわかりますが、
固定の就労時間:通勤を含めて週55時間→週21時間まで減少
朝風呂:週5朝シャワー、週2朝風呂→週7朝風呂に増加
食事:コンビニ飯や外食中心→夫婦で力を合わせて自炊率約9割まで増加
居酒屋:週6程度→週1~2日へ減少
自由:ほぼない→ほとんど自由時間
ダウンシフトの目的である「仕事中心の生活→仕事・家庭・個人のバランスがとれた生活」への切り替えは成功と言えそうです!
「自由」な時間ばかりの生活のリアル
「ダウンシフト」と「スローライフ」はイコールではない
見てのとおり、僕の生活には「自由」な時間がたくさんあります。
では、
ダウンシフトに成功して、のんびりスローライフを送っているの?
と問われると、そういうわけではありません。
僕はダウンシフトに成功して増加した「自由」な時間のほとんどを、
①「個人の仕事」
②「趣味」
③「昼寝」
の3つに充てています。
僕にとって「個人の仕事」と「趣味」は、結局のところ「まちづくり」的な活動。
まちなかを巡ったり、知り合いを増やしたり、人と意見を交換したり、地域活動を企画したり、地域グッズをつくったり…。
「自由」な時間を使って、思う存分にこうした活動に取り組んでいます。(「昼寝」で体力調整しながら)
どのような生活を送るかは人それぞれですが、僕の場合は「ダウンシフト」=「スローライフ」とは異なりました。
お金があまっていても、まちづくり活動に精を出すタイプの人間なので、スローライフとは生涯無縁なのかもしれません。
お金は大丈夫…?
そんな風に好き勝手生活していて、
お金は大丈夫なの…?
と疑問の声も聞こえてきそうです。
僕は収入の半分をバイトから、もう半分を「個人の仕事」から得ることで生活基盤づくりに取り組んできました。
正直なところ、移住1年目はマイナス収支が続いていましたが、移住2年目は生活が安定してきました。
むしろ自由に使えるお金は、都内で会社員していた頃と大差ないかもしれません。
都内会社員時代は、家賃・税金・社会保険料がとにかく高かった…。
生活が安定してきた理由は、「個人の仕事」がそれなりに増えてきたから。
僕はマネタイズがとても苦手で、お金にならないことを、むしろ自腹を切ってやることが多くあります。
それらがなんとなく形になって「個人の仕事」としてのチャンネルに変わってきているから不思議なものです。
今後生活スタイルはどうなっていくか
現状の生活スタイルも、またどんどんと変化していくだろう思っています。
取り急ぎの問題点としては、
週に4日間、固定でバイトが入っていること
「まちづくり」的な活動が好きな僕にとって、地域でのバイトを通じて紡いだ人間関係はとても貴重な財産です。
しかし、スケジュールが固定されていることを理由にフットワークが重くなり、新しい仕事のチャンスを逃す未来が容易に想像できます。
せっかく紡いだ人間関係を大切にしながらも、よりフットワーク軽く動ける生活スタイルに改変していく必要性を感じています。
この生活スタイルに再現性はあるのか
多くの方が同じように実践できる生活スタイルだと思う
僕が本サイトを通じて実現したいことのひとつが「現代社会をゆるく自由に生きるための方法論の確立」です。
そのため、ただ単に、
僕は移住して「自由」な時間たっぷりに暮らしてます~!
とアピールするだけでなく、同じような生活に憧れる方が、同じような状況を再現できるかどうかが重要だと考えています。
その視座から検討した結果、僕が実践するダウンシフト生活は「多くの方が同じように実践できる生活スタイルだと思う」というのが結論です。
ただ、あくまでも「全ての方」ではなく、「多くの方」です。
特別なスキルが必要等の話ではありませんので安心してください。
再現性を高めるための4つの条件
本記事に掲げた生活の再現性を高めるためには、以下の4つが条件として重要な気がします。
①都心を離れることに抵抗がないこと
②扶養義務がないこと
③週3~4程度のバイトを継続できる心身の健康を有していること
④「個人の仕事」を何らかしてみたいと考えていること
①について:僕の生活拠点は、奥多摩町が移住者用に建てた家賃3万円の住宅です。これが都心のように家賃6万円や8万円になると、家賃のために多くの時間を仕事に充てる必要が生じます。地方に行くほど低価な賃貸はありますし、東京都内でも八王子や奥多摩等、家賃5万円を切るような賃貸があるため、都心を離れて家賃を下げることが重要です。
②について:子供や親の介護など、扶養義務のある場合は仕事への責任感なども変わってくると思います。この場合は、僕ほど悠長に生活を送るのは難しいかもしれません。
③について:「個人の仕事」が安定するまでは、週3~4程度でバイトをすることで生活基盤を安定させることができます。最低限この程度は、組織に勤めて就労する心身の健康が必要だと思います。
④について:バイトによる収入だけでは、加齢とともに生活がジリ貧になっていく可能性もあります。その点、「個人の仕事」も並行して走らせておくと、人生設計が開けやすいと思います。「自由」な時間が増えた分、ものを作って売る、技能を売るなど、何かしら自分で仕事を作ってみると良いと思います。また、そうして個人事業を営んだ方が、購入品を経費計上できるなど、生活上のメリットも大きくなります。
以上が、再現性を高めるための4つの条件です。
これら4つであれば、比較的「多くの方」が該当するのではないでしょうか。
「物価高」が続く社会の中での自衛手段として
2020年以降、様々な商品の物価高騰が続いていますね。
誰もが金銭的に余裕を持っているわけでなく、生活が逼迫していたり、徐々に心身が蝕まれている方もいるのではないでしょうか。
本ブログで提案したいのは、そうした社会の中でも、ゆるく自由に生きるための方法論です。
何も特別なキャリアや技能を持ち合わせていない僕が、こうしてダウンシフトに成功しているという事実は、多くの方にとってもこの方法論が有効であるという証明になると思います。
この記事が、移住やダウンシフトを検討する方の背中を押すことにつながるとうれしいです。おしまい。
暇つぶしが酒を飲むことくらいだったのに、移住したら趣味だらけになった話
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。
いまこの記事は、青梅市内のコメダ珈琲で書いています。
近所で焚き火もできるし、車で30分走ればカフェワークもできてしまう。
都市的生活と田舎的生活のハイブリッド!!
奥多摩暮らしは今日も最高です。
さて、今回は趣味についてお話をしたいと思います。
とある日のこと、お酒の席で友人から
お前は趣味がたくさんあっていいよな
と言われました。
どうやら友人は、最近になってひとりの時間を持て余すようになったとのこと。
移住前、僕と友人とは、ほかにすることもなしに散々お酒を飲み歩いた仲でした。
奥多摩移住して1年が経った今では、僕のことをそんな風に感じてくれているようです。
そこで今回は、お酒を飲むことくらいしか暇の潰し方を知らなかった僕が、いかにして多趣味になったのか、その軌跡を辿ります。
僕の1か月はこんな感じ
ある1か月を例に、趣味を振り返ってみました。
赤字で書いたものが、実際に取り組んでいる趣味活動です。

