30歳、移住してダウンシフト生活はじめました。
新宿から電車で約2時間、東京都最西端のまち。
そんな奥多摩町に移住して、暮らしの様子や観光・グルメ情報などを発信しています。
とても素敵なまちなので、本ブログを見て興味を持ったら、ぜひ一度遊びにいらしてください。
本サイトのマスコット、輪郭が奥多摩のたまおです!
30歳、移住してダウンシフト生活はじめました。
新宿から電車で約2時間、東京都最西端のまち。
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新年あけましておめでとうございます。紅白かまぼこ大好きたまおです。
年末年始は飲み会が多くなりますね~!
僕も大晦日から1月4日にかけて、友達→友達→親族→幼馴染→両親と飲み会が続き、無事正月太りできました。
本格的な冬を迎える前に太るって、熊ですよ、熊!これで越冬も怖くありません。
みんなも、ちゃんと正月太りできたかな?
一緒にダイエットがんばりましょう…。
さて、今回は移住後の地域交流に関する記事となります。
昨年の暮れ、ご近所さんから
餅つきする?
と声をかけていただきました。
どうやらご近所さんの家では親族が年末に集まり、新年用の餅つきをするのだとか。
せっかくのお誘いなので餅つきに混ざったら、お餅を分けていただけました!

こうした近所付き合いって「移住生活っぽいな~」と感じたのをきっかけに、
こっちに来て、どんな地域交流があったっけ?
と、思い出してみることに。
僕自身、移住を検討したとき、地域の方との交流は気になるテーマのひとつでした。
地域の人と、どの程度関わるんだろう…
都心暮らしではあまり機会のない地域交流に、良くも悪くも不安を感じていたのが実際のところ。
そこで今回は2023年の振り返りとして、そんなことを記事にしてみようと思います。
移住検討の参考になりましたら幸いです。
2023年4月~12月までの9か月間で交流した方々を数えてみたところ、47名の方々がいらっしゃいました!!
ほぼアイドルグループがつくれる人数!!
カウントの基準は、
町内で出会った方々
顔と名前を認識できていて、お会いすれば気さくに話しかけることができるような方々
としているので、二言三言話したことがあるくらいの方は含んでいません。
趣味・仕事・ご近所さんなど、いろいろな形の交流がありましたので、カテゴリごとに振り返ってみたいと思います。
最も多かったのは趣味・ボランティアを通じて交流した方々です。
昨年はいろいろと新しいことにチャレンジしましたが、中には地域で開催される教室や集まりに参加したものも。
実際に参加したのは「町主催の英会話教室」や「コケ観察会」、「自然環境保全・整備」や「フードコートの清掃」など。
中でも英会話教室は週に1回の頻度で参加しているので、受講生の皆さんとは熱い絆を感じています。
噂では町主催の中国語教室もグルーブ感があるらしく、今後時間に余裕ができたらぜひ参加してみたいですね!!

それから2024年2月頃、奥多摩駅前に元々スーパーだった店舗を改装してフードコートがOPEN予定です!
先日、そのための清掃ボランティアに単発で参加してきました。
あまりの大変さに写真を撮り忘れてしまいましたが、清掃後にはボランティアスタッフのお疲れ飲み会を用意していただき、多くの方と交流する機会となりました!
今後も機会があれば、こうした活動にも参加していきたいです!!
都心のマンションでは隣の人の名前はおろか、顔も知らなかったのに、ご近所さんと15人も交流できたなんて驚きです。
引越しの挨拶を通じて交流するようになった方々、居酒屋で知り合った方々、よく話しかけてくれるおっちゃんなど…。
前述の餅つきのほか、山菜をいただいたり、ジビエをいただいたり、ご近所の皆さんには本当によくしていただきました。

人によっては「近所付き合いが多い=自治会活動などが活発?」と感じる方がいるかもしれません。
ところが、僕が2023年に参加した自治会活動は「一斉清掃」と「避難訓練」のみ。
自治総会なども、特別な役職等でなければ任意参加で構わないという雰囲気でした。
2024年はもっと地域に馴染みたいので、任意参加の活動にも顔を出してみようと思っています。
仕事関係は想いのほか少ない結果となりました。
うち半分は、アルバイト先の配送センタースタッフの方々で、もう半分はコケをはじめるときに挨拶をさせていただいた観光業の方々です。
コケベースはSNSを不定期更新しているくらいで、まだまだ本腰を入れられていません…。
2024年は「コケの人」として、もっと町内の方々と積極的に交流していきます!(強い気持ち)
奥多摩町には役場・文化会館・福祉会館・図書館など様々な公的施設があります。
そんな中で僕が交流できたのは、若者定住推進課の方々(異動された方も含む)。
移住前後、起業前後で若者定住推進課の方々には本当にお世話になりました!!
そして、奥多摩町は町の方針を定める「第6期長期総合計画」を現在策定中です。
今年は、役場職員と住民とで一緒にワークショップをするみたいなので、こうしたイベントに参加して地域交流がさらに拡がっていくといいなと思っています。

僕たち夫婦は外食が好きなので、ざっと町内の飲食店だけでも20か所は訪問したのですが、思ったより人数がふるいませんでした。
お店の方に話しかけるの緊張する…
そんな中で、少し身の上話などもできた皆さんには感謝しかありません…。
もっと気さくになりてえ!!
この反省を踏まえた2024年の目標は「キャッチーになる」こと。
僕たち夫婦は、揃って服装も地味だし、積極的に会話するのも不得意なので、飛び道具で現状を打破できないかと模索中。
現時点での最有力候補は「ゆるキャラの衣類を着る」というアイデアです。
たとえば、僕は中野区から移住してきたので「中野大好きナカノさん」のTシャツを着ることで、
もしかして、中野区にゆかりがありますか?
みたいな会話が生まれないかなと…。
書きながら思い直しましたが、さすがにこれは他力本願過ぎますね。
もういい年なんだし、自力でがんばりたいぜ。
こうして振り返ってみると、「思いのほか地域にたくさんの知り合いができたんだな~」と感じることができました。
地域の人間関係ってわずらわしいものと考えられがちですが、僕自身は人生100年時代をたのしく生きる上ではとても重要なものだと考えているんですよね。
例えば、僕には定年退職済みで視覚障害を持つ父親がいます。
彼は仕事一筋でがんばってきましたが、もう職場に行くこともありませんし、電車を乗り継いで昔の友人に会いに行くことも難しくなってしまいました。
特にすることもなく、日に4回も散歩をして過ごしているのですが、先日一緒に地元の居酒屋に入ったら、
毎日散歩している人ですよね?
あそこの道って路駐が多くて歩きにくくないですか?
と、次々店員さんやお客さんに話しかけられて、ちょっとした人気者になっていました。
皆さん、町で毎日のように見かける父親のことをなんとなく気にかけていたみたいで、思わず話しかけてくださったようでした。
お店を出るころには「また話しましょう!」なんて声をかけてもらっていました。
何歳になっても、どんな状態でも、何かしらの役割が個々人に与えられるのが、地域の良いところだなって思っています。
仕事や趣味や友達と同じくらい、地域交流も重要な気がしてきませんか?
徒歩10分圏内で、食も職も娯楽も人間関係も、なんでもめちゃくちゃ楽しめる地域になったらいいな。おしまい。
こんにちは!ガタイがいいのに文化人ぶってるたまおです。
最近飲みの席ではじめて会った人に「普段どんなことをしているの?」と聞かれたので答えたら、「もう少しがんばったら?」と言われました!わあっ!
さて、会社員時代の僕を知る人の中には、
あいつ奥多摩に行ってから、生活費はどうしてるんだ?
と疑問に感じている人がいるかもしれません。
今日はそのへんのところを実際どうしているのか、つまびらかに話してみたいと思います。
結論から言うと最近早朝の時間を使ってバイトをはじめました!
学生以来のアルバイト…どうなることかと不安がいっぱいでした。
東京最西端の地で、31歳既婚男性が心新たにアルバイトへと挑戦する生き様は込み上げてくるものがありますな!
奥多摩暮らしは君にもできる!
まずは僕の収支がどうなっているかを簡潔に話しておきましょう。
これまで生活費記事に書いたとおり、月の支出はおおむね15万円程度で落ち着いてきました。
これに対して、現状イトマニア(個人事業)での収入は月10万円程度となっています。
そのため、ここ数か月は毎月5万円程度を資産から切り崩して生活費を補填していました。
目標は、個人事業の売上だけで生活費をまかなうことですが、仕事は時の運もあったりするはず。
現時点での目標達成は難しいと諦め、毎月5万の不足分はアルバイトでなんとかすることにしました。
むしろ独立初年度なのにある程度売上あるなんてすごいよ!!
人生時には、戦略的撤退も必要です。
そろそろバイトでもしなよ
と9月頃から妻には詰められていましたが、
は!?求人見てるから
と、必死に抵抗します。
長期のアルバイトなんて22歳の頃から実に9年ぶりですよ!暖機運転は必要でしょうが!
さて、求人を眺めながら悩んだポイントは大きく以下の3点くらいでしょうか。
①個人事業の足枷にならない仕事がいい。もしくは、個人事業にもつながる仕事がいい。
②奥多摩町内の仕事がしたい。もしくは、奥多摩町内の仕事は控えたい。
③どんなやりがいを見出せるか。
①は、例えば観光関連でアルバイトすれば、コケ活動とのコラボもありえるかなとか考えました。
でも、観光関連は土日の就労がメインとなるので、この時間をアルバイトに使うとそもそもコケ活動が手に付かなくなる可能性もあると思いました。
②は、奥多摩町で住みはじめて、各業界で「人手不足」ということを耳にしていました。
できれば町内で働いて町の力になりたいという思いがある一方、もしも職場でトラブルがあったときなどに地域関係が気まずくなるかもという不安も抱えていました。
③は、全ての仕事に通じることですよね。アルバイトに時間を割くことに、どんな意味を見出せるか。
そんなこんなで、しばらくは求人サイトを眺める日々が続きます。
11月に入って、ついに1件応募します。
もともと新しくバイトを始めるなら12月頃からという考えがありました。
というのも、今年は会社員時代の収入があったので、今後の働き方を考えてもこれ以上給与収入は増やしたくないという事情が…。
満を持して応募した求人は、歩いていける距離にある公共施設の清掃バイト。週3日、1日7時間、時給1,120円。
この条件だと月額9万5千円くらいの給与。自分も日頃から利用する施設なので綺麗にしたいのと、施設利用者さんと近所付き合いができるかもと期待しました。
結果は、
メールも電話も帰ってこない…
会社で求人などを担当している妻曰く、
不採用の人には何もリアクションしない企業は普通にあるよ
とのこと。
合否すら伝えてもらえないなんて…
こうして、僕の公共施設清掃ライフは幕を閉じました。
今度は物流センターの早朝仕分けバイトに申し込みます。週4日、早朝3時間半、時給1,300円という条件。
この条件だと月額7万2千円くらいの給与。朝5時起きと早いものの、9時には終われるので、個人事業にも影響はありません。身体を動かせるので運動不足にも良いだろうと、条件面にはかなり魅力を感じていました。
一方で、私生活とは切っても切り離せないのが物流業界。
こちらに引越してきてからもひっきりなしにお世話になっています。
バイトに入って気まずい辞め方でもしたら、
通販とか頼みづらくなる…
という不安から応募に躊躇してしまいます。
まあでも、
寝坊しなければいけるっしょ!!!
と前向きに考えなおし、「この町の物流は俺が守る!!」という意気込みで応募しました。
そして、トントン拍子で話が進み、当日中に採用。翌日から出勤が決まりました。
朝5時起床。着替えて、顔を洗って、歯磨きをして、1.5kmの通勤路は健康のためにジョギングで向かいます。
(文章を書きながら、昔クレヨンしんちゃんのEDに使われていたこの曲を思い出した)
物流センターに着くと大量の荷物があるので、それを地区ごとに指定されたスペースへと運びます。
「うわあああ!でっけええええ!」
「めちゃくちゃ重い!」
「この地区、荷物多すぎぃぃいい!!」
叫びたくなる瞬間も多々ありますが、なるべく早くこれを終わらせるために黙々と運びます。
次に、地区ごとに振り分けた荷物をテトリスのようにトラックの荷台へと積み込んで、あっという間に退勤です。
アルバイト初日は帰宅後、4時間の昼寝、腕プルプルの筋肉痛、腰に謎の痛みを発症と散々な目に遭いました。
1週間も続けた頃には身体も慣れてきたのか、次第に身体が楽になってきました!!
職場のみなさんも気が良い方ばかりで、朝早いものの憂鬱になることなく通うことができています。
何より、翌日にアルバイトがある日は朝も早いので、飲み会などへの参加を控えるようになりました。
無駄酒を控えられるし、身体も動かせるし、ストレスもないしで、日に日に健康になっていく実感がすごいです。

