移住してダウンシフトに成功したから週間スケジュールを公開する

こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。

今回は、僕の週間スケジュールを公開してみようと思います。

さて、車のギアを1段下げるように、生活速度を減速することを意味する「ダウンシフト」。

もう少し細かく言えば「仕事中心の生活から、仕事・家庭・個人のバランスがとれた生活に切り替える」と表現できるかと思います。

そんな生活を目指して奥多摩に移住してきましたが、

結局お前はどんな生活してるんだ?

と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これまで移住生活の様子を断片的に記事にしてきたものの、週間スケジュールをまとめた記事は書けずにいました。

移住後しばらくは生活環境の変化が大きくて…。

ここ3か月くらいでようやく生活スタイルが固まってきたので、リアルな生活の様子をまとめてみました。

僕の週間スケジュールはこんな感じ

移住後

ここ数か月間は、だいたいこんな感じで過ごしています。

大きく5つに色分けしてみました。

オレンジ:バイト
みどり:身支度・食事
あお:睡眠
しろ:自由

ピンク:居酒屋

以下、補足含めて各項目を簡単に解説します。

バイト:バイトAは早朝の配送センターでの肉体労働。バイトBは小学校の放課後居場所づくり事業。週当たりのバイトは合わせて21時間。(近所なので通勤時間はほぼなし)

身支度・食事:食事は夫婦で時間のある方がつくる。土日は外食や飲みに行くことが多い。

睡眠:就寝は早い。

自由:個人の仕事、趣味、昼寝など。

居酒屋:奥多摩駅で飲んだり、中野や高円寺で飲んだり。

このスケジュールを見て、

思ったより忙しそう!

朝風呂好きだな!

と、感想は人それぞれにあることでしょう!

個人的には移住前と比べて「なんて健康的な生活になったもんだ…」と感動が止みません!

移住前

移住前の生活を振り返るとこんな感じ。

この頃は、東京都中野区に住みながら、池袋の会社に勤めていました。

唖然…

見比べるとわかりますが、

固定の就労時間:通勤を含めて週55時間→週21時間まで減少

朝風呂:週5朝シャワー、週2朝風呂→週7朝風呂に増加

食事:コンビニ飯や外食中心→夫婦で力を合わせて自炊率約9割まで増加

居酒屋:週6程度→週1~2日へ減少

自由:ほぼない→ほとんど自由時間

ダウンシフトの目的である「仕事中心の生活→仕事・家庭・個人のバランスがとれた生活」への切り替えは成功と言えそうです!

「自由」な時間ばかりの生活のリアル

「ダウンシフト」と「スローライフ」はイコールではない

見てのとおり、僕の生活には「自由」な時間がたくさんあります。

では、

ダウンシフトに成功して、のんびりスローライフを送っているの?

と問われると、そういうわけではありません。

僕はダウンシフトに成功して増加した「自由」な時間のほとんどを、

①「個人の仕事」
②「趣味」
③「昼寝」

の3つに充てています。

僕にとって「個人の仕事」と「趣味」は、結局のところ「まちづくり」的な活動。

まちなかを巡ったり、知り合いを増やしたり、人と意見を交換したり、地域活動を企画したり、地域グッズをつくったり…。

「自由」な時間を使って、思う存分にこうした活動に取り組んでいます。(「昼寝」で体力調整しながら)

どのような生活を送るかは人それぞれですが、僕の場合は「ダウンシフト」=「スローライフ」とは異なりました。

お金があまっていても、まちづくり活動に精を出すタイプの人間なので、スローライフとは生涯無縁なのかもしれません。

お金は大丈夫…?

そんな風に好き勝手生活していて、

お金は大丈夫なの…?