この月は計13日間、何かしらしていたようです。
内訳は次の6種類、
①英会話教室/毎週
②コケ観察会/毎月
③焚き火会/毎月
④読書会/毎月
⑤バスケ会/毎週
⑥地域活動/不定期
それぞれごとに、なぜ始めたのか、どのように取り組んでいるのかを振り返りましょう。
①英会話教室 ~もはやマイメンとの交流の場~
月に1度、回覧板と合わせて配布される町の広報誌。
「新号が来たぞ~!」と眺めると、英会話教室の案内が目に入りました。

全20回で受講料6,000円…!?
とその安さに思わず目を疑います。
オンライン英会話より安いじゃねえか…!?
財布の紐が固い妻も、
これはやるしかない!
と、夫婦揃って申し込むことに決めました。
英会話教室を始めた理由は「驚きの安さ」だったから。
当時の嬉し気なXを見てください。
世間に自慢したくて仕方がなかったようです。
英会話教室は難易度別に3クラスに分かれており、僕達は社会人向けクラスに参加しました。
講義の流れはこんな感じ、
①英語で「自身の最近のニュース」を報告
②テキストに基づいて英会話の基礎を学習
③先生が用意した資料で英語圏の文化等を学習
特に③の内容がニッチ過ぎて、たまに「何を言ってるのかほとんどわからねえ!」と思うこともあります。
ですが段々と、その空気感含めておもしろいと感じるようになりました。
講義中に受講生同士の会話も多く、全20回が終わる頃には懇親会も行う仲になりました。

気が付けば、英会話の上達よりも週に1度マイメン(受講生仲間)と会えることを楽しみに参加している自分がいます。
安さが理由で始めた英会話教室は、僕にとってマイメン達との定期的な交流の場となったようです。
②コケ観察会 ~実はハードな野外活動~
移住してすぐ苔にハマり、苔をテーマとしたまちづくりにトライしようと考えました。
まずは知識を詰め込もうと苔に関する書籍を20冊以上読んだものの、いざフィールドに出るとさっぱり種類の見分けがつきません。
図鑑と見比べてもわからない…。お手上げだ!
独学で苔を学ぶことの難しさを痛感していたころ、英会話教室で一緒のマイメンが、
苔好きなの?知り合いが苔観察会やってるけど、興味ある?
と声をかけてくれました。
さすが奥多摩!苔観察会開催してる知り合いが身近にいるなんてことあるんだ!
渡りに船で観察会に参加するようになりました。英会話教室のマイメンに感謝…。
さて、苔観察会の活動頻度は月1回程度。半日かけて苔スポットを回ります。
各々がルーペや簡易顕微鏡、マクロ撮影機材等を持ち寄り、じっくり苔と図鑑とを見比べます。
どの程度じっくりかというと、
2時間かけて10mしか進んでない
おそらく、カタツムリといい勝負。亀には普通に負けると思います。
はじめて苔観察会に参加したとき、バッグからプレパラートや顕微鏡を取り出す皆さんの姿を見て、
とんでもないプロフェッショナル集団に混ざってしまった…!
と驚愕したのも良い思い出です。
日頃、苔の話で意気投合できる仲間はそう多くありません。
しかし、月に1度の観察会に参加しているときは、心置きなく苔のことだけを考え、苔のことだけを話すことができます。
それが嬉しくて、毎月たのしく参加させていただいています。

こちらは、ある日の観察会のワンシーン。
仏像の足元にたくさんのスナゴケが生えており「何種類あるんだろう~」と30分ほどじっくり眺めました。
結果的に、3種類のスナゴケがあることがわかりました。
コケ観察会は一見体力を使わない活動と受け取られるかもしれませんが、ときには冬の寒空の下や雨天の下で、じい~っと観察し続けます。
個人的にはそこそこハードな活動だという印象です。
③焚き火会 ~ゆるいコミュニティ活動~
皆さんは「おくたま探検隊」をご存知でしょうか?
僕と妻とが2人の力を合わせてミニマムパワーで取り組むコミュニティ活動の名称です。
主な活動としては、月に1度、誰でも参加できる焚き火会を実施しています。
この活動を始めた経緯などは、こちらの記事に詳しく書きました。
12月に初めての焚き火会を開催して以降、なんだかんだ毎月継続して活動しています。
5月にはなんと、焚き火会で知り合った方から「釣りしません?」という誘いをいただき、釣り会を行いました。
当然のように何も釣れませんでしたが、釣りおじさんたちが魚を大量に譲ってくれました!
最近は、夏の期間にどんな活動をしようかと考えています。
夏の暑い時期にゆるくできること、何か思いついたら教えてください。
余談ですが、おくたま探検隊のXの投稿は「できるだけ3行」というルールを設けています。
特に意味はありません。
④読書会 ~読書とお酒で二度おいしい~
以前にこちらの記事で紹介した「しろまるカフェ」。
こちらのお店には、マスターと話したくて町内外から様々なお客さんがいらっしゃいます。
ここでお会いした町民の方が、
読書会を催していますが、興味はありますか?
とお声かけくださったのが参加のきっかけでした。
読書会は月に1度、公共施設の会議室を借りて集まります。
流れとしては
①会議室で課題図書についてのディスカッション
②居酒屋でお酒を飲みながら読書談議
の2本立て。
夜の19時頃に集まり、23時頃までたのしくコミュニケーションをとっています。
①のディスカッションは当番制で、担当者がレジュメを作成して進行します。
現在読み進めているのはこちらの本。

一見かわいらしい本ですが、実は全486ページ、厚さ19cmと物凄いボリュームです。
「ネコの空中立ち直り反射」について、物理学やロボット工学に触れながら解説していくという内容で、ひとりで読んでも理解に苦しむ場面が多々あります。
そこで疑問点などを持ちながら読書会に参加すると、
ここで説明されている相対性理論は~
この問題について鳥の動きのプログラミングを例に説明すると~
など、参加者の皆さんが自身の教養をフル活用して、疑問点について説明してくれます。
毎回、読書会メンバーの知識量の多さに、
ひょ!ひょええええ!!
と驚き、あっという間に1時間が経ってしまいます。
ディスカッションを終えたのち、居酒屋へ移動して第2部がスタート。
お酒と食事、雑談を楽しみながら、中盤になると「各々がおもしろいと感じた本を1冊紹介する」というコーナーが待っています。
この苔の本が情緒的でおすすめで~
岡本太郎の家族がめちゃくちゃで~
といった具合に各々が推薦図書を紹介します。
ただ雑談する以上に、読書会メンバーの人となりが見えてくる気がして面白いです。
この読書会に参加するようになって、心から良かったと感じることが1点あります。
それは、読書を習慣化できるようになったこと。
仕事が忙しい!ゆっくりしたい!ねむい!
本を読まない理由を探せばキリがありません。
それでもやっぱり、読書を通じて得られるものはたくさんあります。
この読書会に参加するようになって、課題図書と推薦図書との月2冊分は計画的に読書時間を確保するようになりました。
ひとりじゃ難しいことも、みんなとならできるね!
⑤バスケ会 ~勇気を出して15年ぶりに再開~
読書会に誘ってくださったお兄さんが、
バスケ会に参加しているのですが、興味はありますか?
とお声かけしてくれ、参加するようになったのがバスケ会です。
こちらは毎週1回、平日の夜に学校の体育館で開催されています。
ご近所のバスケ好きが集まって、ハーフコートで3対3、4対4をひたすら楽しみます。
僕は中学・高校とバスケットボール部に所属していました。
下手なりに真剣だったからか、部活を引退して以降は「本気じゃないバスケは楽しくない」と足が遠のいていました…。
今回、意を決しておよそ15年ぶりにバスケ会に参加してみたらもう、楽しくて楽しくて…。

