夫婦そろってコミュニティづくりがやってみたくておくたま探検隊をはじめた話
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。
今年の世相を表す漢字は「税」になりましたね!
働けど増えない給料、負担が増える税金。そんな中で、都心での仕事中心の生活を脱却して地方に移住する人が、これからどんどん増えるのでは?とニュースを見て感じてしまいました。
奥多摩での生活は、仕事・家庭・個人の時間のバランスが取れてとても充実していますよ!!
さて、今回はコミュニティづくりのお話をしたいと思います。
ところで、僕は地域活動大好き人間です!!!
会社員時代にまちづくりに携わる仕事をしていた経験を生かして、中野区では若者会議に参加したり、観光レポーターをしたり、あれこれしたりと楽しく地域活動に取り組んでいました。
奥多摩に移住してきてから今日まではコケ活動に精を出してきましたが、次なる野望は、
コミュニティづくりしてみたい!!
です。
そして妻も、
わかる~
と同意している様子。
夫婦そろってコミュニティづくりに興味がわいています!!
それもそのはず、中野区には東中野五丁目小滝町会というすてきなコミュニティがあって、夫婦二人でこうした方々に憧れを抱いていました。
そこで、時間もあることだし「憧れるだけでなく自分たちもやってみよう!」と、夫婦でプレ的にコミュニティづくりをはじめてみました。
せっかくならば、誰かの役に立てたらいいと、自分たちの経験も踏まえた活動にしていきたいと考えています。
僕たち「おくたま探検隊」
町内外からゆるく参加できるコミュニティを目指して
名称について妻とアレコレ議論した結果、「おくたま探検隊」に決定!!
探検をするつもりは特にありませんが、楽しそうなのでこの名称に決まりました。
理由は後述しますが、このコミュニティとして大事にしていきたい点は大きく3つあります。
①町内外から気軽に参加できること
②奥多摩の魅力を感じられる体験ができること
③ゆるく過ごせること
マスコットキャラクターは1分で描いたオリジナルゆるキャラの「オクタマーニャ」です。

顔が奥多摩町、身体が東京都の形をしており、コンセプト的にチーバくんがライバルにあたります。
「おくたま探検隊」はTwitterもしているので、ぜひその動向も見守ってください。
活動内容
まだ1回しか活動していないのですが、活動内容は至ってシンプル。
いつも自分たちが町内でしていることに、
誰でも混ざっていいよ!!
というだけ。
第1回は焚き火をしました!第2回も焚き火をする予定です!
今後はハイキングとか、奥多摩の飲食店に行くとか、自然観察会をするとか、どんどん活動が拡がっていくかもしれません。
僕も妻も出不精で飽きっぽいのですが、とりあえずは月に1回程度活動していきたいと思っています。


ちなみに、1回目分のフライヤーは僕が製作、2回目分は妻が製作。妻のクオリティが圧倒的に高いです。
自分たちのこんな経験に基づいて活動していきます
実際に地域で生活している人と話してみたかった
「おくたま探検隊」は自分たちの経験も踏まえ、誰かの役に立つコミュニティになったらと考えています。
というのも、僕たちは移住を検討するタイミングで「地域の人たちと関わってみたいな~」と感じることが度々ありました。
「地域活動はどんな感じ?」「買い物はどうしてる?」「車は必要?」「雪は大変?」「夜道は怖くない?」
どなたか知り合いが奥多摩に住んでいれば話を聞くこともできますが、あいにく知り合いはゼロ。
それでも、観光ついでに利用させていただいた「きよかわゲストハウス」のオーナーさんに色々と話を伺うことができ、移住生活の具体的なイメージを持つことができたのはラッキーだったと思っています!!(きよかわゲストハウスさんは夜間にBAR営業をされており、スタッフさんらとお話できることがある!)
実際に奥多摩で生活してからは「あそこのお店に行けば○○さんが話を聞いてくれる」とか「こういうイベントに参加すれば話が聞ける」とか、思い当たる節もありますが、町の外側からだとわかりづらいというのが正直な感想…
「もっと気軽に、奥多摩の生活の様子について聞けるコミュニティがあれば」と感じていました。
だからこそ町内外の方が気楽に参加できるコミュニティにしていきたと思っています。
初めてのアウトドアはハードルが高い
奥多摩移住のきっかけとなった出来事は多々ありますが、そのうちの1つが「焚き火」です。
都心の生活に疲れきった頃にYouTubeで見たキャンプ動画、大自然の中で焚き火をする姿に心を惹かれました。
焚き火がしたい…
仕事が年末年始の休暇に入ったタイミングで「焚き火をするぞ!!」とGoogleで調べます。
「焚き火 中野」「焚き火 東京」「焚き火 道具」
…そもそも、都心に焚き火をできるスポットってほとんど存在しないんですよね。
焚き火ができる施設も見つかりましたが、年末年始はどこも冬季休業期間。ようやくたどり着いた情報が、青梅駅の釜ヶ淵公園でした。
新年早々、新宿のAlpenで焚き火台、焚き火シート、火ばさみ、モーラナイフ、火吹き棒、薪などを購入し、重い荷物を抱えて中央線に乗り込みます。

この体験を通じて焚き火にハマり、青梅線を西へと進んで奥多摩を頻繁に訪れるようになりました。
このとき痛感したのは、
初心者にとって焚き火のハードルが高い!!
ということ。
必要な道具は?どこならできる?荷物はどう運ぶ?せっかく道具を揃えても、飽きたらどうしようという不安。
その困難さの反面、一度ハマれば奥多摩に定期的に通うことにもなりうるんですよね。
だからこそ、奥多摩の魅力を味わえるような活動をしていきたいと思っています。
意識的にゆるく
過去に「江古田まめちしき交換所」という地域活動に参加したことがあります。