僕はガタイがいいのに、力仕事に就いたことがありませんでした。
だから何というか、配送センターって「体育会系のノリが強いのではないか!?」という一抹の不安を抱いていたんです。
全然そんなことなくて、皆さん優しくてユーモアもあって、気のいい人たちばかりで本当に良かった…。
しかも帰り道、こんな雄大な自然を眺めながら帰れるんですよ。働いた日は、朝から清々しい気持ちになれます。

お金をもらいながらできるダイエットのつもりで通えているし、このまま継続して身体を絞ってイケてるおじさんになれたらいいな。
結局さ、ダイエットの道は継続して身体を動かす何かを見つける他にないんだ。サラダチキンばっかり食べたくないもんね。
みんなも奥多摩に来て一緒に配送センターで働いて健康を極めようよ。おしまい。
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。
今年の世相を表す漢字は「税」になりましたね!
働けど増えない給料、負担が増える税金。そんな中で、都心での仕事中心の生活を脱却して地方に移住する人が、これからどんどん増えるのでは?とニュースを見て感じてしまいました。
奥多摩での生活は、仕事・家庭・個人の時間のバランスが取れてとても充実していますよ!!
さて、今回はコミュニティづくりのお話をしたいと思います。
ところで、僕は地域活動大好き人間です!!!
会社員時代にまちづくりに携わる仕事をしていた経験を生かして、中野区では若者会議に参加したり、観光レポーターをしたり、あれこれしたりと楽しく地域活動に取り組んでいました。
奥多摩に移住してきてから今日まではコケ活動に精を出してきましたが、次なる野望は、
コミュニティづくりしてみたい!!
です。
そして妻も、
わかる~
と同意している様子。
夫婦そろってコミュニティづくりに興味がわいています!!
それもそのはず、中野区には東中野五丁目小滝町会というすてきなコミュニティがあって、夫婦二人でこうした方々に憧れを抱いていました。
そこで、時間もあることだし「憧れるだけでなく自分たちもやってみよう!」と、夫婦でプレ的にコミュニティづくりをはじめてみました。
せっかくならば、誰かの役に立てたらいいと、自分たちの経験も踏まえた活動にしていきたいと考えています。
目次
名称について妻とアレコレ議論した結果、「おくたま探検隊」に決定!!
探検をするつもりは特にありませんが、楽しそうなのでこの名称に決まりました。
理由は後述しますが、このコミュニティとして大事にしていきたい点は大きく3つあります。
①町内外から気軽に参加できること
②奥多摩の魅力を感じられる体験ができること
③ゆるく過ごせること
マスコットキャラクターは1分で描いたオリジナルゆるキャラの「オクタマーニャ」です。

顔が奥多摩町、身体が東京都の形をしており、コンセプト的にチーバくんがライバルにあたります。
「おくたま探検隊」はTwitterもしているので、ぜひその動向も見守ってください。
まだ1回しか活動していないのですが、活動内容は至ってシンプル。
いつも自分たちが町内でしていることに、
誰でも混ざっていいよ!!
というだけ。
第1回は焚き火をしました!第2回も焚き火をする予定です!
今後はハイキングとか、奥多摩の飲食店に行くとか、自然観察会をするとか、どんどん活動が拡がっていくかもしれません。
僕も妻も出不精で飽きっぽいのですが、とりあえずは月に1回程度活動していきたいと思っています。


ちなみに、1回目分のフライヤーは僕が製作、2回目分は妻が製作。妻のクオリティが圧倒的に高いです。
「おくたま探検隊」は自分たちの経験も踏まえ、誰かの役に立つコミュニティになったらと考えています。
というのも、僕たちは移住を検討するタイミングで「地域の人たちと関わってみたいな~」と感じることが度々ありました。
「地域活動はどんな感じ?」「買い物はどうしてる?」「車は必要?」「雪は大変?」「夜道は怖くない?」
どなたか知り合いが奥多摩に住んでいれば話を聞くこともできますが、あいにく知り合いはゼロ。
それでも、観光ついでに利用させていただいた「きよかわゲストハウス」のオーナーさんに色々と話を伺うことができ、移住生活の具体的なイメージを持つことができたのはラッキーだったと思っています!!(きよかわゲストハウスさんは夜間にBAR営業をされており、スタッフさんらとお話できることがある!)
実際に奥多摩で生活してからは「あそこのお店に行けば○○さんが話を聞いてくれる」とか「こういうイベントに参加すれば話が聞ける」とか、思い当たる節もありますが、町の外側からだとわかりづらいというのが正直な感想…
「もっと気軽に、奥多摩の生活の様子について聞けるコミュニティがあれば」と感じていました。
だからこそ町内外の方が気楽に参加できるコミュニティにしていきたと思っています。
奥多摩移住のきっかけとなった出来事は多々ありますが、そのうちの1つが「焚き火」です。
都心の生活に疲れきった頃にYouTubeで見たキャンプ動画、大自然の中で焚き火をする姿に心を惹かれました。
焚き火がしたい…
仕事が年末年始の休暇に入ったタイミングで「焚き火をするぞ!!」とGoogleで調べます。
「焚き火 中野」「焚き火 東京」「焚き火 道具」
…そもそも、都心に焚き火をできるスポットってほとんど存在しないんですよね。
焚き火ができる施設も見つかりましたが、年末年始はどこも冬季休業期間。ようやくたどり着いた情報が、青梅駅の釜ヶ淵公園でした。
新年早々、新宿のAlpenで焚き火台、焚き火シート、火ばさみ、モーラナイフ、火吹き棒、薪などを購入し、重い荷物を抱えて中央線に乗り込みます。