翌日にはバスケットボールシューズ(バッシュ)を購入しました。
スラムダンクの三井寿ほどじゃないですけど、思ったよりも身体が覚えていたんですよ。
ジャンプシュート、レイアップ、ピボット、オフザボールの動き。そしてキュキュキュッ!という靴と床からななるスキール音がたまらない!
つい張り切りすぎて、翌日は身体がバッキバキ!!
身体を動かす趣味が欲しい…
とずっと思っていたのですが、結局は学生時代に熱くなったバスケが一番ハマったようです。
対人スポーツなので、怪我をすること、させることなく、長く続けていけたらいいなと思います。
⑥地域活動 ~もはやライフワーク~
2024年3月、奥多摩駅前に「奥多摩AUBA」という施設がOPENしました!
最近はここに関する地域活動にコミットしています。もはや地域活動はライフワーク!!
さて、こちらの「奥多摩AUBA」は奥多摩町と連携協定を結ぶ多摩大学の学生さんたちが、地域振興のために運営している拠点だそうです。
構想から改装まで、長い準備期間を経てついにOPENしたとのことでした。
僕に興味を持ってくれた学生さんが、
AUBAでイベントしませんか?
と連絡をくださり、
いいですね!僕はこんなことがしたいです!
と提案してみました。(すごいザックリな企画書)
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この企画をたたき台にMTGを重ねて、5月25日に開催することになったのがこちらのイベントです。


イベントコンセプトは以下の3点、
①「奥多摩AUBA」で定期イベント開催による、まちのにぎわい創出
②町内外の多様な主体をつなぐコミュニティづくり
③継続して開催するための意図的にゆるい実施体制づくり
特に重要だと感じているのは、やっぱり③の「ゆるさ」でしょうか。
おくたま探検隊の活動もそうですが、やっぱり大変なこと、つらいことが多くては何事も続けられません…。
しかし妻からは、
チラシ裏面が全然ゆるくねえ
とツッコまれました。
確かに表や文章の感じから、堅さが滲み出ている…。
ゆるさの演出、なんて難しいのでしょう…。
さて、本活動ですが、個人的には学生の皆さんにメンターのような感覚で関わるように心がけています。
もともと中野区で中高生の地域活動メンターをしていた経験もあり、なんとな~く「こうしたら学生にとって良い経験になるかな?」とか、色々と試行錯誤しながらやっているのですが、果たしてうまくできているのでしょうか…。
学生の皆さんにとって、「奥多摩町という地域に携われて楽しかった!!」というような経験になってくれたら嬉しく思います。
申し込みはこちらから
趣味はいかにして生まれ、趣味となるのか
現在活動している6つの趣味について、はじめたきっかけや現状の取組を振り返りました。
趣味はいかにして生まれ、趣味となるのか。僕の場合は大きく3パターンに分類できそうですね。
1つ目は、「知人からの誘い」で始まるパターン。
皆さんの周りには、いろいろな場所に出かけたり、話題を豊富に持っていたり、いつでも誰とでもニコニコ話していたり、いつも楽しそうにしている人はいませんか?
僕をコケ観察会、読書会、バスケ会に招待してくれた方々は、もれなくそういう雰囲気の人たちでした。
僕も誘われた活動の全てに参加しているわけではありませんが、こうした方々からは、
3回までお試しで参加できますよ!
2つ会があるけど、こっちの方が君に合ってそう…
といったように、誘われる側に対する配慮を感じ取ることができたのが、試しに参加しようと思う大きなきっかけとなりました。
私的な統計上、こうした方々の誘いに飛び乗ってみると、居心地の良い仲間と新しい趣味が見つかるかもしれません!
2つ目は、「お得」から始まるパターン。
僕の経験では英会話がこれにあたります。
特に広報誌に載っているようなイベントは、町の事業費などもあって本来の市場価格を大きく下回る料金で参加できるイベントが多々ありますね。
たまにスーパーやコンビニで「○割引」みたいな商品を買ってみると「意外とおいしい!」みたいな瞬間ありますよね。
正直、何かを始める理由って、その程度でも良いのかもしれません!
僕は結局「お得」を理由に英会話をはじめて、近所にマイメンが増えて、英会話教室に行くのが楽しくなりました。
苔観察会も、ここでの出会いがなければ未だに参加できていなかったかもしれません。
とりあえず、興味あることがお得に体験できるようだったら、試しに飛び込んでみると良いでしょう!
3つ目は、「趣味的まちづくり活動」です。
焚き火会や地域活動がこれにあたり、僕はある程度の意図を持って、こうしたまちづくり活動に趣味的に取り組むようにしています。
と言っても「まちづくり」って何を指すのか、わかりづらいんですよね…。
公共施設を建てること、道路を整備すること、森を守ること、人を集めてイベントをすること、全てがまちづくりにあたります。
僕は、自身が取り組む趣味的なまちづくりを「いたずらなこと(むだなこと)」と考えるようになりました。
僕の活動は、それ自体が「なければ困る!」という類のものではありません。正直、あってもなくても構わないようなことをやっています。
でも、想像してみてください…
特に予定がない休日の昼下がり。
買い物に出ようと住宅街を散歩していると、アスファルトに子供が描いた落書きを見つけました。
しばらく進むと左右に分かれ道があります。普段は左に曲がるけれど、右側に進めと矢印が描かれています。
そうしたら、
今日は右側に進んでみよう!
と思いませんか?
僕が取り組んでいるのは、たぶんこういう「いたずらなこと」なんだと思います。
小さなことだけど、これを繰り返すうちに、これまで出会わなかった人同士が知り合ったり、誰かが新しい何かを見つけたり、いつか大きな波紋となって広がるかもしれません。
(…とか考えるとわくわくします)
それに、いたずらなことを繰り返していると「おもしろかったよ!」とか「参加してよかった!」とかポジティブな反応をもらえることもあります。
(逆に言うと、他人に迷惑をかけない限り、ネガティブな反応はほとんどありません)
上述したとおり、僕がいうところの「趣味的まちづくり活動」は、道路に矢印一本を描くだけで始められること。
歌が歌えなくても、絵が描けなくても、人前でうまく話せなくても、誰でもいつでもお金をかけずにできる趣味なんです。
皆さんも興味があれば、各々のまちで何かはじめてみてはいかがでしょう!
とはいえ、結局は余裕があるかどうか
ここまで散々書きましたが、趣味を始める一番の原動力は、やっぱり時間的余裕だと思います。
人間の生態から考えても、睡眠時間を確保するのに必死な生活の中で趣味に時間を割こうとは判断できないでしょう。
僕自身も都心で働いていた頃は、仕事のストレスと勤務時間が凄くて、残りのわずかな時間でお酒を飲むのが精一杯でした。
だからこそ、生活のダウンシフトはおすすめです。
趣味で充実した暮らしが送れる奥多摩に、もし興味があれば一度遊びにきてくださいね。おしまい。
奥多摩移住して1年が経ったので、移住前に感じていた不安や悩みを振り返る
こんにちは!奥多摩移住ブログ「東京ダウンシフト」です。
4月も下旬に入り、奥多摩の山々はきれいな萌黄色に染まっています。