これは中野区の江古田地域で開催されたもので、参加者が会場に行ってガチャポンを回すと、地域の豆知識が1つ書かれた紙が出てくるというイベント。
僕が引いたガチャガチャには「マルマンストアでたまに売っているタコのから揚げはおいしい」と書いてありました。
あまりのゆるさにビックリしましたが、このくらい気負わずにやっている活動も、「主催側も参加側も気楽でありかもしれないな~」と感じました。
だからこそ、意識的にゆるくありたいな~と思っています。
(ちなみにこちらの主催が「江古田探検隊」さんという名前です。リスペクトしています。)
さいごに
カフェでも、飲み屋でも、イベントでも、定期的に混ざれるコミュニティがあると嬉しいですよね。
この活動に需要があるのかわかりませんが、東京最西端のまちで、そんな門戸を開いておくことができたら、いつか誰かの役に立つかもしれないと思っています。(あと純粋に、一緒に楽しめる仲間がほしい!!)
焚き火に興味を持った人、奥多摩移住に興味がある人、都心の生活に疲れ気味の人、僕たち夫婦と遊びたい人、どんな理由でも構わないので、気が向いたらいらしてください!!
何事も、節度を持って楽しめるといいよね。おしまい。
きのこ祭2Days 奥多摩「しいたけ収穫祭」と丹波山「Maitake Festival」に2日連続行ってきた
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。スポーツの秋、読書の秋、きのこの秋でございますね。
というわけで、9月23日(土)、24日(日)との2日間きのこ漬けの週末を過ごしてきました!!
きのこ漬けとは…?
と思う方もいらっしゃるでしょう。
なんと、9月23日には東京都奥多摩町にて「おくたましいたけ収穫祭」が、9月24日には山梨県丹波山村にて「Maitake Festival」がそれぞれ開催されていたのです。

地域で育てられたものを、その場でおいしく食べられるイベントだなんて行かないわけがありません!!

これらきのこ祭に行ってきたので、その様子をお届けします。
結論からお伝えしますがどちらも素晴らしいイベントで、僕にとっては秋の風物詩になる予感!
皆さんもぜひ来年いかがでしょうか。
「おくたましいたけ収穫祭」
イベントの概要
「おくたましいたけ収穫祭」は東京多摩学園主催のイベントです。
東京多摩学園についてはこちらの記事でも触れましたが、知的障害のある方が生活している福祉施設で、入所者の皆さんと職員さんとで野菜づくりなどに取り組まれています。
今回の目玉である椎茸も、その内のひとつというわけです。
東京多摩学園までは最寄りの奥多摩駅から歩いて40分程かかりますが、この日は駅前からイベント来場者用のマイクロバスが出ていました。
特にバス時刻表などはありませんが、駅前~東京多摩学園間を複数台のバスで定期輸送しているようです。


僕たちは9時50分頃に奥多摩駅に到着しましたが、すでにバス停には10名程の列がありました。
到着したバスに皆さんと乗り込み、会場へと向かいます。
会場の様子
バスから降りると、既にキッチンカーや職員さんによる出店でにぎわいがあります。

わさび食堂さんは「おくたましいたけ収穫祭」でも「Maitake Festival」でも連日お見かけしました!!

園内で育てられた美味しい野菜が、消費者の財布にやさしい価格で販売されています。

こちらは「ミャンマー料理の詰め合わせBOX」(500円)、東京多摩学園の職員さんにミャンマー国籍の方がいらっしゃるのでしょうか。
どれも初めて食べましたが、日本人好みのやさしい味わいで美味しくいただきました!!

そのほか、「VERTEREのビール」(600円)、「きのこ御飯」と「きのこ汁」がそれぞれ300円、「わさびいなり寿司」(400円)と、このあと椎茸を食べる予定なのにたくさん購入してしまいました。

会場の様子はこんな感じ。
森の中にベンチが並べられていて、前方にパフォーマンスステージ、後方に椎茸の収穫スペースがありました。
椎茸収穫の様子
椎茸収穫の参加費は1人500円で、抱えられるだけの椎茸を持ち帰って良いそうです。
原木に生える大量の椎茸の中から、美味しそうなものを探します。

通な人に教えてもらいましたが、傘の裏が白いと美味しいらしく、雨に当たらない椎茸ほど傘の裏が白いそうです。
全ての椎茸の傘の裏が見えるわけではないので、「これかな?」と思って採ってみると茶色かったり、なかなか奥が深い。
実際の収穫の様子は下の動画をご覧ください。ちなみに、ハサミや袋は受付でもらうことができます。
結局僕は、あれこれ悩んで時間をかけながらも20個の椎茸を収穫しました。

会場で七輪も借りられるので、早速焼いていきます。

そういえば、採れたての椎茸を焼いた経験がない…
軸は取るの取らないの?どっちの面から焼いたらいいの?わからないことだらけですが、手探りで焼きます。
七輪に醤油が垂れたときの匂いがたまらん~
ちなみに、茄子とネギも「椎茸と一緒に焼いて食べてください」とテイクフリーでもらうことができました。至れり尽くせり…
パフォーマンス見学
食べるだけでは終わりません。
会場の前方がステージになっているため、椎茸を食べながらパフォーマンスを楽しむことができます。

こちらは「だれでもアーティストわくわく」の皆さん、アラジンのテーマ曲などを踊ってくれました!!