この体験を通じて焚き火にハマり、青梅線を西へと進んで奥多摩を頻繁に訪れるようになりました。
このとき痛感したのは、
初心者にとって焚き火のハードルが高い!!
ということ。
必要な道具は?どこならできる?荷物はどう運ぶ?せっかく道具を揃えても、飽きたらどうしようという不安。
その困難さの反面、一度ハマれば奥多摩に定期的に通うことにもなりうるんですよね。
だからこそ、奥多摩の魅力を味わえるような活動をしていきたいと思っています。
過去に「江古田まめちしき交換所」という地域活動に参加したことがあります。

これは中野区の江古田地域で開催されたもので、参加者が会場に行ってガチャポンを回すと、地域の豆知識が1つ書かれた紙が出てくるというイベント。
僕が引いたガチャガチャには「マルマンストアでたまに売っているタコのから揚げはおいしい」と書いてありました。
あまりのゆるさにビックリしましたが、このくらい気負わずにやっている活動も、「主催側も参加側も気楽でありかもしれないな~」と感じました。
だからこそ、意識的にゆるくありたいな~と思っています。
(ちなみにこちらの主催が「江古田探検隊」さんという名前です。リスペクトしています。)
カフェでも、飲み屋でも、イベントでも、定期的に混ざれるコミュニティがあると嬉しいですよね。
この活動に需要があるのかわかりませんが、東京最西端のまちで、そんな門戸を開いておくことができたら、いつか誰かの役に立つかもしれないと思っています。(あと純粋に、一緒に楽しめる仲間がほしい!!)
焚き火に興味を持った人、奥多摩移住に興味がある人、都心の生活に疲れ気味の人、僕たち夫婦と遊びたい人、どんな理由でも構わないので、気が向いたらいらしてください!!
何事も、節度を持って楽しめるといいよね。おしまい。
こんにちは!奥多摩移住ダウンシフターのたまおです。
生活費公開も第6回目!かれこれ記録を付け始めて半年が経ちました。
これまでは月をまたいですぐに記事を公開していましたが、最近は遅れ気味。
ちょっと気持ちがたるんできているやで…
ところが先日、都の職員から移住生活に関するインタビューを受ける機会がありました。
移住を決める際に苦労したことはなんですか?
移住生活のリアルな声が集めづらかったです!生活費のこととか…
なるほど…それでお金のことなどもリアルにホームページで公表しているんですね
…はい!!(…そういえば、そうだった気がする!!)
なぜホームページで自身の生活費を公開しているのか、理由をすっかり忘れていました。
移住を検討する人の参考になるように包み隠さず公表することにしたんだった!大義のためならなんでもやります!!
ということで、10月の支出を細かく確認してみましょう。
※これまでの生活費に関する記事はこちら
目次
参考となるように簡単な自己紹介
改めまして、たまおです!!妻と二人で奥多摩町に移住して現在は31歳です。
僕たち夫婦は共働きで、僕は個人事業主として色々なこと、妻は会社員をしています。
僕・妻ともに在宅ワークがメインで1日の大半を自宅で過ごします。
生活費は折半なので、食費や水道光熱費、家賃、外食費、ガソリン代等は1人あたりの支出をとりまとめています。
以上を踏まえてご覧ください!!
さて、早速ですが合計金額を発表します。
こちらです!じゃじゃん!

※税金・保険・年金・経費は含まない
先月同様に15万円台で着地しました。
目標としている15万円を切るという壁は意外と高いものの、都心に居た頃と比べてマイナス10万円くらいは実現できています。

一体どうして目標を達成できないのか、改善できる箇所はあるのか、項目ごとに細かく振り返ってみましょう。

外食費が第1位となり、先月比で約1万8千円増えています。
増額の理由はハッキリしていて、妻の32歳の誕生日(4度目)のディナーをご馳走したからです!!
(僕たち夫婦は、誕生日は互いにディナーをご馳走することにしています)
妻のディナーは、移住前から足しげく通う高円寺の「ウシータ」に相談。なんだかんだ、二人が付き合うきっかけになったようなお店で、誕生日や祝い事はだいたいこちらのお店を利用しています。
事前に予算感や妻の好みなどをお伝えしたところ、数々の素晴らしい料理をご提供いただきました…







特においしかったのが、なんか、野菜をグリルしたりスモークしたりしたやつ、、、?
いろんな種類の野菜をぜいたくに食べられて嬉しかった…そして妻はホルモン系のお肉が好きなんですが、レバーをイタリアン風にして出してくれて、それもまたよかったです。
大満足して帰り際、
めっちゃうまかった!またお願いしようかな!
と話していると、シェフから「めっちゃ大変だったので滅多に引き受けません!」と一蹴されました。
今後もここぞ!というタイミングでお願いしていきたいと思います。

先月第3位だった食費が今月第2位となりました。なんと先月と比べて約1万円も増えています。
これは、あきらかに車を買った影響が出ていますね…。
というのも、これまでは週末にある程度大きな買い物+平日に近隣の小さなショップで少しずつ買い足して1週間の自炊をやりくりしていました。
ところが、現在は平日土日に関係なく、2日に1回程度は車で食品を買い出しに行っているので、惜しげもなく食品を使えます。
さらに、持ち帰る際の荷物がかさばるという理由で購入していなかった納豆を買うようになったり、晩酌にワインやチーズを楽しむ機会が増えたりと、ちりも積もれば山となってこの金額になりました。
何より食べ過ぎて太らないように気を付けたいところです…


食費が第2位となったことにより、今月は第3位となりました。
10月は友達が奥多摩にきたこと、いつもどおり都心で飲んだことに加えて、ついに苔界隈の方と食事に行く機会がありました!!
奥多摩の苔を一緒に観察して、近所の食堂やカフェに行って、苔業界を取り巻く現状について語り合う…。
こちらに移住してきてから取り組み始めた分野で、こうして交友関係にまで発展したことはとてもうれしく思います。
今後もこうした、趣味や仕事につながるコミュニティを積極的にのばしていけたらと思っています。
先月は第5位だった家賃が第4位に繰り上がりました!
家賃相場は生活費の約3割と言われているのに、1割を切ってしまうのが奥多摩クオリティ!
相変わらず定期的に物件募集をしているので、気になる方はこちらのバンクに登録しておくと物件情報を受けられるのでおすすめです!!

最近、物欲がかなり減少してきた感があります。
10月はアクアリウム用の台、普段使い用の靴、オクタマトリカルタを買ったくらいで、ネットショップをあれこれ漁るみたいなことはありませんでした。
長きにわたって繰り広げてきた、僕と物欲のジハード(聖戦)にもいよいよ終止符が打たれた感じがあります。
さて、10月に購入したものの1つ「オクタマトリカルタ」(2,500円)を紹介させてください。
奥多摩町在住の方々が町の助成事業を受けながら製品化したプロダクトらしいのですが、奥多摩で耳にする鳥の鳴き声を遊びながら覚えることができます。
具体的には、スマホで専用サイトにアクセスし、鳥の鳴き声を流してそれに合わせて絵札を取るという流れ。
実際にこのゲームをプレイしたことで、まちなかでも「トビだ!」「シジュウカラだ!」「ミソサザイだ!」と聞き分けができるようになりました!
お土産屋さんで品切れも相次いでいるようですが、こちらの製品は本当におすすめです。


先月から約4千円増えました。
軽バンが1回給油ごとに満タンで30L弱、4500円くらいかかります。10月中はそれを4回行ったのでこの金額となりました。
(僕の方が多く車を利用しているので、妻より支払いが少しだけ多い)
散々生活や遊びの脚に使ってこの程度で済んでいるので、体感は電車賃よりもよっぽどお得感があります。
契約プランなども変えていないので、大きな変化はありません。
僕のスマートフォンはLINEMOの20GBプラン、自宅Wi-Fiはdocomoのhome5Gです。

今月は水道代の請求がないため、先月と比べて約3千円減少しました。

丹波山村の、のめこい湯に行ったり、アオアシの新刊を買ったりしました。
僕は少年漫画の過去編があまり好きではないのですが、じゃあ読まなくていいかと割り切れるものでもないんですよね。
アオアシはようやく福田の過去編が終わったので、次巻からがすこぶる楽しみです。
10月を振り返ると、先月車を購入した影響がさっそく顕著に表れる結果となりました。
車の影響は生活費に関すること以外にも現れています。
というのも、僕はとにかくお話しすることが好きみたいです。
けれど、お話に全集中したいわけではなくて、7割で流すくらいがちょうどいいみたい。だから、話すだけだと手持ち無沙汰感があります。
お酒はその余白を埋めるのにちょうどよいのだけれど、これはドライブでも代替が効くことがわかりました。
ドライブ中の会話のおかげで、夫婦間のコミュニケーションもより円満になっているようで、毎日がさらに楽しいです。おしまい。
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。今回は移住支援金に関する話をしたいと思います。
これまでたびたびブログで、
奥多摩に移住すると支援金100万円がもらえる!!
とふれてきましたが、僕自身が実際に交付を受けていたわけではありませんでした。
というのも、要件や手続きが思ったよりも煩雑で、申請すればすぐに交付してもらえるものではなかったからです。
そんななか、役場に相談に行って、資料をつくって、あれしてこれして…移住後半年でようやく、この移住支援金を受け取ることができました!
僕自身、本制度については移住を決める前からいろいろと調べていたのですが、
どんな手続きが必要なんだろう…
実際にもらえるのかな…
と不安になるくらい、実際に交付してもらった人の体験談って見かけないんですよね。
そこで今回は「移住支援金」をもらうまでの流れをとりまとめました。
移住を検討している方の参考になれば嬉しいです。
あくまでも本記事は奥多摩町に移住した僕のケースとなります。
移住支援金の制度や手続きは自治体ごとに異なるため、詳細については移住先の自治体に確認するようにしてくださいね。
目次
ここまでざっくり移住支援金と呼んできましたが、「奥多摩町定住促進サポート事業支援金」が正式名称です。
都内条件不利地域以外の市区町村に住んでいた人が、奥多摩町に移住し、特定の仕事に就くもしくは起業することでお金を交付してもらえる制度となります。
| 【都内条件不利地域一覧】 檜原村、奥多摩町、大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村、小笠原村 |
交付要件として、ホームページに細かく記載がありますのでチェックしておきましょう。