去年のこの時期に、僕たち夫婦は奥多摩へと移住してきました。
ついに1年経ったぜ!
長かったような、短かったような、あっという間の1年間。
当時の様子をSNSで振り返ると、移住1日目はかなり気合が入っています。
ストレスフルだった日々の反動でしょうか。
毎日のように数時間、川原に座って流れる水を眺めて過ごしていました。
それにしても、よく四度寝もできたな…。
移住して1年が経った現在、奥多摩生活に対する率直な感想は、
毎日しあわせ~
ほどほどに働いて、趣味や生活もめいっぱい楽しむ。そんなメリハリのある暮らしが僕たちには合っていたみたいです。
だけど移住前は「買い物が大変そう」「近所付き合いでトラブルがあったらどうしよう」「友達と会えなくなるかも」という不安もあって、決意を固めるのに勇気がいりました。
そこで今回の記事では、1年後の自分から昔の自分にアドバイスをするという形式で当時の不安や悩みを振り返ってみたいと思います。
移住に興味はあるけど、なかなか決心がつかないでいる。そんな方の参考になりましたら幸いです。
仕事がやめづらい…
本日は、奥多摩移住歴1年のてんゆうさんをお呼びしました。移住検討中の方からの不安や悩みに回答してもらいます。それでは、最初の質問です。
移住生活には憧れますが、職場に辞めると言いづらいです。
いや~、わかります。自分が辞めたら会社が倒産するかもとか、皆に迷惑がかかるかもとか、色々と考えますよね。僕たち夫婦も、それぞれ会社に長く勤めていたので辞めづらく感じていましたよ。結局、僕たちの退職後も会社は普通に回っています。
それでも会社に迷惑をかけたくなくて…
会社を気遣うなら、余裕を持って退職の意思を伝えることをお勧めします。僕も妻も、退職意思を伝えてから半年間は会社側の希望で就労を続けました。会社側は、退職の意思を伝えられてはじめて僕たちなしの体制について検討を進めてくれました。
それから、僕は退職後も業務委託という形で、妻は移住後しばらくテレワークという形で会社の業務に携わっていました。移住するにしても会社の仕事に携わる方法はあるので、まずは「移住したいので今の仕事の続け方は難しい」と相談をしてみましょう。
わかりました!上長に相談してみます。
買い物は大変?
続いての質問です。
買い物が大変そう…どうしてるんですか?
青梅市内のスーパーまで車で片道20分かけて行きます。5分も歩けばコンビニ、ドラッグストア、スーパーがある都心の生活からは大きな変化です。
車で20分…結構大変そうですね。
実際のところ、特に大変とは感じません。
まず、働き方を変えたので時間がたくさんあります。スーパーまでのドライブは、むしろ気晴らしのひとつですね。
それから、徒歩での買い物と違って重たい荷物を持ち歩く必要がありません。これは都心での買い物と違ったメリットかもしれませんね。
う~ん。でも、車を持ってないんですよね。買い物のために車を買うにも出費が痛いなあ…。
僕も半年間は車なしで生活しました。町内の商店や東青梅・河辺にある駅近くのスーパーを使えば問題なく生活できますよ。
また、移住支援金制度を利用すれば中古車の購入費くらいには充てられますので、そうした制度を利用するのもありかもしれません。
なるほど…!思ったより大変じゃなさそうだ!!
※以下は、過去に移住支援金制度について紹介した記事
友達とは会いづらい?
続いての質問です。どうぞ~
都心にたくさん友達が住んでいます。移住するとこれまで仲良くしていた友人と距離感が生まれてしまいそうで…
こないだ高円寺の友達に「奥多摩に行ったとは思えないほど、顔を見るね」と言われました。
仕事やプライベートを合わせて、なんだかんだ月3回は都心へ出ていた気がします。その都度、せっかくだからと友達と会う予定を立てたり、昔馴染みのお店に顔を出したりしています。
でも、友達と近所に住んでいたときよりは会いづらいですよね?
「これから飲みに行かない?」みたいな急な誘いには乗れなくなりました。
でも、そういう飲み会って振り返ってみると「別に行く必要なかったかもな…」と思うことも多かったです。その代わり、話したいことがある友人とはしっかり予定を立てて遊ぶ。そういう付き合い方ができるようになりました。
でも、会いに行くのは大変そう…
都心で遊ぶなら片道2時間弱は想定した方がよいと思います。
ある日の飲み会を例にすると、14時に自宅を出て、16時に中野着、2軒飲み歩いて、22時に解散、0時に帰宅。こんなスケジュール感でした。開始時間を早めれば、飲み足りないということもありません。電車移動はほとんど座れるのも魅力ですね。
思いのほか、変わらず遊べるものなんですね!
はい。都心で構築した人間関係を継続できることは、奥多摩移住の大きなメリットだと断言できます。
少し話はそれますが、奥多摩町にはいろいろな趣味やサークル活動があるようです。(アマチュア無線、古文書研究、将棋、読書会、バドミントン、バスケ、トレッキング、英会話、中国文化…etc)
興味があったら参加してみると、この町でも新しい交友関係が紡げるかもしれませんよ!
僕自身は英会話教室と読書会に参加していますが、ここでつながった人間関係のおかげで、この町での生活がもっと楽しくなっています。
ご近所付き合いは大変?
全体的にポジティブな回答が続いていますね。次の質問です。どうぞ~
今住んでいるマンションでは、隣の人と話したこともありません。近所付き合いをしていくことに不安があります。
すごくわかります。僕も都心で計5回引越しましたが、特にご近所付き合いはありませんでした。だけど現在は、ご近所さんとたのしく交流してますよ!
トラブルになったらどうしよう…
引越しのあいさつ、日常的なあいさつ、ゴミ出しとか地域のルールを守る、それだけちゃんとできれば問題ないかと。
それでもトラブルになったら、それは不運としか言えませんね…。
自治会とかも入ったことがなくて、どんな感じですか?
自治会は年に数回程度の活動(一斉清掃や防災訓練)なので、僕自身は楽しく参加しています。
ただ、消防団についてはお話を伺った結果、自身の信条と合わない部分があったので入団を辞退させていただきました。
僕の住んでいるエリアは自治会も消防団も本当に親切な方々なので、気になることがあったらまずは話を伺ってみるといいと思いますよ。
なんとなく怖いイメージがあったのですが、意外とフレンドリーなんですね!
はい!怖いものと思って拒んでしまうと、真実がよくわからなくなるし、相手のことも不快にさせてしまうかもしれません。ネット記事などを見るとトラブル事例がよく書かれていますが、まずは先入観をなくして対話をしてみるといいと思います。
想定していなかった問題
今回の記事では、移住前に抱いていた悩みや不安に対して、移住歴1年の自分自身から回答してみました。
未来の僕から過去の僕に言いたいことは、
お前の悩みは、あんまり気にしないで平気だぞ!
と、ひと言にまとめられてしまいそうな感じがします。
とはいえ、僕自身が想定していなかった問題が一つありました。
それは「都心の生活には戻れなくなった」であろうこと。
ゆったりと流れる時間、温かな人間関係、豊かな自然、移りゆく四季を感じられる毎日。
それらを手放して元の生活には戻れそうもありません。追い込まれた感は若干ある。
そういえば、月に1度「おくたま探検隊」と称して焚き火会を開催しています。
移住生活に対する疑問とか、ここで自由に聞いてくれても大丈夫です。聞いてみたいことがあってもなくても、ぜひ遊びにきてくださいね。
今年こそ、移住者を増やしたいな。おしまい。
僕にとっての頼れるメンターのような皆さんと、そんな方々に会える奥多摩の飲食店をご紹介
こんにちは!
この記事では奥多摩町内のカフェや居酒屋を紹介しつつ、移住生活をはじめた僕にとってのメンターみたいな頼れる方々を紹介したいと思います。
メンターとは、悩み事や相談事に対してアイデアやアドバイスをくれたりする先輩みたいな人のこと。
奥多摩町にはいくつも飲食店がありますが、3つのお店のマスターが僕にとってはそんな頼れる存在です。
日々感謝!!
移住先を決めるうえで、身近に相談できる人がいるかどうかって、重要なことの1つじゃないでしょうか。
実際、いざ引越すと日々の暮らしのなかで「誰かに意見を聞きたいな」と思うこともしばしば。
本記事で紹介する方々は、カフェや居酒屋を営んでいらっしゃるので、営業日にお店を訪問すればお話しする機会を得やすいかと思います。
というわけで、僕がこの町で頼りにしているマスターたちと、そのお店の魅力をご紹介していきたいと思います。
鳩ノ巣駅「KIKORI CAFE TOKYO」
お店のSNS:https://www.instagram.com/kikori_cafe_tokyo/
営業日:10時~17時(不定休)
こちらは鳩ノ巣駅から徒歩3分にあるカフェ。2023年7月にオープンしました。
元々こちらの物件は、マスターのお父様がギャラリーを営まれていたそう。お父様が亡くなったのち、カフェに改装して営業を開始されたのだそうです。
マスターは本当に手先が器用な方で、カフェの内装・外装ともにご自身でDIYしたり、各種イラストをご自身で描かれたり。
店内のものを指さして、
これってどうしたんですか?
と聞くと大抵、
自分でつくったよ~!
と返ってきてびっくりします。
(なんでもできるひとだ…)
木の温もりが感じられる店内は、どこから撮影してもインスタ映えすること間違いなし。ウェディングフォトの撮影依頼もあったそうです。