こちら「Ogouchi Banban Company」の皆さん。
パフォーマーのかん先生が歌って踊り、お友達のみんなもそれに合わせて歌って踊ります。
楽曲は全てオリジナルで、聞いていると自然とまちの魅力に触れられる内容となっていました。
僕はこのパフォーマンスにえらく感銘を受けました。わかりやすく言うと、かん先生が「奥多摩専属歌のお兄さん」みたいに映ったのです。
観ている人たちに楽しんでもらう、一緒に歌って踊る子供たちに楽しんでもらう、地域の魅力をキャッチーに発信する、子供たちの郷土愛を育む。
こんな素敵な人が全国各地にいたら、すごく楽しくなるだろうな!!
そんな「Ogouchi Banban Company」のパフォーマンスの魅力が伝わる30秒の動画を見つけましたので、ぜひご興味のある方はご覧ください。
このほかにも、施設入所者の皆さんによる劇や職員さんによる歌唱、OPTさん登場など、多岐にわたるパフォーマンスで楽しませていただきました!!
パフォーマンス全体を通して、子供たちも施設入所者の方も、職員さんも、みんな歌がうまいとかそうじゃないとか関係なく楽しそうで、「インクルーシブ」という言葉の意味を初めて体感することができました。
椎茸の収穫を楽しみに行ったつもりが、ほっこり温かい気持ちになれた「おくたましいたけ収穫祭」の様子でした。
「Maitake Festival」
イベントの概要
皆さんは山梨県丹波山村をご存知でしょうか。
奥多摩町の西隣にある自治体で、奥多摩駅から国道411号を40分ほど車で走った場所に位置しています。

「Maitake Festival」は、そんな総人口約500人の丹波山村で開催されるお祭りです。
丹波山村では「丹波山倶楽部」の皆さんが原木舞茸づくりをされていることから、原木舞茸の聖地としてこうしたフェスティバルが開催されています。
ちなみに原木舞茸とは、丸太を使って自然に舞茸が育つのに近い形で育てられた舞茸のこと。菌床栽培で育てられた一般的な舞茸よりもアミノ酸含有量が多く、美味しくて歯ごたえも良いとされているそうです。
イベント会場は奥秋キャンプ場ですが、駐車場は近くの丹波中学校校庭となりますのでご注意ください。

駐車場から会場までの道で丹波川を渡ります。
この丹波川、つまりは多摩川の源流にあたるわけですが、川幅もあって奥多摩近辺の多摩川とも違った雰囲気がありました。

会場の様子
会場に着くと大勢の人だかり。観光客も大勢いるとは思いますが、会場内だけでも総人口の500人を超える方々がいたのではないでしょうか。

受付で会場案内図を受け取ります。雑貨屋さんやイベントスペースもありますが、メインは原木舞茸を使ったフードみたいですね!
村内だけでなく様々な場所からお店が集まり、原木舞茸を扱った料理を振舞っているようです。

この日は妻と友人との3人体制で参戦しましたが、僕は運転手をしていたためアルコール摂取ができません。
というわけで、ひたすら食べることに徹します。(妻と友人はクラフトビールや舞茸ジンも楽しんでいました)

Galloさんの「舞茸ビリヤニ」(1,000円)、餃苑さんの「肉団子」(500円)、丹波中学校さんの「舞茸豚汁」(300円)、3人それぞれが思い思いに購入するので、料理が次々と卓上に並びます。

オオカミ印の里山ごはんさんの「舞茸ごはん」(500円)にはでっかい舞茸がどっさり!!

TABA CAFEさんの「舞茸ピザ」(1,000円)はもちもちの生地の上に、チーズと舞茸がふんだんに使われています。
この日のわさび食堂さんは「追いわさび」(200円)を提供されていて、会場内で買った舞茸フードを持っていくと、その料理に擦りたてのわさびをトッピングしてくれました。

こちらは、かあら小屋さんの「鮎寿司」(700円)。舞茸以外にも、丹波山村の名品をいただくことができました!!
地域の方との交流
散々食べてお腹いっぱいになったあとは、丹波山村の檜を使ったお香づくりに挑戦しました。

こちらのお香づくりは地域おこし協力隊の方が運営していて、体験しながらたくさん話せました。
丹波山村には約20人の地域おこし協力隊員がいること。年明けには奇祭と呼ばれる「お松引」があること。買い物は車で40分かけて大月の方まで出ること。
地域の方のお話を聴けて、丹波山村の生活がリアルに想像できました。
さいごに
奥多摩「しいたけ収穫祭」と丹波山「Maitake Festival」はどちらもきのこ目当てで行きましたが、「美味しかった」以上の満足感を得ることができました。
障害のある方から小さな子供までのびのびと過ごすインクルーシブなイベント。地域内外の人と協力して行うパワフルなイベント。どちらも見られたからこそ、それぞれの良さをより顕著に感じることができたと思います。
自分がどんな地域で暮らしたいか、地域のためにどんなことがしたいのか、いろいろと考えるきっかけをもらいました。
これらイベントのおかげで、秋がもっと好きになっちゃったよ~!早く来年の夏終わらないかな!おしまい。
【奥多摩観光】奥多摩納涼花火大会に行ったら全部がちょうど良くて来年もリピート確定だった
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。
今年はコロナ禍も明け、4年ぶりのイベントが全国各地で開催されていますね!
皆さん久々のイベント開催を心待ちにしていたのか、連日の報道内容はすさまじいものとなっています。
足立区花火大会には70万人超が殺到して花火が見られなかったとか、墨田川花火大会には100万人超が殺到してごみの放置がすごかったとか、いたばし花火大会では河川で火事が発生とか…。
もはや花火大会という名の人災!!!!
さて、2023年8月12日(土)に、なんと我らが奥多摩町でも「奥多摩納涼花火大会」が開催されました!!

