こんにちは!
この記事では奥多摩町内のカフェや居酒屋を紹介しつつ、移住生活をはじめた僕にとってのメンターみたいな頼れる方々を紹介したいと思います。
メンターとは、悩み事や相談事に対してアイデアやアドバイスをくれたりする先輩みたいな人のこと。
奥多摩町にはいくつも飲食店がありますが、3つのお店のマスターが僕にとってはそんな頼れる存在です。
日々感謝!!
移住先を決めるうえで、身近に相談できる人がいるかどうかって、重要なことの1つじゃないでしょうか。
実際、いざ引越すと日々の暮らしのなかで「誰かに意見を聞きたいな」と思うこともしばしば。
本記事で紹介する方々は、カフェや居酒屋を営んでいらっしゃるので、営業日にお店を訪問すればお話しする機会を得やすいかと思います。
というわけで、僕がこの町で頼りにしているマスターたちと、そのお店の魅力をご紹介していきたいと思います。
鳩ノ巣駅「KIKORI CAFE TOKYO」
お店のSNS:https://www.instagram.com/kikori_cafe_tokyo/
営業日:10時~17時(不定休)
こちらは鳩ノ巣駅から徒歩3分にあるカフェ。2023年7月にオープンしました。
元々こちらの物件は、マスターのお父様がギャラリーを営まれていたそう。お父様が亡くなったのち、カフェに改装して営業を開始されたのだそうです。
マスターは本当に手先が器用な方で、カフェの内装・外装ともにご自身でDIYしたり、各種イラストをご自身で描かれたり。
店内のものを指さして、
これってどうしたんですか?
と聞くと大抵、
自分でつくったよ~!
と返ってきてびっくりします。
(なんでもできるひとだ…)
木の温もりが感じられる店内は、どこから撮影してもインスタ映えすること間違いなし。ウェディングフォトの撮影依頼もあったそうです。
僕はハムチーズサンドイッチとホットコーヒーをよく注文します。
マスターは大変気さくな方で、会話しているとポジティブで明るい気持ちになれます。
また、現在「KIKORI CAFE TOKYO」さんではコケグッズを取り扱っていただいています。
僕がコケグッズ開発に取り組んでいることを知ったマスターが
コケいいじゃん!お店で売っちゃう!?
と話してくださったのがきっかけでした。
コケグッズを開発したものの、販売場所がないことに困っていたので渡りに船状態。
ぜひよろしくお願いします!!
と2つ返事でお願いしました。
店内に飾るポップの文章について相談すると、
バイブス高めの言葉を載せれば、きっと伝わるよ!
となんともザックリした助言をいただき、それが逆にありがたいとも感じました。
そんなこんなで、今では雑談だけでなく、仕事のことや商品のことなど様々な相談に乗っていただいています。
鳩ノ巣駅「酒処 雲仙」
お店のSNS:https://twitter.com/wh_wb8tz
営業日:17時~22時(月・火定休)
こちらは鳩ノ巣駅から徒歩3分にある居酒屋さん。マスターは隣接した雲仙屋という民宿と併せてこちらの居酒屋も営業されています。
勝手にお店の自慢をしますが、
マスターが日本全国津々浦々から集めた焼酎の数がすごい!!
マスターお勧めの焼酎を飲んで、「おいしかった!」とSNSに投稿すると、高確率で焼酎オタク(中野駅「中野スタンド酒場」の店主)が反応してくれます。
また、気になる焼酎があったら質問すると、特徴やお勧めの飲み方まで教えてくださいます。
焼酎のほかにも、生ビールや日本酒、サワーといった各種ドリンクが揃っているので、焼酎が苦手でも楽しめると思います!
フードは焼魚と缶詰が中心。缶詰をおいしく食べれるようにひと手間加えて提供してくれるのも嬉しいところです。
「めんツナかんかん」にはクラッカーが添えられていた
マスターは温厚そうな外見そのままに、とても穏やかで優しい方です。
観光協会の中心的な存在でもあり、民宿を営む中で町の観光について様々に考えてきたことが会話の端々から伝わります。
奥多摩って道の駅とかつくらないんですか?