僕はハムチーズサンドイッチとホットコーヒーをよく注文します。

マスターは大変気さくな方で、会話しているとポジティブで明るい気持ちになれます。
また、現在「KIKORI CAFE TOKYO」さんではコケグッズを取り扱っていただいています。
僕がコケグッズ開発に取り組んでいることを知ったマスターが
コケいいじゃん!お店で売っちゃう!?
と話してくださったのがきっかけでした。
コケグッズを開発したものの、販売場所がないことに困っていたので渡りに船状態。
ぜひよろしくお願いします!!
と2つ返事でお願いしました。
店内に飾るポップの文章について相談すると、
バイブス高めの言葉を載せれば、きっと伝わるよ!
となんともザックリした助言をいただき、それが逆にありがたいとも感じました。
そんなこんなで、今では雑談だけでなく、仕事のことや商品のことなど様々な相談に乗っていただいています。
鳩ノ巣駅「酒処 雲仙」
お店のSNS:https://twitter.com/wh_wb8tz
営業日:17時~22時(月・火定休)
こちらは鳩ノ巣駅から徒歩3分にある居酒屋さん。マスターは隣接した雲仙屋という民宿と併せてこちらの居酒屋も営業されています。
勝手にお店の自慢をしますが、
マスターが日本全国津々浦々から集めた焼酎の数がすごい!!
マスターお勧めの焼酎を飲んで、「おいしかった!」とSNSに投稿すると、高確率で焼酎オタク(中野駅「中野スタンド酒場」の店主)が反応してくれます。
また、気になる焼酎があったら質問すると、特徴やお勧めの飲み方まで教えてくださいます。
焼酎のほかにも、生ビールや日本酒、サワーといった各種ドリンクが揃っているので、焼酎が苦手でも楽しめると思います!
フードは焼魚と缶詰が中心。缶詰をおいしく食べれるようにひと手間加えて提供してくれるのも嬉しいところです。

「めんツナかんかん」にはクラッカーが添えられていた
マスターは温厚そうな外見そのままに、とても穏やかで優しい方です。
観光協会の中心的な存在でもあり、民宿を営む中で町の観光について様々に考えてきたことが会話の端々から伝わります。
奥多摩って道の駅とかつくらないんですか?
など、観光について気になることを聞くと、
これまでにも議論はされているんだけど、土地の取得で・・・といったことがあったんだよ
と、これまでの町のことを説明くださったりして、情報収集癖のある僕としては大変ありがたいかぎりです。
冬は降雪が心配だなあ~
と、初めて迎える奥多摩の冬に不安を感じていたときは、
これ、平成26年のときの大雪の画像だよ
と当時の写真を見せてくれ、どんな風に対策したらよいかなどライフハックを教えてくださいました。
おいしいお酒のこと、町の歴史、観光のことなど、お酒片手にたくさんのことを教えていただいています!!
白丸駅「しろまるカフェ」
お店のSNS:https://twitter.com/shiromarucafe
営業日:13時~20時(毎週火曜・満月の日のみ営業)
最後に紹介するのは、白丸駅から徒歩4分にある「しろまるカフェ」さん。
マスターは「グラビティ奥多摩ベース」でカヤック講師をしており、毎週火曜日と満月の日だけ、カフェ営業もしていらっしゃいます。
お店は白丸湖を眺望できる最高なロケーションで、秋には紅葉と湖のコントラストも楽しめます。