「花火大会=人混み」というイメージが強烈で気乗りはしないものの、「奥多摩納涼花火大会」を知らずに奥多摩移住者は名乗れまいと行ってみることに。
実際に行って来た感想としては、
とても良かった!来年も絶対に行く!!
僕も妻も、文句なしの大満足でした。
適切な表現に困りますが、花火も屋台も人混みも、全部がちょうど良くて非の打ち所が見つかりません!
当日の様子をレポートしますので、気になったらぜひ来年は「奥多摩納涼花火大会」にいらしてください。
「奥多摩納涼花火大会」の概要
「奥多摩納涼花火大会」は1978年から開催され、今年で46回目を迎える花火大会です。
奥多摩駅周辺に屋台が立ち並び、愛宕山広場から花火が打ち上げられます。
2023年の花火の打ち上げ数は約800発、打ち上げ時間は35分間となりました。
夕方から奥多摩駅周辺(国道411号線と都道184号線)に交通規制がかかり歩行者専用エリアとなります。

僕は電車で現地まで行きましたが、SNSでは「駐車場が見つからない」という投稿を複数見かけました。
車でお越しの際は、なるべく早い時間に来て駐車場を確保する、少し離れた駐車場に停めて数駅は電車を使うなど、余裕を持った行動をとることをお勧めします。
打ち上げ場所の位置は、おおよそ地図上のピンの辺りでした。
山から打ち上げていますので、歩行者専用エリアのどこからでも花火を見上げることができそうでした。
駅前の様子
僕が奥多摩駅に着いたのは19:15頃。打ち上げ花火が19:45なので30分前の会場入りです。
前に予定が入っていて、青梅方面から電車を使ってきましたが、いつもの青梅線ユーザーにとっては考えられないほどの混雑でした。
満員電車を10だとすれば、奥多摩駅に着く頃には8分混みといったところでしょうか。
えー!!そんな混むの!?
と悲鳴が聞こえてきそうですが、青梅線が四両編成ということを忘れてはいけません。そもそもキャパが少ないんです!!
車内と奥多摩駅ホームでは混雑しますが、改札を出れば十分余裕を感じる程度でした。


奥多摩駅近くの「奥氷川神社」でもお祭りが同時開催されます。
そのため少し駅周辺を歩くだけで、山車があったり、獅子舞が踊ったり、お囃子が聞こえたりと、お祭りムードを全身に感じることができました。
屋台は駅前~氷川大橋~奥多摩郵便局の方まで立ち並んでいますが、とにかく駅前のみが混雑している様子。
氷川大橋を渡ってしまえば急に人通りが減りますので、快適に過ごすアドバイスとしては、一度駅前を離れてみましょう。
柳小路(飲み屋街)が空いてて歩きやすかった!!
ちなみに、僕は柳小路の「ヤナギコージ」というお店で「猪ソーセージ」(500円)を買いました。
日頃からジビエ料理を取り扱っているこちらのお店ならではのお祭りフードですね!スパイシーでとても美味しかったです。
氷川大橋を渡る手前の坂を下ると「奥氷川神社」があります。
一体どんな催しがあったのでしょうか、僕が見たときには皆さん座っていらっしゃいました。
来年はこうした催しもぜひ見学してみたいと感じました。

氷川大橋から先の様子
氷川大橋にはいっぱいの提灯が掛かって幻想的な雰囲気。

ところどころにゴミ箱が設置されているおかげか、ポイ捨てなども見かけませんでした。
観光客によって地域が荒らされてしまうことを指して「観光公害」という言葉が使われます。
都心の花火大会はその最たる例ですよね。自分たちのまちがこうして綺麗であることを本当にうれしく思います。
氷川大橋を渡れば、人もまばらになってきます。
食べ物や飲み物を出店で買ってもいいですし、佐藤商店・デイリーヤマザキといった商店で購入もできます。
僕はデイリーヤマザキでポカリスエットとじゃがりこを買いました。レジスタッフの対応がものすごい早さで大して並ばず購入できました。


花火の打ち上げ時間までは少し余裕がありましたので、お囃子を見てから花火のよく見えそうな場所へと移動しました。
花火の様子
町内のいたるところを自転車で走り回っていたため、見晴らしの良さそうな場所の目途はたっています。
僕と妻は大通りを外れて、そんな知る人ぞ知るスポットを目指していきました。
辿り着くと、すでに何人かの人影。車の通らない丘でガードレールに寄りかかったり、アスファルトに座り込んだり。
地元の皆さん考えることが同じようで「ここは良く見えるのよ~」と集まっていました。
僕たちもアウトドアチェアを広げて座ると、いよいよ花火が打ち上がりました。

画像にうっすら愛宕山のシルエットが映っていることがわかりますか?
「奥多摩納涼花火大会」は愛宕山から打ち上げられるため、山と花火という画を楽しめます。
さらに、何と言ってもすごいのは花火の爆発音!関東山地に反響し、1つの爆発音が3回聞こえてきます。
半端ない立体音響に序盤は思わず笑ってしまいました。
それにしても「奥多摩納涼花火大会」の何が良いって、
皆さん快適に花火大会を楽しんでいるところ!!
人もまばらなので、思い思いの場所に腰かけ「あの花火は魚の形か!?」「あ、この打上音は花のやつだ!!」と、一緒に来た人と楽しそうに眺めている姿が印象的でした。
さらに奥多摩の夏夜はとっても涼しい。
少なくとも僕は、この花火大会に来てカリカリしているような人を誰ひとり見かけませんでした。
また、花火の打ち上げ総数800発、打ち上げ時間35分間は少し物足りないかもと覚悟していましたが、全くそんなことはありません。
足るを知るってやつですね。
都心の花火大会で観るような、ド派手な演出には確かに欠けるかもしれません。
それでも、山をシルエットに一発ずつ打ち上げられていく花火にはわびさびを感じます。
最後には、思わず息を吞むような演出もあり、一緒に来た人と語らいながら楽しむには十分すぎるボリュームでした。
帰りの様子
打ち上げ時間終了後も、山車や神輿が路上で交通規制の時間いっぱいに観光客を楽しませていました。