と疑問の声も聞こえてきそうです。

僕は収入の半分をバイトから、もう半分を「個人の仕事」から得ることで生活基盤づくりに取り組んできました。

正直なところ、移住1年目はマイナス収支が続いていましたが、移住2年目は生活が安定してきました。

むしろ自由に使えるお金は、都内で会社員していた頃と大差ないかもしれません。

都内会社員時代は、家賃・税金・社会保険料がとにかく高かった…。

生活が安定してきた理由は、「個人の仕事」がそれなりに増えてきたから。

僕はマネタイズがとても苦手で、お金にならないことを、むしろ自腹を切ってやることが多くあります。

それらがなんとなく形になって「個人の仕事」としてのチャンネルに変わってきているから不思議なものです。

今後生活スタイルはどうなっていくか

現状の生活スタイルも、またどんどんと変化していくだろう思っています。

取り急ぎの問題点としては、

週に4日間、固定でバイトが入っていること

「まちづくり」的な活動が好きな僕にとって、地域でのバイトを通じて紡いだ人間関係はとても貴重な財産です。

しかし、スケジュールが固定されていることを理由にフットワークが重くなり、新しい仕事のチャンスを逃す未来が容易に想像できます。

せっかく紡いだ人間関係を大切にしながらも、よりフットワーク軽く動ける生活スタイルに改変していく必要性を感じています。

この生活スタイルに再現性はあるのか

多くの方が同じように実践できる生活スタイルだと思う

僕が本サイトを通じて実現したいことのひとつが「現代社会をゆるく自由に生きるための方法論の確立」です。

そのため、ただ単に、

僕は移住して「自由」な時間たっぷりに暮らしてます~!

とアピールするだけでなく、同じような生活に憧れる方が、同じような状況を再現できるかどうかが重要だと考えています。

その視座から検討した結果、僕が実践するダウンシフト生活は「多くの方が同じように実践できる生活スタイルだと思う」というのが結論です。

ただ、あくまでも「全ての方」ではなく、「多くの方」です。

特別なスキルが必要等の話ではありませんので安心してください。

再現性を高めるための4つの条件

本記事に掲げた生活の再現性を高めるためには、以下の4つが条件として重要な気がします。

①都心を離れることに抵抗がないこと
②扶養義務がないこと
③週3~4程度のバイトを継続できる心身の健康を有していること
④「個人の仕事」を何らかしてみたいと考えていること

①について:僕の生活拠点は、奥多摩町が移住者用に建てた家賃3万円の住宅です。これが都心のように家賃6万円や8万円になると、家賃のために多くの時間を仕事に充てる必要が生じます。地方に行くほど低価な賃貸はありますし、東京都内でも八王子や奥多摩等、家賃5万円を切るような賃貸があるため、都心を離れて家賃を下げることが重要です。

②について:子供や親の介護など、扶養義務のある場合は仕事への責任感なども変わってくると思います。この場合は、僕ほど悠長に生活を送るのは難しいかもしれません。

③について:「個人の仕事」が安定するまでは、週3~4程度でバイトをすることで生活基盤を安定させることができます。最低限この程度は、組織に勤めて就労する心身の健康が必要だと思います。

④について:バイトによる収入だけでは、加齢とともに生活がジリ貧になっていく可能性もあります。その点、「個人の仕事」も並行して走らせておくと、人生設計が開けやすいと思います。「自由」な時間が増えた分、ものを作って売る、技能を売るなど、何かしら自分で仕事を作ってみると良いと思います。また、そうして個人事業を営んだ方が、購入品を経費計上できるなど、生活上のメリットも大きくなります。

以上が、再現性を高めるための4つの条件です。

これら4つであれば、比較的「多くの方」が該当するのではないでしょうか。

「物価高」が続く社会の中での自衛手段として

2020年以降、様々な商品の物価高騰が続いていますね。

誰もが金銭的に余裕を持っているわけでなく、生活が逼迫していたり、徐々に心身が蝕まれている方もいるのではないでしょうか。

本ブログで提案したいのは、そうした社会の中でも、ゆるく自由に生きるための方法論です。

何も特別なキャリアや技能を持ち合わせていない僕が、こうしてダウンシフトに成功しているという事実は、多くの方にとってもこの方法論が有効であるという証明になると思います。

この記事が、移住やダウンシフトを検討する方の背中を押すことにつながるとうれしいです。おしまい。

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