小腹が空いたら、マスターおすすめの具材を詰め込んだホットサンドや、長年にわたり研究し続けているバナナケーキも注文可能。

お店はブックカフェとしてたくさんの本が並んでおり、自由に手に取って読むことができます。
読書好きのマスターが、地域の本好きにお声がけをして「ワンダース文庫」(おひとりに1つ棚を用意し、12冊の本を並べてもらう)を設置するなど、地域を巻き込んだ楽しい取り組みもされています。
ブックカフェって静かに読書しないといけないの?
と思うかもしれませんが、まったくそんなことはありません。
マスターからも
普段はどんな本を読むんですか?
など話題を提供してくださいます。
もうね、とにかくマスターが聞き上手なんですよ。なんていうか、思考を次々に引き出すような対話をしてくれます。
僕はあまり自分自身の考えを長尺で話すタイプではないのですが(なぜなら、言葉数が多くなるとネガティブな言動や批判的な言動が多くなることを自覚しているから)、マスターとはついつい話込んでしまう傾向にあるようです。
最初はそんな自分が恥ずかしく、へこんだりもしましたが
こういう自分に出会わせてもらえるのってありがたいかも…
と、むしろ最近では恥を省みず積極的に自分のことを話すようになりました。
また、読書家かつ環境保全やまちづくりに取り組み続けているマスターとの会話には気づきも多く、話しているだけで自分自身もアップデートされていくような感覚があります。
混雑具合を見ながらではありますが、あっという間に2時間くらいは経ってしまう。時間を忘れて対話をたのしむことができるお店です。
まだ見ぬ出会いがこの町にはある
今回は、僕自身が頼りにしている方々が営んでいるお店として「KIKORI CAFE TOKYO」「酒処 雲仙」「しろまるカフェ」の3店を紹介しました。
こうしたお店の方とお客さんとの関係性は、ほかの場所でも様々に存在しているようです。
例えば、奥多摩駅近くの食事処「ヤナギコージ」さん。こちらのお店は「奥多摩偽観光協会」の皆さんと蜜月な関係にあることがSNS上のやりとりからわかります。
奥多摩移住者の菅原さんが執筆した「自分の地域をつくる ワーク・ライフ・プレイミックス」を読むと、著者にとっては鳩ノ巣駅の「カフェ山鳩」がそうしたお店であることが伝わってきます。
出会いの可能性が、この町にはたくさんある!!
あなたもぜひ奥多摩町で地域の人と、素敵なご縁を紡いでみてはいかがでしょうか。
というか、こうして魅力的な人がたくさんいるんだから、もっと人の魅力をPRしていっても良いよね。
言わずもがな、僕へのご相談も大歓迎です!おしまい。
※お店の人に話しかけるときは「マスターが忙しそうじゃないか」など、くれぐれも混雑具合を見ながらにしましょう
いろいろと「ない」まちに暮らすことで、逆に心が満たされちゃう理由を真剣に考察してみた
こんにちは!
奥多摩町では1月~2月にかけて、今後のまちづくりについて話すワークショップが開催されていました!
こちらのチラシのイベントです。

どんな人が参加するのかな?
興味本位で参加してきた結果、とても興味深い話を聞くことができました!!
僕はその話を聞いてから「奥多摩町には都心や郊外と比べていろいろなものが『ない』けれど、逆にそれが個人レベルの幸福につながるかもしれない」と考えるようになりました。
このエピソードは、不便さを理由に地方移住をためらっている方の後押しになるかもしれません。
せっかくなので、本記事で紹介させていただきたいと思います。
興味深かった話
「商店が少ない」はネガティブなことなのだろうか?
この日は地域の「あるある」を付箋に書き出して、それらを「ポジティブ/ネガティブに分類」し、最後に「ネガティブをポジティブに変換する」という流れでワークを実施。
僕の座ったテーブルでは「商店が少ない」等のネガティブな意見が出たものの、こんな事例が挙がりました。
| 奥多摩にはスーパーなどの商店が少ないため、古里駅前で「こりマ」という野菜の無人販売を始めた人がいる。 その人が地域の自家農業をしている人に声をかけ、野菜を集めて販売すると、地域住民は「おいしい野菜が近場で安く買える」と喜んだ。 また、消費者の声を届けることで生産者の方も野菜栽培にこれまで以上のやりがいを感じるようになった。 |

この事例がとても興味深く記憶に残りました。
「商店が少ない」というネガティブも、アイデアと工夫が加わることで、個人のやりがい創出につながるのすごくないですか…?
僕自身も奥多摩移住を検討する上で、商店の少なさは懸念事項としていましたし、今日でも何処で要領よく買い物するかは生活課題の1つです。
それなのに、この話を聞いたとき、
お店が少ないのも悪くない
なんて、考えてしまいました。
当然、まちにスーパーがあれば便利ですが、もしかするとその場では無味乾燥な金銭の授受が発生するだけで、誰かのやりがい創出にまで至らないかも。
いろいろなものが「ない」ということは、日常にやりがいを持って生活するためのチャンスに溢れているということなのかもしれません。
「ない」は「つながる」ための演出装置になっている
移住して以降、このまちを快適かつ楽しく過ごすためにも「つながる」ことの重要性を感じる日々です。
例えば移住初日、大量の段ボールが家に溢れたものの、
ゴミ捨て場所がわからない…
という問題が発生。
町営住宅を管理する不動産屋もなければ、役場も地域の詳しいことまでは把握できていないとのことで、ゴミ捨て場所を聞く相手がいません。
困り果てていると近所の方が、
ゴミの捨て場所わからないよね?
と声をかけてくださり、案内してくれました。
不動産サービスもなく、情報もなくて困りましたが、地域の人に助けられて無事ゴミ捨てができました。
奥多摩での暮らしは、こんなことの連続のような気がしています。
近所の人と立ち話したり、いろいろな集まりに顔を出したり、ときには自分で催しを企画して人を集めてみたり。
いろいろな人とつながる中で、物件や求人情報、イベント情報などを教えてもらったり、山菜や鹿肉、アウトドア用品などをもらったり、仕事の話をもらったり。
体感はRPGに近いかもしれません。
町内のあらゆる登場人物と接することで、必要な情報に迫れたり、ストーリーが進んだりする感覚。
都心で生活していた頃、人・物・サービス・情報などは溢れていて、スマホとお金さえあれば困ることはほとんどありませんでした。
手間はかかるものの、「ない」を理由に交流を重ねて物語が展開していく点にはおもしろ味があります。
「ない」は「チャンス」なのかもしれない
そういえば、地域の方々と接する中で、やたらと嬉しい言葉をかけてもらえることに気づきます。
地域活動の集まりでパソコン操作を手伝えば
パソコン操作できるのすごい!!
と褒めてもらえたり。
雪かきをすれば
ありがとうね~!
とお礼を言われたり。
アルバイトの面接では
誰も応募してくれないと諦めてたんだよ…!!
と感動されたり。
普通に生活しているだけで褒められる、承認欲求をこじらせることもなく精神的に健康でいられる気がします。
こうして必要とされたり、感謝してもらえたりを重ねて、人生を充実したものと感じられるのかもしれないと思いました。
『ない』を理由に人とつながりやすく、つながれば人に必要としてもらいやすいので、人生に充実感を得やすい。
地方は、そうした循環に飛び込む「チャンス」に溢れているのかもしれません。
地域の人間関係はめんどくさい?
きっとここまで読んだ方の中には、
地域の人付き合いって大変そう…
と感想を抱く方もいらっしゃることと思います。
僕個人としては「地域の人付き合い」を特別大変とは思っていません。
というのも、家族であれ友達であれ、誰かと長く付き合うのは等しく大変だからです。
職場の人間関係、家族関係、恋人関係、夫婦関係、みなさんも大体失敗してますよね!あまり構え過ぎずにいれば良いのだと思います。
そういえば、中野区で地域活動に携わっていた高校生に
どうして地域活動に参加するの?もっと学校の友達と遊んだりしたくならない?
と聞いてみたことがありました。
高校生の回答は
同世代だけでいると価値観が偏る。地域にはいろんな人がいるから、そこで磨かれて生まれるものの方が本物っぽい気がする。
とのこと、ちょっとかっこいいなと思いました。
そんな視点を持っていると、むしろ地域の人間関係をたのしむことができるかもしれませんね。
ここまで話してなんですが、奥多摩には結構「ある」
奥多摩町の西隣にある山梨県丹波山村のイベントへ、車で遊びに行ったときのこと。
今日はどちらから来たんですか?
奥多摩町から来ました!!
あら!鉄道が通ってて羨ましい!!
そうなんです。
奥多摩町にはJRの鉄道駅がなんと4駅もあるんです。
本数も30分に1本程度ですが、実はこれって人口規模で考えたら少ない方じゃないみたいなんです。(奥多摩より人口が数倍多いまちでも、本数が1時間に1本程度の路線は結構あるらしい)
奥多摩便利ですよね!セブンイレブンもあるし!!
そうなんですよ。
奥多摩町の古里駅前にはセブンイレブンがあります。
せっかく田舎移住したつもりでいたのに、丹波山村の人からシティボーイの様に扱われ、少しアイデンティティが揺らいだりもしました。
ここまでの話をひっくり返してしまうようでなんですが、あくまでも奥多摩町は都心や郊外と比べれば「ない」まちということを、ひと言お断りしておきたいと思います。
移住してもうすぐ1年が経とうとしていますが、こっちに来てからは嘘みたいに楽しい毎日が続いていますよ。
皆さんもぜひ、遊びにきたり移住してきたりしてください。そして僕を家飲みに招待してください。
近隣に飲み屋が少ないこのまちで、僕はそんな友人を何人でも必要としていますからね。おしまい。
雪景色、雪かき、公共交通。奥多摩に移住してはじめての積雪経験で感じたこと。
こんにちは!2024年も気づけばもう2月!
ちょっと聞いてください。たまおは先週交通事故に遭いました!
イオンモールで買い物を済ませ、自宅までいつもの道を車で走っていたときのこと。
対向車両がセンターラインをはみ出し、逆走状態でこちらに向かってきます。
急いでハンドルを左に切って避けようとしたところ、「ガッ!!」とサイドミラー同士が接触しました。
「死ぬかと思った…」と安心したのも束の間、後方から「ドーン!!!」と衝突音が。
振り返ると、逆走車両と後続車両が正面衝突しています。
停車して現場に戻ると、逆走車両のドライバーは亡くなり、後続車両のドライバーは血だらけでした。ご冥福をお祈りいたします。
冒頭の余談が長い!!
さて、2024年2月5日は関東一円で雪が降りましたね。
奥多摩は都心部に比べて積雪量の多いイメージがありませんか?
僕たち自身も移住前から、雪が積もったら日常生活は送れるのかなど、奥多摩暮らしと雪のことが気になっていました。
雪景色、公共交通、雪かき…。今回の降雪経験を基に、いろいろな視点から「奥多摩暮らし」と「雪」をどう感じたのか書いてみたいと思います。
移住検討の参考になりましたら幸いです。
2月5日の大雪、そのとき僕は
2024年2月5日、僕と妻は東中野の友人宅で起床しました。前日に酒を飲みに行き、そのまま泊めてもらったのです。
せっかく都心へ出てきたのだからと、高円寺の「エリックサウス」でビリヤニを食べてから奥多摩に帰ることに。
本当は馴染みの「ウシータ」に行って”にせんべろ”(2千円で酒3杯とつまみ2品のセット)をしたかったのですが、午後から雪の予報が出ていたのでさすがに止めておきました。
見慣れぬ銀世界に心ときめく
12時頃に高円寺駅を出て、13時30分頃に青梅線川井駅付近の様子を電車内から映した動画がこちらです。
電車の車窓から見える景色は、家も山も白に染まりました。いつも見ている雄大な大自然と違って、神妙な美しさがあります。
続いてこちらは古里駅のホームで撮影した電車の映像。
すでにホーム上は数センチ単位で雪が積もっていましたが、まだまだ止む気配はありません。
きれいね~
きれいだね~
僕たち夫婦は埼玉県育ちのため、雪景色には慣れていません。
一面の銀世界をたのしめるなんて、とても素敵なまちに住めているのだと感じました。
みんなで協力した雪かき、そして浮き上がる境界線
綺麗な景色と反面、駅から家までの帰り道、雪で歩くのが危ないと感じる箇所が複数ありました。
これは困っちゃうね~
帰ったら雪かきしよう!!
いざ自宅に着いてみると、すでに家の前はきれいにされています。
おう!雪かきやっといたよ!!
以前に餅つきに誘ってくれたおっちゃんがほとんど一人でやってくれたあとでした…本当にありがたすぎる…。
おっちゃんからの愛を受けて、僕たちも成長していきます。家の前はする必要がなくなったので、近所の人が良く通る道を中心に雪かきしました。


