訪問:2024年6月(昼13時30分)
支払い金額:11,900円(コース2名+お酒4杯)
お店の情報:https://satologue.com/
備考:現在は期間限定で、完全予約制のランチコースやサウナ営業をされています。今後宿泊棟ができると、メニューや営業時間なども変わっていくそうです。
こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。
みなさんは最近奥多摩町内外で話題の「Satologue(さとローグ)」をご存知でしょうか…?
こちらは、JRと民間企業が共同出資で新しく創った「宿泊×レストラン×サウナ」の複合施設でございます。
ホームページもすごいしっかりしている…!
なんと2024年5月にOPENしたばかり!
ランチコースは5,500円と、これまでの奥多摩にはない攻めの価格設定です。
家から歩いて行けるすぐご近所なので、ぜひ一度は食べに行ってみたいと妻を誘うことに
Satologue行かん?
ランチにしては高いな…。奢りなら行く!
ぐぬぬ…!
そしてこのツイートになります。
興味がある奥多摩LOVERSのどなたか一緒に行ってくれないかと期待しましたが、特に反応はありません。
「いっそひとりで行くか!?」とも思いましたが、それもそれで寂しい。
そんなとき、絶好のチャンスが
もうすぐ誕生日だね。ご馳走するよ、何食べたい?
Satologue(さとローグ)でお願いします!!
こうして念願叶ってSatologueに行くことができましたので、奥多摩グルメとしてご紹介します。
今回利用したのは「奥多摩の”時”を感じるランチコース」。
完全予約制で午前11時~、午後13時半~のいずれかを選べます。(予約は以下のページから)
さて、この日はあいにくの雨模様で、自宅からは傘を差して歩いて向かいました。
場所は古里駅から奥多摩駅までを歩く「大多摩ウォーキングトレイル」の序盤に位置しています。
Satologueでランチを食べてから「大多摩ウォーキングトレイル」に挑戦するという奥多摩めぐりも楽しいかもしれませんね!
※「大多摩ウォーキングトレイル」については以下の記事で紹介しています。
店内に入ると、多摩川を眺められるカウンター席に通してもらいました。(写真ではわかりませんが、下に多摩川を望めます)
近所の僕たちにとっては見慣れた光景のはずですが、やっぱり改めて見ると、
奥多摩の自然さいこう!
という気持ちにさせられます。
こんな景色を眺めながら食事をできるなんて、とっても贅沢じゃありませんか?
席についてしばらくすると、
お食事前にフィールド散歩はいかがでしょうか?
とスタッフの方からお声かけがありました。
どうやら、施設内を説明付きで案内いただけるとのことで参加してみることに。
こちらは、もともと養魚場だった池を利用して作られた畑。
食事で提供する野菜も、一部こちらで育てられているそうです。
奥多摩の有名人「わさびブラザーズ」が作ったわさび田もありました。
今後は、宿泊客が収穫体験もできるようにしていきたいとのこと。
このほか、ビオトープを見せてもらったり、宿泊棟になる予定の空き家を見せてもらったりと、今後Satologueがどうなっていくのかわくわくするようなお散歩でした。
さて、テーブルに戻ってドリンクを注文します。
一杯目は奥多摩産のクラフトビールVERTEREの「Erato」(800円)を注文。
奥多摩産治助イモを使用したラガービールはさっぱりしていて飲みやすい。その地域で地のものを頂くって、とっても贅沢ですよね。
コースの最初に提供された料理は「新じゃがのヴィシソワーズ/奥多摩のわさび」と「発酵バターと生ハムのタルト」。
タルトに使用されているのは、パン生地等でなくお米を焼いたものだそう。
パリパリ?カリカリ?はじめて食べる食感のタルトでした。
続いて運ばれてきたのは「富士の介のマリネ」。
富士の介は、奥多摩のすぐ隣、山梨県で養殖されたお魚だそうです。ニジマスを母に、キングサーモンを父に持つのだとか。
オレンジ色のパプリカソースと、蕗(ふき)のグリビッシュソースが添えられています。
こちらの蕗は、
ご近所のおばあちゃんが下さった蕗です。
という説明とともに提供されたのが、いい味を出していました。
ご近所付き合いもいい感じに運営されているのが伝わってきて、なんだかほっこりしてしまいます。
マリネはとってもおいしかったです。(語彙力)
次にサーブされたのは「浅野養鶏場の東京シャモと蕗味噌のリゾット」。
上に乗っているのはネギを揚げたもの。
ネギのオイルとリコッタチーズと一緒に食べるこちらのリゾットは本当においしくて、自分も家でつくりたいな思うほど。
オリーブオイル?とかを?使うとこういう味になるのか?
そんな単純じゃないでしょ
そういえば、うちの妻は食べて血肉になるものをひたすらThreadsに投稿しています。
これを見ていると、僕の手料理がたびたび登場するので、いずれリゾットが登場するかもしれません。乞うご期待。
ここで1杯目のドリンクを飲み切ってしまったので、2杯目のドリンクを注文しました。
こちらは沢井駅にある小澤酒造の「中汲み」(850円)。ワイングラスで提供されました。おしゃれ…
ちなみにドリンクはソフトドリンク、ビール、ワイン(泡・赤・白)、日本酒と揃っていて、料金は600円~1,100円まで。
普通の居酒屋より値は張りますが、こうした雰囲気のお店にしては高過ぎず注文しやすいのでありがたいですね。
そしていよいよメインディッシュの登場です。
「東京和牛のロースト」。東京和牛は、あきる野市で育てられている牛なのだそうです。
添えられた野菜のいずれかが、
近所のおばあちゃんがくださった~
でした。野菜いっぱいでうれしい。とってもおいしかったです。(語彙力)
最後に出てきたデザートは「いちじくの葉のブランマンジェ」。
東京狭山茶のジュレなどが添えられていて、とにかくおいしかったです。
デザートと一緒に「Gotta Coffee」さんのオリジナルブレンドも提供いただけて、大満足。
ブランマンジェって皆さん聞いたことありましたか?
やった!ブランマンジェだ!私ブランマンジェがいちばん好き!
と言っていたのですが、僕は妻からブランマンジェという言葉を初めて聞きました。
雰囲気いい店に来たからって、知ったかぶりしてねえか!?
と訝しんだところ、
給食でたまに出たんだよ
とのこと。疑ってすみませんでした。
ちなみにメッセージプレートですが、予約をする際に内容を指定できます。
料理も全ていただいたので、最後にお会計です。
合計金額:11,900円(税込)
内訳:ランチコース 5,500円×2名
ドリンク4杯分 2,900円
町民割 1,000円×2名分
なんと町民割があり、ひとり6,000円で料理もお酒も存分に楽しむことができました!!
気軽に日常使いできる金額ではないものの、お祝い事などで利用するにはむしろお値打ちかもしれません。
とても贅沢な時間を過ごさせていただき、更に地域に根差した食材のことも学べる、とても良い体験になりました。
僕自身は、今後も例えば妻の誕生日や、両親が奥多摩に遊びに来たとき、友達が移住を検討に遊びに来たときなど、今後もたびたびお店を利用したいと思いました。
今回、すてきな接客をしてくれたスタッフさん。美味しい料理を作ってくれたシェフさん。そして、誕生日祝いでご馳走してくれた妻に心から感謝です。(写真は建物の構造上、逆光致し方無し)
ぜひ興味を持たれた方は「Satologue(さとローグ)」に行ってみてください。素敵な景色と料理、接客とで贅沢な時間を過ごすことができますよ~!