終了直後に奥多摩駅の方へ行くと「駅入場の最後尾はこちらです!」と駅員さんが案内をしています。
そもそも電車は30分に1本で4両編成と数が少ないので、終了直後は特に混み合うようでした。
それでもSNSには「帰りの電車は少し混雑していたけれど、問題なく帰れました~」という投稿を見かけたので、時間をおけば問題なく帰れるみたいです。
車も古里駅前まではだいぶ渋滞していたようです。
そこからは吉野街道と青梅街道に分かれるのでまだ緩和されるとは思うのですが、帰るまえにはお手洗いなどを済ませ、余裕を持った行動を心がけた方がよいでしょう。
さいごに
今回の「奥多摩納涼花火大会」に行くまで、僕は花火大会に苦手意識を持っていました。
人混みはすごいし、暑いし、長いし、ずっと「わあ~!すごい~!」って言わないといけない圧を感じていたので。
そんなストレスを一切感じることなしに、思い思いに過ごすことができる素晴らしいお祭りでした。
今年の花火大会が散々だった皆さん、人混みを避けて花火大会を敬遠している皆さん、来年はぜひ「奥多摩納涼花火大会」にいらしてみてはいかがでしょうか。おしまい。
【奥多摩観光】大多摩ウォーキングトレイルを歩いてみたら、奥多摩の魅力を一挙に体感できるおすすめ観光コースだった
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。
2023年の7月が終わりました。今年もあと5か月しかないんですね。
皆さんは7月、どんな楽しいことがありましたか?
僕は7月23日に、念願の「大多摩ウォーキングトレイル」に挑戦してきました。
トレイルとは里山や森林を歩くための未舗装路を指す言葉。この「大多摩ウォーキングトレイル」は奥多摩観光協会がマップも作成している有名なコースです。
移住以前から歩いてみたいと思っていましたが、梅雨やらなんやらでなかなか挑戦できず。今回重い腰を上げてついに挑戦!!
実際に歩いてみたら、
奥多摩の大自然や有名スポット、人気店などの魅力を一度に体験できる素晴らしいコースじゃん!!
と感動。
何より、歩き終わったあとの達成感がすごい!
皆さんも奥多摩観光入門に、ぜひこの夏「大多摩ウォーキングトレイル」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
「大多摩ウォーキングトレイル」の概要
「大多摩ウォーキングトレイル」は東京アドベンチャーラインの古里駅~鳩ノ巣駅~白丸駅~奥多摩駅の4駅間を歩く全長約8kmのトレイルコースです。
奥多摩観光協会がGoogleマップを公開しており、こちらをご覧いただくと全貌がわかりやすい。
公式情報では、
距離 8.2km
所要時間 約3時間
とありますが、僕自身がアプリを使って計測したところ、
距離 10.9km
所要時間 2時間50分
となりました。(途中でコースを外れて色々と寄り道をしたため距離が長く、思ったより健脚なのか時間は巻いている)
古里駅・奥多摩駅のどちらからでもスタートできますが、古里駅からスタートすることを強くオススメします。
なぜなら、奥多摩駅周辺には飲食店や温泉などの人気店がたくさんあるので、ゴール後にそうしたお店に足を運ぶのも、このコースの大きな魅力の1つだから。
奥多摩駅周辺をゴールにして、グルメや観光を楽しんで帰ろう!!
一方で、このコース最大の難関は古里駅~鳩ノ巣駅間の険しい山道。体力に自信がない方は奥多摩駅スタートにすると、この山道が下りになるのでだいぶ楽になると思います。
山道を歩く(古里駅~鳩ノ巣駅)
「大多摩ウォーキングトレイル」のスタート地点である古里駅前に到着しました。
東京方面から青梅線で来る場合は、電車を降りたホームから無人改札を通るとスタートの駅舎側に出られます。
おおむね3時間くらいのコースなので、奥多摩駅周辺でランチやディナーをしたい方は逆算して出発時間を調整するとよいでしょう。
僕と妻は休憩がてら昼食をとるつもりで、11時頃にスタートしました。

古里駅改札を出てすぐ左に進むと、だし巻き卵の専門店「卵道(らんうぇい)」があるので、ここで腹ごしらえをしてから出発することもできます。
こちらのお店は並ぶことも多いので、利用する場合は時間に余裕をもっておくといいでしょう。
※「卵道」紹介記事はこちら

古里駅を出てまっすぐ進むと青梅街道にぶつかります。
ここには東京最西端のセブンイレブン古里店があるので、飲み物や携帯食はこちらで補充をするのがおすすめ。(飲み物は各駅近辺に自販機もあるので、途中で補充することも可能)

しばらくは青梅街道沿いを進みます。青梅街道沿いは歩道が狭いわりに、石材などを運搬する大型車両が走るので少し怖い。
運が良いと、東京アドベンチャーラインが走っている姿を見られることもあります。

このY字路を左側に進みましょう。KIRINの自販機が目印です。

ちょうどY字路にこのような「大多摩ウォーキングトレイル」の立て看板が立っています。
ここから先、分かれ道などがあるたびに立て看板が進むべき方向を示してくれるので、迷ったら立て看板を探すようにしましょう。
ちなみに、この立て看板は①~㉔まであるそうです。
しばらくは住宅街を歩きますが、立て看板④からは山道となります。

立て看板⑤では、小さいながらに滝を眺めることも。

この小川では、カップルが座って涼んでいました。
木陰と小川のおかげで舗装路よりも体感5度くらいは涼しいものの、上りがきつくて汗が止まりません。

踏み外したら大きな事故につながりかねない急斜面沿いも歩くので、履き慣れた運動靴で挑戦しましょう。

山道を上ると、これから向かう鳩ノ巣駅周辺の景色を見下ろせます。随分高くまで来たのだと、感慨深い気持ちになりました。

奥多摩町にはところどころ、写真のような観光用公衆トイレが設置してあります。
こちらのトイレは「OPT(オピト)」の皆さんが、日本一観光用公衆トイレがきれいな町・奥多摩を目指して、環境美化に努めてくださっています。(オピトは奥多摩ピカピカトイレットの略)
いつ利用してもきれいな観光用公衆トイレは、奥多摩町に住んでいる僕にとって誇らしいことの1つです。
皆さんもぜひ「大多摩ウォーキングトレイル」の道中で観光用公衆トイレを利用し、「OPT(オピト)」の皆さんの素晴らしい手仕事を体感してみてください。