特に見落としてはいけないのが「定住支援金の申請時において、当町に転入後3か月以上1年以内であること。」という点でしょうか。
移住して1年を経過すると交付対象外になってしまうので、本制度を活用したい場合は転職や起業のタイミングも勘案して移住することをお勧めします。
交付額については「起業の場合 最大100万円」「就業の場合 単身世帯…30万円/2人以上の世帯(複数人世帯)…60万円」とあります。
起業の場合は、「事業の所在地が町内にあること」「事業内容が地域の発展に資するものであること」など9個の決まりごとがあるので、よく確認したうえで事業内容を検討しましょう。
あくまでも町の発展に向けてがんばる人に支援する制度であることを念頭においておく必要があります。

就職の場合は、町が指定する「定住促進サポート事業求人情報一覧」のいずれかに就職する必要があります。
勤務条件、給与などの細かい求人情報がホームページで公開されているので、移住後の仕事に困っている人は確認してみることをお勧めします。
僕は「起業の場合 最大100万円」で申請をしたので、次節以降ではその手続きについて説明をしたいと思います。
まずは「奥多摩町定住促進サポート事業支援金」の交付を受けるまでの全体スケジュールを簡潔に確認しましょう。
僕の場合は、以下の表のとおりでした。(一部あやふやで誤りがあるかもしれませんが…)
| 4/18 | 奥多摩町へ移住 |
| 7/24 | 起業 |
| 7/25 | STEP①「奥多摩町定住促進サポート事業支援金」について相談 |
| 7/27 | STEP②事業計画書の作成・提出 |
| 8/7 | STEP③事業計画書の承認・交付申請書等の提出 |
| 9/1 | STEP④職員視察 |
| 9/14 | STEP⑤口座書類の提出 |
| 10/16 | 入金 |
前述しましたが、この支援金は奥多摩町に移住してから3か月経った人でないと申請できません。
僕は移住後3か月半程度経過した7月下旬に起業をして、この制度について役場に相談しました。
最終的に入金確認できたのは10月16日なので、実際の交付までは半年程度見ておいたほうがよいでしょう。
それでは、STEP①~⑤をそれぞれ細かく確認しましょう。
※起業に関する手続きは以下の記事で紹介
起業してすぐ「奥多摩町定住促進サポート事業支援金」について役場に相談しました。
申請にあたって、どう手続きを進めたらよいでしょうか?
起業した方には「開業届の控え」と「事業計画書」の提出をお願いしています。
なるほど…ホームページにも色々と必要書類が書かれていますが!
まず事業計画書を提出いただき、その内容が町に承認されたら、各種必要な書類を提出いただく流れとなります。
「事業計画書」に指定の様式はありますか?
指定はありません。
なるほど…とりあえず作って相談に伺います!!
というわけで、まずは「事業計画書」を作成することとなります。
※「開業届の写し」は、起業時に税務署へ提出したものがあるので、それをコピーして提出するだけ
事業計画書…どの形式でどこまで作り込めばいいんだろう…
と悩みましたが、なるべく再提出などの手間を避けるために、細かく積算資料まで作成することに。
他県のホームページで公表されていた移住支援金申請用の事業計画書フォーマットを参考として作成しました。
実際に提出したのが以下のデータとなります。(ところどころ、個人の特定につながる情報は塗りつぶし)




作成上、特に迷ったのは何年分で計画を立てるかということと、資金の考え方。
それなりの収益を見込むまでのビジョンを描こうとすると、どうしても1年分では無理があったので、3年分でつくりました。
また、必要資金については移住支援金(100万円)も含めてトントンとなるように計画していましたが、
この制度は「起業 最大100万円」とありますが、基本的には事業計画の申請が通った方を対象に100万円を交付するものです。交付金を元手に事業を行っていただくものではありません。
と、たたき台を持って役場へと相談に伺った際に説明いただき、見直して再提出しました。
(銀行で融資を受ける場合とかとは、この辺りの考え方が違いそうですね)
庁内で決裁をとるのにしばらく時間を要するとのことで、事業計画が承認されるかどうか、しばらく連絡を待つこととなります。
しばらくすると郵送で、事業計画書が承認された旨の書類が届きました。
次は、ホームページに掲載された必要書類を用意して提出します。

事業計画書のように、作成が大変な書類は特にありません。
ただ、僕にとっては「4.転出元の住民票の除票の写し」の用意がひと苦労となりました。
というのも、これはこの5年間に奥多摩町に居住していなかったことを証明するために必要となる書類で、この5年間に住んでいた自治体それぞれに書類を発行してもらう必要があるためです。
僕の場合は、埼玉県三芳町→東京都文京区→東京都中野区と3つの自治体で暮らしていたため、2日間かけてこれらの自治体から除票を取得して回りました。
やっとこさ全ての書類を集め、役場へと提出し、無事に受理してもらいます。
事業計画書も承認され、書類に不備もなければ、最後に役場職員による現地視察となります。
きちんと事業に取り組まれているか現地視察をします。日時のご都合はいかがでしょうか。
よろしくお願いします!!9月1日がいいです!!
僕は基本的に自室を作業部屋としてるので、視察にいらっしゃった職員さんをご案内し、現在取り組んでいることや今後取り組んでいくことを伝えました。
移住しても、なかなか役場の職員さんと話し込む機会はありませんでしたが、このタイミングではじめて「こんなことをしてみたい!」「こんなことを町と協力出来たら嬉しい!」など、想いを伝えることができました。
今日はありがとうございました!
こちらこそありがとうございました。今後のことは、また追ってご連絡します。
ちなみにこの現地視察は、今後も定期的に実施されるそうです。
ここまでの経過を踏まえて交付が決定すると、最後に振込に関する書類を提出するよう求められます。
内容としては、口座情報を記入したり、印鑑を押したりと、そこまで難しい内容ではなかったような…
(STEP⑤についてはうろ覚えで…不確かな情報となってしまいすみません)
書類の提出に来ました!
確かに受領しました。入金の手続きには1か月くらいかかるので、少しお待ちください。
そして約1か月後、ついに「奥多摩町定住促進サポート事業支援金」の100万円が口座に振り込まれました。
思い返せばここまで長かったような短かったような、色々と手続きは大変でしたが、事業の未来を見据えるとても貴重な経験になったとも感じています。
ちなみに、この交付を受けると5年間は毎年度事業の実施状況を報告する義務があるのと、5年以内に町外へ転出するとお金を返却する義務が生じますのでご注意ください。
移住に関する情報誌やサイトには「移住すれば100万円の支援金がもらえる!」と一文で書かれていますが、実際に体験してみると交付まで半年間も要する大変な道のりでした。
それでも、プロセスを通じて役場関係者の皆さんと関係性をつくれたり、自分の事業を他人に伝えられるレベルまで構想できたりと、とても実のある期間だったと感じています。
1つ言えることとして、移住支援金ありきで移住検討はしない方がよいかな~と感じました。
というのも、事業を興せばなんでもいいわけではなく、資格要件や事業内容の確認がそれなりに厳しいからです。
ぜひ事前にしっかりと調べたり、相談したりして、「想定と違った!」ということがないようにしていただければと思います。
先週末から本格的に冷え込むようになり、夜は暖房をつけて過ごしています。皆さんも急な寒さで体調を崩さないようにしてくださいね。おしまい。

こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。今回は仕事に関する内容です!!
これまでもいくつかの記事で「地域に仕事を創りたい」「コケを活用したい」「車があれば不動産不要?」などなど、仕事について検討する過程を報告してきました。
その後もなんだかんだで検討・準備を進めまして、いよいよローンチ直前というところまで来ました。