結局、2月5日の夕方と、6日の朝とで2度雪かきすることに。
これまで話したこともないようなお姉さまから、
あそこの道、もう雪かきしといたよ!!
なんて話しかけてもらったりもした。
近所の皆さんで力を合わせた甲斐もあり、日常生活を送るには困らない程度に除雪できました。
一方で少し気になることもありました…。それは、近所付き合いにあまり積極的でないお宅に積もった雪のこと。
僕が暮らすエリアには、僕たち以外にも移住者の方々がいらっしゃいます。近所付き合いに積極的な世帯もあれば、引越しの挨拶をしないような世帯も。
後者のような家の周りは、近所の人たちも雪かきをしておらず、そのまま雪が綺麗に残ったままとなっていました。
交流がないと、どの程度助け合って良いのかわからないのだと思う
普段は意識することのなかった、近所付き合いをしている、していないという境界線が、雪を輪郭に一気に視覚化されたような印象を受けました。
公共交通の大敵は、まさかの竹
僕たちが奥多摩に帰ったおよそ2時間後、2月5日の16時頃に青梅~奥多摩間は運行を中止したようです。
その理由は「雪による倒竹(とうちく)」。倒木は聞いたことあるけれど、倒竹ってはじめて聞きました。
実際にこちらの画像(左中段のあたりが竹藪)を見ていただくわかりやすいと思います。

竹が雪の重みでぐにょりと曲がってしまっていますね。竹は中が空洞で、すぐに折れ曲がってしまうようです。
青梅線の運転再開は2月6日18時半頃を見込んでいるとのこと。
公共交通が脆弱で生活が困るかと言えば、そんな風にも感じませんでした。
なんとなく、地域の中で「雪じゃ仕方ないよね」という空気感が共有されている気がします。
例えば、妻はハローワークの認定日でしたが「訪問は後日で構いません」と言われたり。
英会話教室はわざわざ役場の職員さんから
先生の安全面も考慮して本日は中止です
と連絡がありました。飲食店の方々も「本日は休店」とSNSでツイートするのを見かけたり、小学校も休校したりしているそう。
地域全体がこんな雰囲気なので、雪予報が出たら事前に必要品を買い込み、自宅に籠城するとよいでしょう。
はじめての降雪経験、奥多摩暮らしをどう感じたか
良い面も悪い面も正直に書いてみましたが、僕は今回の降雪経験を通じて奥多摩暮らしをもっと魅力的に感じました!!
というのも、やっぱり雪景色は見ていて心惹かれるものがあるし、雪かきで身体を動かすことにも苦はありません。
近所の皆さんと一緒に雪かきをするのも「近所付き合い最高!!」と感じる僕たちにとってはまるで地域イベントのよう。
もっと良い雪かきグッズ揃えたいね
わかる。でかいプラ製のスコップほしい。
と話しているくらい。
ぜひ雪が溶け切らない綺麗な奥多摩にも、一度遊びにいらしてみてはいかがでしょうか。
そうそう、2月18日(日)に当サイトの管理人が奥多摩で苔を楽しむイベントを開催しますので、そちらへの参加もぜひよろしくお願いします!!