坂道を下っていくと住宅街に入ります。

車1台分の幅しかない「雲仙橋」を渡れば、鳩ノ巣駅周辺に到着です。
岩場を歩く(鳩ノ巣駅~白丸駅)
「大多摩ウォーキングトレイル」では鳩ノ巣駅前を通らず、そのまま鳩ノ巣渓谷へと進んでいきます。


鳩ノ巣駅前には人気の釜めし屋さんやくつろげるカフェもありますので、小休止したい方は立て看板⑪で坂道を上りましょう。
水分を補充したい方も、自動販売機は坂を上った先にありますのでそちらをご利用ください。

鳩ノ巣渓谷では約40mの断崖の下を流れる多摩川清流を眺めながら歩きます。
ここまで歩いた山道とは違って、今度は岩場の道。

川の流れがとてもきれいで水量もあるので、岩場から飛び込んで遊ぶ方を見かけました。(バク宙しててかっこよかった)

流れのゆるやかな場所では大勢の方が水着で遊んでいます。
余談ですが、奥多摩に移住してからビキニ姿の女性を見る機会が増えました。
意外と川原にいるものなんですね。

渓谷を上っていくと東屋があります。
僕たちはここで昼休憩をとることにしました。
ハイキングの昼食はおにぎりとみそ汁でしょ!!
うちの賢い妻の提案で、今日のランチはおにぎりとみそ汁セットを持参しています。

アルコールストーブでみそ汁用のお湯を沸かします。

完成しました。
ここまで大量の汗をかいていたので、みそ汁の塩分が身体に沁みました。
東屋のおかげで日差しもなく、身体が汗で冷えていたので、温かいみそ汁を持ってきたのは大正解。
昼食を食べ終えたら、森の中を白丸駅方面に向かって歩いて行きます。

寄り道情報としては、立て看板⑰を右に曲がると「エコっと白丸」に行くことができます。
以下の記事で紹介しているように、クリーンエネルギーや生物多様性について学ぶことのできる楽しい施設なので、時間と体力に余裕のある方はぜひ立ち寄ってみてください。
※「エコっと白丸」紹介記事はこちら

白丸湖を眺めながら進んでいきます。
季節や時間によっては、大勢の人がSUPやカヤックを楽しむ姿が見られます。
きっとここまで歩いた皆さんは、
いいなあ!水遊びしてえ…
と感じることでしょう。
ぜひ次回、川遊び・湖遊びをしに来てくださいね。
いよいよ、白丸駅に到着です。
市街地を歩く(白丸駅~奥多摩駅)
白丸湖には数馬峡橋という大きな橋がかかっており、渡れば白丸駅周辺。お土産屋さんの「四季の家」などに立ち寄ることができます。
水分補給をしたい方は「四季の家」にも自販機がありますので、そちらをご利用ください。

奥多摩駅を目指してラストスパートです。

白丸湖沿いに森の中を歩きます。

あっという間に森を抜けて住宅街に出てきました。

大きな道路沿いを歩きます。
ここまで歩いてきた道と違って、日差しを遮る木々がないため、とても暑く感じました。カメラも日差しにびっくりしたのか画像が白飛び。

市街地を歩くと、途中で「もえぎの湯」の看板が目に入ります。
奥多摩駅まであと少し、先に温泉に立ち寄って汗を流すのもありですね。
住宅街には野菜の無人販売もあり、この日はミョウガとジャガイモを購入しました。

14時ごろ、ついに奥多摩駅に到着!!2時間50分頑張りました!!
せっかくなので、奥多摩発のクラフトビール「VERTERE(バテレ)」を飲んで帰ることに。

「VERTERE(バテレ)」は直営店のカフェでも、ボトルショップで買って川原でも、温泉のフードコートでも飲めますが、僕たちは駅舎2階の「port okutama(ポートオクタマ)」で飲んで帰ることにしました。
お洒落すぎない感じが落ち着くんだよな!!
飲み終わったあとは、さすがに疲れたので夕食を「奥多摩の台所」で購入し、帰路に着きました。
※「奥多摩の台所」紹介記事はこちら
さいごに
「大多摩ウォーキングトレイル」は奥多摩町内の古里駅→鳩ノ巣駅→白丸駅→奥多摩駅を散策することができるコースです。
「自然を満喫したい」「身体を動かしたい」「観光がしたい」という欲求を一度に叶えられる、奥多摩観光初心者にオススメできるアクティビティだなと感じました。
体力に余裕があれば、奥多摩駅からさらに「奥多摩湖」や「日原鍾乳洞」を観光することもできますよ!
何より、辛くなったら途中の駅でリタイアできるのが安心!!
日帰りでも十分に奥多摩を満喫できる「大多摩ウォーキングトレイル」でした。この夏遊ぶ場所に悩んでいる方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。おしまい。
【奥多摩観光】白丸ダムを見学したら、想像以上にエコだった
こんにちは!たまおです。
梅雨が明けて暑い日が続いていますね!
奥多摩は観光シーズン真っ盛り、近所で観光の方を見かける機会が増えました。
奥多摩観光といえばアウトドアレジャーが人気ですが、なんと町内に2つもダムがあるのをご存知でしたか?
奥多摩駅からバスを30分乗り継いだ先にある「小河内ダム」と、白丸駅から10分歩いた先にある「白丸ダム」との2か所。特に有名なのは「小河内ダム」の方かと思います。
「小河内ダム」ではダムカレーが食べられ、奥多摩湖はとても見晴らしがよく、浮き橋もあって、ぜひ紅葉の綺麗な季節などに遊びに行ってもらいたいです。
でも、本記事で取り上げるのは、じゃないほうの「白丸ダム」!!