当ブログのモットーは、移住生活の参考になるように方法・過程・結果などを飾り気なく公表していくこと。
ローンチ直前のいまだからこそ、ここまでのプロセスを振り返っておきましょう。
ところで皆さんは文化祭などのお祭りごとだと、いつが1番好きでしたか?
やっぱりお祭り当日?
それとも後夜祭?
もしかして打ち上げ?
僕は断然、前日派!!
前日の夜になると「いよいよ明日…!!」というわくわくと寂しさが込み上げてきませんか?
これまでの過程を振り返りながら、「アイデアしぼり出したな~」「現実的な意見に落とし込んだな~」「ちまちま冊子を作ったな~」「楽しんでくれるかな~」って。
そんな時間が愛しくて切なくて、ずっと前日の夜が続いたらいいのにと思うことさえあった気がします。
そうなんです。サービスをローンチする直前のちょうど今まさに、文化祭前日みたいな気持ちなってしまっているんです。
移住してきて、経験を足で稼いで、アイデアを練って、ようやく形にすることができました。
いつまでもこの余韻に浸っていたい気持ちもありますが、
いい加減サービスを開始しろ。もしくはバイトでもしろ。
と妻が温かく応援してくれているので、そろそろ重い腰をあげなければ…。
というわけで、ここまでの軌跡となります。
でっかい山!綺麗な川!背の高い森!
都心から移住してきてしばらくは、奥多摩の大自然に胸を奪われることが多かったように思います。
そんな興奮も落ち着いたころ、町内を散歩していてふと「壁めっちゃ緑じゃん!!」と思う瞬間がありました。

緑の壁の正体はコケ生した石垣。
奥多摩町の至る所に、こうした緑の壁が存在しています。
「コケってこんなに生えるんだっけ?都心のコケはどんな様子だったっけ?」
となかなか思い出せず、移住前に住んでいたまちを改めて歩くと、コケはほとんど見つりません。
スケールの大きな話ではなく、まちなかの何気ない緑までも、都心と奥多摩とでここまで異なるという事実に衝撃を受けました。
これをきっかけに、
奥多摩のコケすげえ
と興味を持つに至ります。
先日、フリーペーパーの「BLUE+GREEN JOURNAL」さんから移住者特集の取材を受けました。
サンプル採集したコケを見せびらかしながら、1つの1つの魅力を語っていると「コケのどんなところが好きになったんですか?」と尋ねられます。
とっさに「静かなんですよ」とだけ応えてしまいましたが、さすがに伝える努力が足りなすぎる…
こういう活動を始めたこともあり、友達や新しく知り合う方からも「コケのどの辺が好きなの?」と聞かれることが増えてきたので言語化しておきたいと思います。
思い返すと、コケにハマってからの日は浅いものの、コケ的な存在は高校時代から好きでした。
コケは、自然界の中で控えめな性格をした存在だと僕自身は認識しています。
木々のような大きさもないし、花の様な派手派手しさ・可憐さもない、シダのように元気良く飛び出して自己主張もしてこない。
きちんと役割を持って生態系に属しているのに、佇まいが物静か。それでいて掘り下げるとユニークな点が浮かび上がってくる。
人間社会にも色々なタイプがいますよね。
リーダー気質の人、意見をはっきりと言う人、エピソードトークが多い人、協調性が高い人…。
そんな中で僕自身は、あまり言葉数は多くないけれど、話しかければ相応に応じてくれるようなタイプと親しくなる傾向がありました。
話してみるとおもしろいし、何より居心地が良かったんでしょう。
コケの魅力を話しながら、こうした友人たちの顔が浮かぶことには賛否があるかもしれませんが、だいたいそんな感じです。

居心地が良くて知れば知るほどにおもしろい。それが僕にとってのコケの魅力なんだと思います。
興味を持ってからはコケのことを知るために、なるべく多くの本を読むことにしました。
コケ関連の本はそこそこ出版されていますが、大半を近年出版されたテラリウム関連の本が占めています。僕自身はどちらかと言えばコケの生態に興味があったので、そうした本を探して片っ端から読んでいきました。
大体5冊くらい読んだところで、書籍間の共通する内容に気づくことができました。(例:「コケ」という名前の由来、コケの種類など)
実際に読んだ本を思い出して書き連ねましたが、結局20冊は読んでいたみたいです。
| ★コケはなぜに美しい | 大石 善隆 |
| 苔の話 小さな植物の知られざる生態 | 秋山 弘之 |
| じっくり観察 特徴がわかる コケ図鑑 | 大石善隆 |
| コケ見っけ! 日本全国もふもふコケめぐり | 藤井 久子 |
| ★知りたい会いたい特徴がよくわかるコケ図鑑 | 藤井久子 、 秋山弘之 |
| ずかん こけ | 木口 博史 、 古木 達郎 |
| ★自然散策が楽しくなる! コケ図鑑 | 木口 博史、 古木 達郎 |
| 一番くわしい苔の教科書 苔玉・苔盆栽・苔盆景・苔テラリウム | 石戸 明一 |
| コケの国のふしぎ図鑑 | 左木山 祝一 |
| コケはともだち | 藤井 久子, 秋山 弘之他 |
| ときめくコケ図鑑 | 田中美穂、 伊沢正名 |
| コケ (フィールド図鑑) | 井上 浩 |
| ★コケの自然誌 | ロビン・ウォール・キマラー |
| ★コケの生物学 (のぎへんのほん) | 北川 尚史、 しだとこけ談話会 |
| コケの世界 (科学のアルバム) | 伊沢 正名 |
| コケの世界―箱根美術館のコケ庭 | 高木典雄 |
| コケの謎―ゲッチョ先生、コケを食う | 盛口 満 |
| オカモスニュース(55,56) | 岡山コケの会 |
| 蘚苔類研究(第12巻11号,12号) | 日本蘚苔類学会 |
| 改定新版・コケ類研究の手引き | 日本蘚苔類学会 |

読書と同時並行で、コケテラリウムクリエイターの養成講座に通い始めます。
コケテラリウムに強く関心を持っていたというより、「コケのことを教えてもらえるなら何でもいい!」という焦がれでした。
僕が通ったのは全5回・各回3時間のプログラムで、テラリウムは計4つ作成。
コケの管理方法なども教えていただき、今後雑貨製作などをするにはとても参考になる内容でした。

ただ、実際に通ってみたことで、周囲との温度差みたいなものにも気づきました。
僕は綺麗なテラリウムを作ることや見ることにはあまり関心がないみたいです。
それよりも、講座の参加者がコケの断片や汚れたコケをゴミ箱へ捨てる空間そのものに引っかかりがありました。
コケは葉や根(仮根)、茎などの欠片から無性生殖ができるとされているのに、こんな人間の身勝手な振る舞いはないよな~と。
だからこそ自分自身でサービスを立ち上げるときは、環境保全につながる視点を強く出していきたいと思いました。
雑貨についても構想は固まっていて、環境保全の視点も踏まえた内容にしていく予定です。
いくら本を読んでも、テラリウムで数種類のコケをいじっても、まちなかで見かけるコケの名前はわからないまま。
もっともっと外に出てみることにしました。
養殖ゴケの販売店を訪問して店主さんの話を聞いたり、板橋区立熱帯環境植物館で苔の展示を見たり、箱根美術館で苔庭師の話を聞いたり。
色々な人の知識に触れるとともに、展示品などから学ぶことで、少しずつ見分けがつくコケも増えました。
なんとなく自信も付いてきた頃、「自分のフィールドを持つぞ」と近所のコケを調査しはじめました。
近所の道を何度も歩いて、見たことのないコケがあればサンプルを取って、ルーペや顕微鏡も使いながら同定作業を進めます。
それらの情報を整理して出来たのがこちらの観察会用コースマップ。
A5版 全4ページとわずかな資料ですが、中には近隣で見られるコケの情報がたくさん載っています。

僕がこの活動を通して目指したいことを要約すると、こんな風に整理できると思います。
「奥多摩で人とコケとのふれあいの機会をつくり、環境保全に関心を持つきっかけになったらいい」
だからこそ、環境保全や奥多摩の自然環境そのものに対する理解を、今よりもっと深めていく必要があると感じています。
そこで先日、千葉県柏市の青少年教育施設で日本自然保護協会が開催する、自然観察指導員の講習を受けてきました。
1泊2日で自然観察会のノウハウや環境保全について座学で学ぶとともに、自身で自然観察会を企画・実施まで行うというプログラム。
自然そのものに興味を持ってもらうには、学芸員のように知識を伝えるだけの観察会になってはいけない。五感をフルに使って自然を楽しむことの重要性を学ぶ機会となりました。

今後は、東京都サポートレンジャーの講習も受ける予定で、引き続き学びを深めていきたいと思います。
僕はあんまり計画性のある方ではありません。
僕のことを近くで見ていた妻は「何をしているんだろう」と不思議に思うことがあったろうし、僕自身も「これして何するつもりだろう」と思うことがしばしばありました。
それでもこうして振り返ってみると、移住してきてからやってきたことは1つにつながっていた気がしていて嬉しく感じます。
(軽バンも現時点では出番がないように見えますが、そもそもこれがないと、自宅から観察会のフィールドまで気軽に移動できない)
何より、アルバイトとかを始める前に、1つ形にできてよかった!!
目先の生活費をアルバイトで稼ぎ始めていたら、なんだかんだ言い訳して、なかなか自身で何かを始めようとしなかったかもしれません。
みんなも奥多摩に来たらコケとふれあいに来てね。あと、紅葉も見に来てね。おしまい。
こんにちは!奥多摩移住ダウンシフターのたまおです。生活費公開の第5回目!
9月は僕たちにとってのターニングポイントとなる出来事がありました。
それは…
車を買ったよ~!!!
移動から買い物、遊び方に至るまで生活の各方面に変化が現れています。
それでは、9月の支出を細かく確認してみましょう。
※これまでの生活費に関する記事はこちら
目次
参考となるように簡単な自己紹介
改めまして、たまおです!!妻と二人で奥多摩町に移住して現在は31歳です。
僕たち夫婦は共働きで、僕は個人事業主として色々なこと、妻は会社員をしています。
僕・妻ともに在宅ワークがメインで1日の大半を自宅で過ごします。
生活費は折半なので、食費や水道光熱費、家賃、外食費、ガソリン代等は1人あたりの支出をとりまとめています。
以上を踏まえてご覧ください!!
さて、早速ですが合計金額を発表します。
こちらです!じゃじゃん!