ということで、まだ雪も止みきってないホットな(物理的にクールだけども)タイミングで記事にとりまとめてみました。おしまい。
※僕たちが住んでいるのは奥多摩町でも比較的標高が低いエリアです。小河内など標高が高いエリアへの移住を検討されている場合、降雪の回数などが異なりますのでご留意ください。
奥多摩に移住してどれだけの地域交流があったのだろう(プレイバック2023)
新年あけましておめでとうございます。紅白かまぼこ大好きたまおです。
年末年始は飲み会が多くなりますね~!
僕も大晦日から1月4日にかけて、友達→友達→親族→幼馴染→両親と飲み会が続き、無事正月太りできました。
本格的な冬を迎える前に太るって、熊ですよ、熊!これで越冬も怖くありません。
みんなも、ちゃんと正月太りできたかな?
一緒にダイエットがんばりましょう…。
さて、今回は移住後の地域交流に関する記事となります。
昨年の暮れ、ご近所さんから
餅つきする?
と声をかけていただきました。
どうやらご近所さんの家では親族が年末に集まり、新年用の餅つきをするのだとか。
せっかくのお誘いなので餅つきに混ざったら、お餅を分けていただけました!

こうした近所付き合いって「移住生活っぽいな~」と感じたのをきっかけに、
こっちに来て、どんな地域交流があったっけ?
と、思い出してみることに。
僕自身、移住を検討したとき、地域の方との交流は気になるテーマのひとつでした。
地域の人と、どの程度関わるんだろう…
都心暮らしではあまり機会のない地域交流に、良くも悪くも不安を感じていたのが実際のところ。
そこで今回は2023年の振り返りとして、そんなことを記事にしてみようと思います。
移住検討の参考になりましたら幸いです。
総勢47名の方と交流できた!!
2023年4月~12月までの9か月間で交流した方々を数えてみたところ、47名の方々がいらっしゃいました!!
ほぼアイドルグループがつくれる人数!!
カウントの基準は、
町内で出会った方々
顔と名前を認識できていて、お会いすれば気さくに話しかけることができるような方々
としているので、二言三言話したことがあるくらいの方は含んでいません。
趣味・仕事・ご近所さんなど、いろいろな形の交流がありましたので、カテゴリごとに振り返ってみたいと思います。
趣味・ボランティア関係 18人
最も多かったのは趣味・ボランティアを通じて交流した方々です。
昨年はいろいろと新しいことにチャレンジしましたが、中には地域で開催される教室や集まりに参加したものも。
実際に参加したのは「町主催の英会話教室」や「コケ観察会」、「自然環境保全・整備」や「フードコートの清掃」など。
中でも英会話教室は週に1回の頻度で参加しているので、受講生の皆さんとは熱い絆を感じています。
噂では町主催の中国語教室もグルーブ感があるらしく、今後時間に余裕ができたらぜひ参加してみたいですね!!

それから2024年2月頃、奥多摩駅前に元々スーパーだった店舗を改装してフードコートがOPEN予定です!
先日、そのための清掃ボランティアに単発で参加してきました。
あまりの大変さに写真を撮り忘れてしまいましたが、清掃後にはボランティアスタッフのお疲れ飲み会を用意していただき、多くの方と交流する機会となりました!
今後も機会があれば、こうした活動にも参加していきたいです!!
ご近所関係 15人
都心のマンションでは隣の人の名前はおろか、顔も知らなかったのに、ご近所さんと15人も交流できたなんて驚きです。
引越しの挨拶を通じて交流するようになった方々、居酒屋で知り合った方々、よく話しかけてくれるおっちゃんなど…。
前述の餅つきのほか、山菜をいただいたり、ジビエをいただいたり、ご近所の皆さんには本当によくしていただきました。

人によっては「近所付き合いが多い=自治会活動などが活発?」と感じる方がいるかもしれません。
ところが、僕が2023年に参加した自治会活動は「一斉清掃」と「避難訓練」のみ。
自治総会なども、特別な役職等でなければ任意参加で構わないという雰囲気でした。
2024年はもっと地域に馴染みたいので、任意参加の活動にも顔を出してみようと思っています。
仕事関係 7人
仕事関係は想いのほか少ない結果となりました。
うち半分は、アルバイト先の配送センタースタッフの方々で、もう半分はコケをはじめるときに挨拶をさせていただいた観光業の方々です。
コケベースはSNSを不定期更新しているくらいで、まだまだ本腰を入れられていません…。
2024年は「コケの人」として、もっと町内の方々と積極的に交流していきます!(強い気持ち)
公的施設の職員 4人
奥多摩町には役場・文化会館・福祉会館・図書館など様々な公的施設があります。
そんな中で僕が交流できたのは、若者定住推進課の方々(異動された方も含む)。
移住前後、起業前後で若者定住推進課の方々には本当にお世話になりました!!
そして、奥多摩町は町の方針を定める「第6期長期総合計画」を現在策定中です。
今年は、役場職員と住民とで一緒にワークショップをするみたいなので、こうしたイベントに参加して地域交流がさらに拡がっていくといいなと思っています。

飲食・商店 3人
僕たち夫婦は外食が好きなので、ざっと町内の飲食店だけでも20か所は訪問したのですが、思ったより人数がふるいませんでした。
お店の方に話しかけるの緊張する…
そんな中で、少し身の上話などもできた皆さんには感謝しかありません…。
もっと気さくになりてえ!!
この反省を踏まえた2024年の目標は「キャッチーになる」こと。
僕たち夫婦は、揃って服装も地味だし、積極的に会話するのも不得意なので、飛び道具で現状を打破できないかと模索中。
現時点での最有力候補は「ゆるキャラの衣類を着る」というアイデアです。
たとえば、僕は中野区から移住してきたので「中野大好きナカノさん」のTシャツを着ることで、
もしかして、中野区にゆかりがありますか?
みたいな会話が生まれないかなと…。
書きながら思い直しましたが、さすがにこれは他力本願過ぎますね。
もういい年なんだし、自力でがんばりたいぜ。
地域交流の重要性を再考する
こうして振り返ってみると、「思いのほか地域にたくさんの知り合いができたんだな~」と感じることができました。
地域の人間関係ってわずらわしいものと考えられがちですが、僕自身は人生100年時代をたのしく生きる上ではとても重要なものだと考えているんですよね。
例えば、僕には定年退職済みで視覚障害を持つ父親がいます。
彼は仕事一筋でがんばってきましたが、もう職場に行くこともありませんし、電車を乗り継いで昔の友人に会いに行くことも難しくなってしまいました。
特にすることもなく、日に4回も散歩をして過ごしているのですが、先日一緒に地元の居酒屋に入ったら、
毎日散歩している人ですよね?
あそこの道って路駐が多くて歩きにくくないですか?
と、次々店員さんやお客さんに話しかけられて、ちょっとした人気者になっていました。
皆さん、町で毎日のように見かける父親のことをなんとなく気にかけていたみたいで、思わず話しかけてくださったようでした。
お店を出るころには「また話しましょう!」なんて声をかけてもらっていました。
何歳になっても、どんな状態でも、何かしらの役割が個々人に与えられるのが、地域の良いところだなって思っています。
仕事や趣味や友達と同じくらい、地域交流も重要な気がしてきませんか?
徒歩10分圏内で、食も職も娯楽も人間関係も、なんでもめちゃくちゃ楽しめる地域になったらいいな。おしまい。