こちらの「白丸ダム」に先日はじめて訪問してきたら、学びが多くて想像以上に面白かったので紹介します。
「小河内ダム」と「白丸ダム」それぞれの目的
突然ですが、クイズです!
「小河内ダム」も「白丸ダム」も東京都が管轄していますが、どの部局が担当でしょうか?

水に関わることだし、水道局!?
半分正解!!
水道局は「小河内ダム」が、「白丸ダム」は交通局がそれぞれ管理をしています。
これは「小河内ダム」は水源の確保、「白丸ダム」は水力発電と、2つのダムの目的がそれぞれ異なっているからなんです。


「白丸ダム」では多摩川の水を貯め込んで、下流の多摩川第三発電所と白丸発電所に水を放流し、発電をしています。
そのため、ダムのメインゲートは水位が高くなり過ぎたときなどに限って放流を行うようです。(放流の様子がYouTubeにあがっていました)
そんな「白丸ダム」ですが、メインゲートやサイドゲートの上部を歩いて多摩川を渡ることもできますし、展望スペースからダムを一望することもできます。
迫力があって、見るだけでもなかなか面白いですよ~!
「エコっと白丸」で環境について学ぶ
水力発電を目的として建てられた「白丸ダム」には「エコっと白丸」という施設が併設されています。

施設内には展示が複数あり、再生可能エネルギーPR館として水力発電の仕組みを学ぶことができます。


このほか、トイレや自販機、Wi-Fiや電源ポートもあるので旅の途中で立ち寄ると何かと便利かもしれません。
そんな「白丸ダム」は運用開始してから60周年を迎え、限定版のダムカードやアメニティを配布していました。


ちなみにダムカードは全国の様々なダムで配布をしていて、全部で800種類以上にものぼる。(令和5年6月1日時点)
螺旋階段を下りて「白丸魚道」を見学
「白丸ダム」では、さらに「白丸魚道」も見学することができます。

この「白丸魚道」は、文字通りお魚さんたちのための道のこと。
「白丸ダム」の堤高は30mもあるので、魚たちをはじめとした生態系が上流・下流で分断されてしまいます。
それでは環境のためにもよくないよねということで、造られたのがこちらの魚道。

お魚たちは「白丸ダム」の下流から赤い矢印にそって魚道を登って泳ぐと、先ほどの建物内にたどり着き、上流へと行くことができます。



「白丸魚道」の屋内では、実際に上流に向けて泳いでいるお魚たちの姿を見ることもできました。
ダムの上流に向かっていること、お魚たちは理解しているのか!?
そんなこんなで、「白丸ダム」は生物多様性に配慮された施設だということがわかりました。

ちなみに、「白丸魚道」はこの螺旋階段が有名。
魚道を見るためにはこの螺旋階段をおりていく必要があります。(僕は実際に訪問するまで、この螺旋階段が魚道なのだと勘違いしていました)
さいごに
いかがだったでしょうか。
クリーンエネルギーのこと、生物多様性のこと、個人的にはとても興味深い施設でした。
でも、白丸駅からわざわざ歩いて行くほどかと聞かれたら、別に行かなくても良いかもな~というのが正直な感想です。
白丸駅からは青梅街道沿いを10分歩くけど、歩道がなくて危ない!!
車で奥多摩観光をされる方にとっては、奥多摩駅市街地までの道中にあるので、ついでに立ち寄っていただくとよいと思います。おしまい。
※徒歩の場合は「大多摩ウォーキングトレイル」からだと行きやすいのでおすすめです。
【奥多摩観光】鳩ノ巣ガーデンキャンプ場でデュオキャンプ
こんにちは!たまおです。
キャンプギアを新しく購入したので、7月中旬に鳩ノ巣ガーデンキャンプ場でデュオキャンプをしてきました!!
今月はキャンプギアで散財です!!
さて、奥多摩町内でキャンプ場を調べると、Google検索でざっと10か所は見つかります。
特に有名なのは氷川キャンプ場と川井キャンプ場の2か所。
これらのキャンプ場は駅からのアクセスが良く、民間企業が運営しているため管理も行き届いており、快適に利用できます。
ただ、日頃からその辺の川原でデイキャンプしている立場からすると、この2か所は利用者が多くて落ち着かないのと、人の手が入り過ぎていて物足りない。
それならば、なるべくディープなところへ行ってみようと、Googleマップの口コミ等をもとに鳩ノ巣ガーデンキャンプ場を選んでみました。
実際に利用して「好き嫌いが分かれそう」と思いましたので、キャンプ場を検討している方の参考になると幸いです。
鳩ノ巣ガーデンキャンプ場の基本情報
基本情報はざっとこんな感じです!
詳しくはそれぞれ感想もまじえて解説していきます。
| 利用料金 | 1人あたり2,000円(薪は500円で購入可能) |
| アクセス | 鳩ノ巣駅から徒歩約30分 |
| 予約方法 | 電話:0428851979 |
| トイレ | 和式1つ+男性用1つ |
| 電波 | ソフトバンク回線は1本、ところによって圏外 |
自販機などはないため、飲み物は持参することをおすすめしますが、湧水を飲むこともできます。
鳩ノ巣ガーデンキャンプ場の予約方法
鳩ノ巣ガーデンキャンプ場に行くことを決めたら、まずは予約をしましょう。
管理人のおじいさん曰く「うちは事前に連絡くれた人しか受け入れない」ということだったので、直接訪問は控えたほうがよさそうです。
キャンプ場のホームページはありませんので、予約は電話でしなければいけません。
私の場合、公開されている電話番号にかけたところ応答がなく、直後に携帯電話の番号から折り返しがありました。
キャンプ場の予約をしたいのですが
うちを使うのは初めて?どうやってくる?
初めてです!歩いていきます!
歩きだと鳩ノ巣駅から25分くらいかかるけど平気?
平気です!○日に2人でいいですか?
閑古鳥が鳴いているので平気です。1人2,000円になります。
Googleのレビューでは、管理人のおじいさんについて「くせが強い」と書かれていたので予約の電話は非常に緊張しましたが、卒なくやりとりは終わりました。
鳩ノ巣ガーデンキャンプ場までの道のり
鳩ノ巣駅からキャンプ場までGoogleマップで22分、管理人のおじいさんは25分と言っていますが、30分は見た方が良いと思います。