※税金・保険・年金・経費は含まない
目標の月額15万円以下まであと少し、先月と比べて約1万4千円減りました!!

9月のことを振り返ると、この減額には車が大きく影響している気がしていますが…
実際はどうなのか、家計簿アプリを見ながら細かく確認をしてみましょう。

先月第2位だった外食費が今月第1位となりましたが、先月と比べて約2千円減っています。
内訳を確認すると、都心の飲食店代が減り、近所の飲食店代が増えています。
これは車を買うことによって生じた変化ですね。
というのも、町内にいい雰囲気の飲食店があることは知っていましたが、自転車や徒歩で行くには距離があってなかなか行けずにいました。
徒歩だと30分の道のりでも、自転車だと汗だくになってしまう道のりでも、車なら5分でスマートに到着することが可能です。
そんなこんなで、ちょっと読書に集中したいときや、パソコン作業をしたいときなどに、雰囲気の良いカフェを利用することが増えました。


先月第3位だった交際費が今月第2位となりましたが、先月と比べて約2千円減っています。
9月は2組の友達が遊びに来てくれ、近所のお店で飲食をすることにお金を多く使ったようです。
それから、仕事で中野区中高生の地域活動支援に少しだけ関わっていますが、その関係者の皆さんとも交流会ができました。
このコミュニティでは、政治のこと、地方行政のこと、地域活動のことなんかをみんなで議論し、ソーシャルグッドに向けたアイデアを語り合うことができます。改めて自分はこういう場が好きなんだなと感じました。
ただ、あくまでこのコミュニティは仕事でスポット的に関わっているものなので、いつまでも自分に与えられるものではありません。
自分の住んでいる地域でこういったコミュニティを作り上げていくこと(もしくはコミットしていくこと)が新しい目標となりました。

先月第4位だった食費が今月第3位となり、先月と比べて約2千円増えています。
家計簿を見直して見ると、自動販売機だけで3,100円使っていました…たかが自動販売機、されど自動販売機ですよ…
9月は水筒携帯をさぼっていたので、また気を引き締めたいと思います。
それから、車で食料品の買い出しが気軽にできるようになりました。
これまでは移動手段が電車に限られていたので、東青梅駅や河辺駅のスーパー、なんなら都心に出たときに三鷹駅や高円寺駅のスーパーで買い物をしていました…
それでも問題なく生活はできていましたが、改めて車があると便利だなと感じています。

ということで、先月第1位だった日用品費は、なんと第4位まで下がりました。
実はこの日用品費、6月・7月・8月と3か月連続で支出第1位をキープしていました。ようやく物欲が落ち着いてきたのかもしれません。
購入品で一番高かったのはBRAUNの電気シェーバー(7,902円)ですが、これまで使っていたようわからん3,000円くらいの電気シェーバーと比べると雲泥の差。
髭剃りにかかる時間が3分の1くらいになりました!!
3万円くらいの髭剃り使ったらどうなるんや!!
なんと駐車場代込みでこの金額なので、先月から変化はありません。
家賃相場は生活費の3割と言われているのに、1割で済んでしまうのが奥多摩クオリティ!
奥多摩に来たら、都心で借りると20万円くらいの物件に3万円で住めますよ~!!

先月から約5千円増えました。
苔庭で有名な箱根美術館で開催される苔勉強会に参加してきたのですが、その道中で妻と観光を楽しんだのにかかった費用でした。
ドライブしながら山梨、静岡県経由で箱根を目指し、小菅村の道の駅や都留市のリニア見学センター、忍野村の忍野八海、御殿場市のさわやか(ハンバーグ)などに立ち寄りました。
これはリニア見学センターで見かけた、遅いリニアモーターカー。
こっちは忍野八海で見かけた、テイクアウトフード。

はじめて炭焼きレストランさわやかに行った。
今後は、苔の名所として屋久島や京都に行ってみたいな~。

今月は水道代の請求があったため、先月と比べて約3千円高くなりました。
内訳は電気代4,340円、水道代3,051円となっています。

ガソリン代が5,880円、交通費が146円となりました。(その他電車に乗っているものもありましたが、仕事関連のため経費計上)
軽自動車で燃費が良いからか、ガソリン給油1回でだいたい15日前後は乗れそうな感じがしています!!
契約プランなども変えていないので、大きな変化はありません。
僕のスマートフォンはLINEMOの20GBプラン、自宅Wi-Fiはdocomoのhome5Gです。

温泉に行ったり、銭湯に行ったり、BUNGOの新刊も買ったりしたかな。
BUNGOって野球漫画、すごく面白いんですよ。HUNTER×HUNTERでヒソカがゴンの成長っぷりを見たときに「ズキュン」ってエクスタシーを感じる場面あるじゃないですか。
あれを少年野球で選手同士がずっとやっている感じです。お互いの強さに少年たちがズキュり合ってます。
車を持って生活様式がとにかく変わりました。
外食費→町内の飲食店に気軽に行けるようになった。(逆に言うと、せっかくなので都心に出ておいしいものを食べようという意識が減った)
食費→河辺駅のイオンや西友、日の出町のイオンモールにいつでも行けるようになった。
行楽費→行けるところが増えた。(奥多摩町西方の山梨県方面)
全体を通して、生活に楽しみが増えたと感じています!!
たとえば平日の夜の過ごし方、18時に仕事が終わって、夕食を作って、食べ終わるのは19時頃。
そのあとの過ごし方は、これまで散歩をするかごろごろするしか選択肢がありませんでした。
今は車を30分ぐらい走らせて、日の出町のイオンモールに行くこともできます。
平日の終わりに少しウィンドウショッピングをするだけで、まるで休日のように楽しい一日になりますね。

そんなこんなで、生活費もいい感じに抑えられているし、毎日たのしく過ごすことができた9月でした。
10月に入ったよ!食欲の秋だね!たくさんおいしいものを食べて過ごしましょうね。紅葉が綺麗になったら、皆さん奥多摩にぜひ遊びにきてくださいね!おしまい。
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。スポーツの秋、読書の秋、きのこの秋でございますね。
というわけで、9月23日(土)、24日(日)との2日間きのこ漬けの週末を過ごしてきました!!
きのこ漬けとは…?
と思う方もいらっしゃるでしょう。
なんと、9月23日には東京都奥多摩町にて「おくたましいたけ収穫祭」が、9月24日には山梨県丹波山村にて「Maitake Festival」がそれぞれ開催されていたのです。

地域で育てられたものを、その場でおいしく食べられるイベントだなんて行かないわけがありません!!

これらきのこ祭に行ってきたので、その様子をお届けします。
結論からお伝えしますがどちらも素晴らしいイベントで、僕にとっては秋の風物詩になる予感!
皆さんもぜひ来年いかがでしょうか。
「おくたましいたけ収穫祭」は東京多摩学園主催のイベントです。
東京多摩学園についてはこちらの記事でも触れましたが、知的障害のある方が生活している福祉施設で、入所者の皆さんと職員さんとで野菜づくりなどに取り組まれています。
今回の目玉である椎茸も、その内のひとつというわけです。
東京多摩学園までは最寄りの奥多摩駅から歩いて40分程かかりますが、この日は駅前からイベント来場者用のマイクロバスが出ていました。
特にバス時刻表などはありませんが、駅前~東京多摩学園間を複数台のバスで定期輸送しているようです。


僕たちは9時50分頃に奥多摩駅に到着しましたが、すでにバス停には10名程の列がありました。
到着したバスに皆さんと乗り込み、会場へと向かいます。
バスから降りると、既にキッチンカーや職員さんによる出店でにぎわいがあります。

わさび食堂さんは「おくたましいたけ収穫祭」でも「Maitake Festival」でも連日お見かけしました!!

園内で育てられた美味しい野菜が、消費者の財布にやさしい価格で販売されています。

こちらは「ミャンマー料理の詰め合わせBOX」(500円)、東京多摩学園の職員さんにミャンマー国籍の方がいらっしゃるのでしょうか。
どれも初めて食べましたが、日本人好みのやさしい味わいで美味しくいただきました!!