など、観光について気になることを聞くと、
これまでにも議論はされているんだけど、土地の取得で・・・といったことがあったんだよ
と、これまでの町のことを説明くださったりして、情報収集癖のある僕としては大変ありがたいかぎりです。
冬は降雪が心配だなあ~
と、初めて迎える奥多摩の冬に不安を感じていたときは、
これ、平成26年のときの大雪の画像だよ
と当時の写真を見せてくれ、どんな風に対策したらよいかなどライフハックを教えてくださいました。
おいしいお酒のこと、町の歴史、観光のことなど、お酒片手にたくさんのことを教えていただいています!!
白丸駅「しろまるカフェ」
お店のSNS:https://twitter.com/shiromarucafe
営業日:13時~20時(毎週火曜・満月の日のみ営業)
最後に紹介するのは、白丸駅から徒歩4分にある「しろまるカフェ」さん。
マスターは「グラビティ奥多摩ベース」でカヤック講師をしており、毎週火曜日と満月の日だけ、カフェ営業もしていらっしゃいます。
お店は白丸湖を眺望できる最高なロケーションで、秋には紅葉と湖のコントラストも楽しめます。
小腹が空いたら、マスターおすすめの具材を詰め込んだホットサンドや、長年にわたり研究し続けているバナナケーキも注文可能。
お店はブックカフェとしてたくさんの本が並んでおり、自由に手に取って読むことができます。
読書好きのマスターが、地域の本好きにお声がけをして「ワンダース文庫」(おひとりに1つ棚を用意し、12冊の本を並べてもらう)を設置するなど、地域を巻き込んだ楽しい取り組みもされています。
ブックカフェって静かに読書しないといけないの?
と思うかもしれませんが、まったくそんなことはありません。
マスターからも
普段はどんな本を読むんですか?
など話題を提供してくださいます。
もうね、とにかくマスターが聞き上手なんですよ。なんていうか、思考を次々に引き出すような対話をしてくれます。
僕はあまり自分自身の考えを長尺で話すタイプではないのですが(なぜなら、言葉数が多くなるとネガティブな言動や批判的な言動が多くなることを自覚しているから)、マスターとはついつい話込んでしまう傾向にあるようです。
最初はそんな自分が恥ずかしく、へこんだりもしましたが
こういう自分に出会わせてもらえるのってありがたいかも…
と、むしろ最近では恥を省みず積極的に自分のことを話すようになりました。
また、読書家かつ環境保全やまちづくりに取り組み続けているマスターとの会話には気づきも多く、話しているだけで自分自身もアップデートされていくような感覚があります。
混雑具合を見ながらではありますが、あっという間に2時間くらいは経ってしまう。時間を忘れて対話をたのしむことができるお店です。
まだ見ぬ出会いがこの町にはある
今回は、僕自身が頼りにしている方々が営んでいるお店として「KIKORI CAFE TOKYO」「酒処 雲仙」「しろまるカフェ」の3店を紹介しました。
こうしたお店の方とお客さんとの関係性は、ほかの場所でも様々に存在しているようです。
例えば、奥多摩駅近くの食事処「ヤナギコージ」さん。こちらのお店は「奥多摩偽観光協会」の皆さんと蜜月な関係にあることがSNS上のやりとりからわかります。
奥多摩移住者の菅原さんが執筆した「自分の地域をつくる ワーク・ライフ・プレイミックス」を読むと、著者にとっては鳩ノ巣駅の「カフェ山鳩」がそうしたお店であることが伝わってきます。
出会いの可能性が、この町にはたくさんある!!
あなたもぜひ奥多摩町で地域の人と、素敵なご縁を紡いでみてはいかがでしょうか。
というか、こうして魅力的な人がたくさんいるんだから、もっと人の魅力をPRしていっても良いよね。
言わずもがな、僕へのご相談も大歓迎です!おしまい。
※お店の人に話しかけるときは「マスターが忙しそうじゃないか」など、くれぐれも混雑具合を見ながらにしましょう