というのも、Googleマップで表示されているのはあくまで舗装路の情報。22分歩いて山道に入ってからも、10分程度歩きます。

舗装路も結構な上り坂で、運動に慣れていないと辛い道のりです。

看板を目印に舗装路から山道へと進みます。

山道は管理人のおじいさんがご自身で整備されたそうです。
往路は下り坂ですが、復路は上り坂なので、帰りの電車には余裕を持って出るようにしましょう。
僕たちは道中、キャンプ場のリピーターのお客さんに出会って先導してもらいましたが、、、
「私道のため立ち入り禁止」という看板が立っていたり、お手製の門がしまっていたりと、
「本当にキャンプ場はこっち?進んでいいの?」
という不安に駆られる場面がありました。
そんなこんなでキャンプ場についたら、まずは管理人のおじいさんに挨拶をしましょう。
特に受付があるわけではないので、がんばっておじいさんを見つけてくださいね。
鳩ノ巣ガーデンキャンプ場での思い出
テントは好きなところに張っていいよ
とのことで、沢の近くを選びました。

キャンプ場が山のくぼんだ土地に位置しているのか、強い陽射しが入らず、暑さを感じることなく快適に過ごすことができます。

テントサイトから沢沿いを歩けば、もののけ姫の世界に入り込んだかのような自然が広がります。
僕自身奥多摩に住んでいる身ではありますが、ここまで静寂な自然の雰囲気はなかなか味わうことができません。
夜はホタルがたくさん見られるそうです。

薪は燃焼効率がとても良くて、もらった一束分で夕食・朝食どちらも調理することができました。
おじいさん曰く、針葉樹のようですが、木の中心に近い部分を薪にしているお陰なのだそうです。
おっちゃん商売がへたくそだから!燃えやすい薪を渡した方が売れるんだけどね!
とのこと。
トイレは和式が1つ、男性用小便器が1つ、シャワーはありません。
和式は水洗式ではないため、バケツの水を使って流す必要があるそうです。
さっきトイレに行ったけど、清潔とは言えない…
妻が苦虫を嚙み潰したようなリアクションだったので、僕は男性用小便器しか使いませんでした。
好き嫌いが分かれそうなところ
最初に書いたとおり、このキャンプ場は利用者によって評価が大きく分かれると思います。
それは何より、
管理人のおじいさんが、大のおしゃべり好き
だからです。
体感として、1時間おきに15分くらいおじいさんがやってきます。
ひとしきり話して、
じゃっ、おっちゃんはどっか行くから
と言って、別のお客さんのところに行って話すの繰り返し。
話の内容はおもしろく、高圧的な感じもない、気のいいおじいさんで、最初はキャンプ場の歴史や地域の話などを聴けて楽しかったのですが、少し話疲れてしまいました。
せっかく自然が気持ちいいので、僕自身はもう少し静かに、自然や料理、焚き火を満喫できると嬉しかったです。
話疲れてしまったので、ご飯のあとはなるべくテントの中で過ごすようにしていました。
リピートのソロキャンプ客もいらっしゃったので、逆に話好きの方には愛される管理人さんなのかなと思いました
そんなおじいさんは面倒見が良く、焚き火に不慣れなカップルには、
火のつけ方を教えてやる!
と、いちから教える姿も見られました。
さいごに
いかがだったでしょうか。
僕個人としては、もう少し放っておいてくれるキャンプ場が肌に合うというのが正直な感想です!
キャンプ場を検討している人は、静かに過ごしたいのか、楽しくお話がしたいのか。
自分のやり方がいいのか、おじいさんに教えてもらいたいのかなど、色々な視点から判断してもらうとよいのかなと思います。
何よりデュオキャンプとしては大成功!ピザもおいしく焼くことができました!
せっかく奥多摩に住んでいるんだし、引き続き色々なキャンプ場に足を運んでみたいです!おしまい。
【VLOG】サウナ代わりに自転車&川を楽しむ
こんにちは!たまおです。
連日30度を超えて暑い日が続いていますね!!(といっても、都心より5度くらい低く、結構ラクちん)
こんな暑い日を楽しむ企画を思いつきました。
それこそが「自転車&川」。自転車を漕いで体温を高めて、冷たい川で身体を冷やす。
温泉はあれど、サウナがない奥多摩で、サウナの代わりに楽しみます。
中年男性の水際恥じらいグラビアをご覧ください!
【VLOG】日原鍾乳洞を目指して歩く(奥多摩観光)
こんにちは!たまおです。
奥多摩駅から日原鍾乳洞まで歩いていけるかチャレンジしました!
途中、食彩キッチンメイフライでランチをしたり、倉沢のヒノキに立ち寄ったり。
大樹って、テンション上がるよね!!
全長10kmの道のり、たどり着くことができるのか。
その結末を見届けろ!
【VLOG】鳩ノ巣渓谷でのんびりする(奥多摩観光)
こんにちは!たまおです。
天気が良かったので、鳩ノ巣渓谷へ行ってきました!
景色がよいところで、のんびりしたいなあ
果たして、望んでいたような景色には巡り合えるのでしょうか。
その結末を見届けろ!