そのほか、「VERTEREのビール」(600円)、「きのこ御飯」と「きのこ汁」がそれぞれ300円、「わさびいなり寿司」(400円)と、このあと椎茸を食べる予定なのにたくさん購入してしまいました。

会場の様子はこんな感じ。
森の中にベンチが並べられていて、前方にパフォーマンスステージ、後方に椎茸の収穫スペースがありました。
椎茸収穫の参加費は1人500円で、抱えられるだけの椎茸を持ち帰って良いそうです。
原木に生える大量の椎茸の中から、美味しそうなものを探します。

通な人に教えてもらいましたが、傘の裏が白いと美味しいらしく、雨に当たらない椎茸ほど傘の裏が白いそうです。
全ての椎茸の傘の裏が見えるわけではないので、「これかな?」と思って採ってみると茶色かったり、なかなか奥が深い。
実際の収穫の様子は下の動画をご覧ください。ちなみに、ハサミや袋は受付でもらうことができます。
結局僕は、あれこれ悩んで時間をかけながらも20個の椎茸を収穫しました。

会場で七輪も借りられるので、早速焼いていきます。

そういえば、採れたての椎茸を焼いた経験がない…
軸は取るの取らないの?どっちの面から焼いたらいいの?わからないことだらけですが、手探りで焼きます。
七輪に醤油が垂れたときの匂いがたまらん~
ちなみに、茄子とネギも「椎茸と一緒に焼いて食べてください」とテイクフリーでもらうことができました。至れり尽くせり…
食べるだけでは終わりません。
会場の前方がステージになっているため、椎茸を食べながらパフォーマンスを楽しむことができます。

こちらは「だれでもアーティストわくわく」の皆さん、アラジンのテーマ曲などを踊ってくれました!!

こちら「Ogouchi Banban Company」の皆さん。
パフォーマーのかん先生が歌って踊り、お友達のみんなもそれに合わせて歌って踊ります。
楽曲は全てオリジナルで、聞いていると自然とまちの魅力に触れられる内容となっていました。
僕はこのパフォーマンスにえらく感銘を受けました。わかりやすく言うと、かん先生が「奥多摩専属歌のお兄さん」みたいに映ったのです。
観ている人たちに楽しんでもらう、一緒に歌って踊る子供たちに楽しんでもらう、地域の魅力をキャッチーに発信する、子供たちの郷土愛を育む。
こんな素敵な人が全国各地にいたら、すごく楽しくなるだろうな!!
そんな「Ogouchi Banban Company」のパフォーマンスの魅力が伝わる30秒の動画を見つけましたので、ぜひご興味のある方はご覧ください。
このほかにも、施設入所者の皆さんによる劇や職員さんによる歌唱、OPTさん登場など、多岐にわたるパフォーマンスで楽しませていただきました!!
パフォーマンス全体を通して、子供たちも施設入所者の方も、職員さんも、みんな歌がうまいとかそうじゃないとか関係なく楽しそうで、「インクルーシブ」という言葉の意味を初めて体感することができました。
椎茸の収穫を楽しみに行ったつもりが、ほっこり温かい気持ちになれた「おくたましいたけ収穫祭」の様子でした。
皆さんは山梨県丹波山村をご存知でしょうか。
奥多摩町の西隣にある自治体で、奥多摩駅から国道411号を40分ほど車で走った場所に位置しています。

「Maitake Festival」は、そんな総人口約500人の丹波山村で開催されるお祭りです。
丹波山村では「丹波山倶楽部」の皆さんが原木舞茸づくりをされていることから、原木舞茸の聖地としてこうしたフェスティバルが開催されています。
ちなみに原木舞茸とは、丸太を使って自然に舞茸が育つのに近い形で育てられた舞茸のこと。菌床栽培で育てられた一般的な舞茸よりもアミノ酸含有量が多く、美味しくて歯ごたえも良いとされているそうです。
イベント会場は奥秋キャンプ場ですが、駐車場は近くの丹波中学校校庭となりますのでご注意ください。

駐車場から会場までの道で丹波川を渡ります。
この丹波川、つまりは多摩川の源流にあたるわけですが、川幅もあって奥多摩近辺の多摩川とも違った雰囲気がありました。

会場に着くと大勢の人だかり。観光客も大勢いるとは思いますが、会場内だけでも総人口の500人を超える方々がいたのではないでしょうか。

受付で会場案内図を受け取ります。雑貨屋さんやイベントスペースもありますが、メインは原木舞茸を使ったフードみたいですね!
村内だけでなく様々な場所からお店が集まり、原木舞茸を扱った料理を振舞っているようです。

この日は妻と友人との3人体制で参戦しましたが、僕は運転手をしていたためアルコール摂取ができません。
というわけで、ひたすら食べることに徹します。(妻と友人はクラフトビールや舞茸ジンも楽しんでいました)

Galloさんの「舞茸ビリヤニ」(1,000円)、餃苑さんの「肉団子」(500円)、丹波中学校さんの「舞茸豚汁」(300円)、3人それぞれが思い思いに購入するので、料理が次々と卓上に並びます。

オオカミ印の里山ごはんさんの「舞茸ごはん」(500円)にはでっかい舞茸がどっさり!!

TABA CAFEさんの「舞茸ピザ」(1,000円)はもちもちの生地の上に、チーズと舞茸がふんだんに使われています。
この日のわさび食堂さんは「追いわさび」(200円)を提供されていて、会場内で買った舞茸フードを持っていくと、その料理に擦りたてのわさびをトッピングしてくれました。

こちらは、かあら小屋さんの「鮎寿司」(700円)。舞茸以外にも、丹波山村の名品をいただくことができました!!
散々食べてお腹いっぱいになったあとは、丹波山村の檜を使ったお香づくりに挑戦しました。

こちらのお香づくりは地域おこし協力隊の方が運営していて、体験しながらたくさん話せました。
丹波山村には約20人の地域おこし協力隊員がいること。年明けには奇祭と呼ばれる「お松引」があること。買い物は車で40分かけて大月の方まで出ること。
地域の方のお話を聴けて、丹波山村の生活がリアルに想像できました。
奥多摩「しいたけ収穫祭」と丹波山「Maitake Festival」はどちらもきのこ目当てで行きましたが、「美味しかった」以上の満足感を得ることができました。
障害のある方から小さな子供までのびのびと過ごすインクルーシブなイベント。地域内外の人と協力して行うパワフルなイベント。どちらも見られたからこそ、それぞれの良さをより顕著に感じることができたと思います。
自分がどんな地域で暮らしたいか、地域のためにどんなことがしたいのか、いろいろと考えるきっかけをもらいました。
これらイベントのおかげで、秋がもっと好きになっちゃったよ~!早く来年の夏終わらないかな!おしまい。
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。今回は車に関する内容です!!
以前にこちらの記事で紹介したとおり、地域の魅力を生かした仕事を創りたいと軽バンを購入しました。
この軽バンは奥多摩の苔の魅力を広めるため、体験・販売移動拠点等としてDIYしていく予定です。
その手始めとして、まずは苔カラーにかわいく塗装することとしました!!
軽バン塗装については、いろいろな方々のYouTubeやブログ記事を観てシミュレーションしたものの…
想像の10倍は辛かった!!
「あれも用意しておけばよかった」「これはしないほうがよかった」など、反省すべき点が多々ありました。
今後、軽バン塗装を検討している方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
本記事の内容は12分弱の動画にまとめてYouTubeにもアップロードしているので、ぜひそちらも参考にご覧ください。(記事の方がより詳細に感じたことなどを記録しています。)
目次
今回購入した軽バンは、ダイハツ ハイゼットカーゴのホワイトカラー。
2013年製造、走行距離11万km、カーナビ・ETC・車検・法定整備付きで39万8千円で、相場よりも割安と感じて購入しました。

この軽バンを妻と二人でDIYしていきますが、まずは「何色に塗装するか」を話し合います。
苔っぽい色にしたいんやけど…
いいよ~
なんて理解の良い妻でしょうか…即快諾してもらえました。
塗料はタカラ塗料の水性ペンキが車のセルフ塗装によく使われているようで、その中から色を選びます。

メインは僕の希望でアイシンクグリーン、細部は妻の希望でミルクティベージュで、ツートンカラーに塗装することとなりました。

完成イメージも決まったところで、次は必要な資材を揃えます。
塗装のために用意したのはこちらのグッズ。

画像の右から順に以下の表のとおりです。
| やすり×2 | ダイソー | 220円 |
| やすりの取っ手に使うもの×2 | ダイソー | 220円 |
| シリコンオフ | amazon | 1,190円 |
| クロス | ダイソー | 110円 |
| マスカーフィルム | ダイソー | 110円 |
| マスキングテープ | ダイソー | 110円 |
| 養生テープ×2 | ダイソー | 220円 |
| ペンキ2色 | タカラ塗料 | 15,320円 |
| 刷毛×2 | ダイソー | 220円 |
| ローラー×2 | ダイソー | 220円 |
| ローラーの替え芯 | ダイソー | 110円 |
| ローラー用のペンキ容器×2 | セリア | 220円 |
| ペンキを入れるバケツ | キャンドゥ | 110円 |
| ホイール塗装スプレー | amazon | 890円 |
| 絵具筆(画像外に買い足し) | ダイソー | 110円 |
| ハイカーボンヘラ(画像外に買い足し) | ダイソー | 110円 |
以上の16点で、合計金額は19,439円となりました。
2万円以内に収まった!!
塗装会社に依頼すると20~30万円かかるので、セルフ塗装だと格安で済ますことができます!!
クオリティこそは劣るものの、この価格で好きな色の車に乗ることができるという点では、個性も出せるし十分ありだと感じました!!
さて、完成イメージも固まり、資材の準備も終わったのであとは塗るだけです!!
今回の軽バン塗装作業は大きく分けて、以下の11工程で実施しました。
| ①ステッカー・ドアバイザー剥がし ②やすりがけ ③水洗い ④シリコンオフ ⑤一色目用の養生 ⑥一色目の塗装(ミルクティベージュ) ⑦二色目用の養生 ⑧二色目の塗装(アイシンクグリーン) ⑨エンブレムの塗装 ⑩ホイールの塗装 ⑪リタッチ |
特に時間がかかったと感じたのは①と⑪の2つ。
そしてこの2つは、あらかじめ作業として想定していないものでした…
予習していた動画や記事では①と⑪について、そこまで触れられていなかった…
これらに時間を要したこともあり、2日で終わらす予定だったのが、結局丸3日かかりました。
スケジュールには余裕をもって組んでおくことを強くお勧めします。
本来は②のやすりがけからはじめるつもりでしたが、購入した軽バンにはステッカーやドアバイザーが付いていたので、やすりがけが全体に行えません。
そのため、まずはこれらの除去作業から着手することとなりました。

ステッカーは貼り付けられているだけなので、爪を使って一枚ずつ剥がします。枚数が多くて手間はかかりましたが、無事に剥がし終えることができました。

難敵だったのはこちらのドアバイザー。
窓枠のゴム内部に差し込んである固定金具と、強力な両面テープで取り付けられていました。
ビニールテープをドアバイザーとボディの間に差し込んで引っ張り、両面テープからドアバイザーを剥がします。
無事に剝がせたものの両面テープが跡となってボディ上に残ってしまい…この日はテープ剥がしもヘラも持っていなかったので、指でこすって跡を取りました。

結局、ドアバイザー4つ分の両面テープ跡を綺麗に剝がし終えるまでに2時間くらいはかかった気がします。
こすっていた指の腹にはまめができました!!
続いてボディのやすりがけ、やすりがけをした方がボディにペンキの色が乗りやすくなるそうです。
車のボディを傷つけるという行為には当初ドキドキしましたが、実際にやすりがけをしてみると思いのほか削っている感が少なくて拍子抜けでした。
ちなみにサンドペーパー(やすり)には粗さがありますが、車塗装の際には#600を使うと良いそうです。

やすりを握りやすくするためにハンドサンダーという商品があります。
我が家は100均でハンドサンダーを見つけられなかったので、適当な握りやすい商品を購入し、それにガムテープで固定することでハンドサンダー代わりとしました。
これで全く問題ないわ
とのことだったので、わざわざamazonで1,000円近く払ってハンドサンダーを買わずとも、十分代用できると思います。
やすりがけをすると白い粉がたくさん出てきました。そのため、一度水洗いをします。
雨が降ってきたから水洗い不要かと思ったけど、小雨で結局水洗いした!!
水洗いをしたあと、白い粉のせいで我が家の駐車場には白い水溜りができました。近所迷惑にならないよう、箒などを使って排水溝に流します。
雨の影響で塗装はあきらめ、1日目の作業をここで終えました。
2日目は良く晴れ、朝から暑い日となりました。
シリコンオフとは聞き慣れない言葉ですが、どうやら油膜落としのことだそうです。
油膜がコーティングされた状態だと、せっかくの塗装もすぐに剥がれてしまうそうで、これを落とします。

スプレーを吹きかけ、それをクロスなどで拭きます。
このあとペンキを塗っていくので、糸くずなどが出ない布で拭き上げることが大事。
ちなみにシリコンオフですが、僕はamazonで約1,200円払って購入したものの、
ダイソーでも売ってた!!
シリコンオフはペンキを落とすときにも使えるので、この後の工程でも大変役立ちます。
想定外の部位を塗装することがないように養生作業を行います。養生作業には大きく分けて3種類の資材を買っておいた方がよいと感じました。
1つ目はマスキングテープ。かなり薄いので、細かい部分の養生に使用します。1個購入しましたが使い切ったので、妻の私物から追加しました。
2つ目は養生テープ。生地も厚く、しっかりとした作りなので全体的に使用します。2個購入しましたが使い切ったので、多めに購入しておくことをお勧めします。
3つ目はマスカーフィルム。これは養生テープとフィルムがセットになったもので、窓などの広い面に使用します。1個で十分足りました。

塗装する色数が多いほど、養生作業の回数も増えるので消費量が激しくなります。
テープ類はあればあるほど、厳重に養生作業を行うことができるので、多めに買っておいた方が良いと思いました。
ちなみに、養生は人を選ぶ作業です。
ああ、養生作業細かい…大変だ…大変だ…
養生作業はやっておくから、塗装をしていいよ
と妻に助けてもらいました。
養生作業で戦力外通告を受けた僕は、妻の養生が済んだ箇所からペンキを塗ることに。その前にまずはペンキの準備を進めます。

タカラ塗料の水性ペンキは、5%~10%の水で薄めて使用するそう。こちらのバケツに500g移して、50ml(10%)の水で薄めました。
全て使い切るつもりなら、バケツに移さずにそのまま容器に水を入れても良さそうでした。

大きな面はローラーを使って塗ります。一度でべったりと塗るのではなく、薄く何度か重ね塗りをした方が綺麗になるようです。
個人的には、三度塗りくらいでちょうど良い感じに仕上がりました。
細かい部分は刷毛で塗りましたが、刷毛って結構大きいんですよね…
僕は最終的に絵具筆を買って細かな部分を塗ったので、最初から購入しておくことをお勧めします。
ちなみにハイゼットカーゴはボディの下部やサイドミラーがプラスチック製で、これらの部分はペンキがとにかく乗りづらかったです…
わかっていたら、プラスチック部分には塗らなかった…
と感じてしまうくらい大変だったので、これから塗装する皆さんは塗るか否かよく考えるようにしましょう。
(プラスチック部分もベターっとペンキを塗せることで色は付きましたが、見栄えがあまりよくないのと、剝がれやすいように感じました)
一色目が塗り終わったら、次は二色目を塗るため、再び養生作業を行います。一色目のペンキの上にマスキングテープなどを貼るイメージです。
一色目も二色目もそうですが、養生を剥がす際に塗料が一緒に剥がれたりすることがあります。
仕方ないことだと諦めて、最後にリタッチしていくことにしました。
大きな面を塗っていきます。

今回はベージュ→緑の順で塗りましたが、思い返すと緑→ベージュの順で塗れば良かったかもしれません。
というのも、大きな面をがしがし塗っている際、緑のペンキが結構跳ねてしまいました。
ベージュで塗った面に緑が跳ねると落とすのが大変。逆だったなら、まだ目立たなくてよかったのかなと思います。
緑は塗る面が広く、1周塗るだけでも多大な時間を要します。
2週目が終わった頃には外も暗くなってしまったので、2日目の作業はここで終了。
快晴の空の下での屋外作業はそれだけで体力を消耗したようで、夜はぐったりしてしまいました。
3日目に入りました。妻は仕事の関係で都合がつかず、この日は僕一人で作業となります。
エンブレムが黒に黄色だったこともあり、緑のボディと合わさってヤマト運輸みたいになっていました。
このままではまずいと、エンブレムを塗装することとします。

エンブレム剥がしには、ダイソーで購入したこちらのカーボンヘラを使いました。
エンブレムは両面テープで固定されているだけだったので、全体的にヘラを差し込んですきまをつくることで、すぽっと外すことができました。
ホイールカラー用に購入した黒スプレーを吹きかけて、家にあった3Mの両面テープを使って再度貼り付けます。
エンブレムの基部にも塗装することを考えると、ボディ塗装の前にエンブレムを剥がしておいた方が良かったと思いました。
スプレーを吹きかけるだけなので楽しかったです。ここまでの工程で一番楽でした…

ようやく全行程が終わった…と達成感に浸るのも束の間。
養生を剝がす際に剥がれた部分や、そもそも濡れていなかった部分など、元々のホワイトカラーが至る所から覗いて見えて凄惨な状態です。
全体を細かくチェックしては、ひたすらリタッチします。

細かくリタッチをしていたら、3日目も日が暮れていました。
それでも、
まだ気になる箇所がある
とのことで、妻は後日、更なる塗り直しをしていました。
というわけで、約1万9千円の資材費、工数5人日にわたる作業を経て、無事に軽バンセルフ塗装が完了しました!!

塗りむらはあるものの、それなりにかわいくできたのではないでしょうか!!
先日、西友に行った際に屋上の駐車場で、なんだかサチモスっぽい雰囲気の写真も撮ることができました。
ネオンと車がめちゃくちゃアーバンでシティポップですね?

一方で、事前に色々な方の動画で見ている分には気づけなかったのですが、車を遠目に見ると素敵なんですけど、近くで見るとどうしても「手塗り感」は否めません。
これから塗装をする皆さんは「自分が想像している7割くらいの美麗さになる」と思って取り組まれると、ちょうど良いのではと感じました!!
3日間、屋外の駐車場で塗装をしていたら、地域の人たちと色々な交流がありました。
ベージュで塗装中の車を見て、「事故車買ったの?パテ埋め中?」と心配してくれたおっちゃん。「うんこ色か!?」とからかってきたおっちゃん。
「自分たちで塗ったなんてすごいじゃん!」と褒めてくれたご夫婦。「個性的でいいんじゃないか?」と褒めてくれたおじちゃん。「かわいいわねえ!」と褒めてくれたおばあちゃん。
こういう新しい交流も含めて、今回軽バン塗装に初めてチャレンジしてよかったと感じられました。
さて、次は車の内寸を測ってDIYの内装設計をしないといけないな。
これ、体験・移動販売拠点として無事に完成できるのかな…体力面で心配になってきました。おしまい。