こんにちは!奥多摩移住者のたまおです。
2023年の7月が終わりました。今年もあと5か月しかないんですね。
皆さんは7月、どんな楽しいことがありましたか?
僕は7月23日に、念願の「大多摩ウォーキングトレイル」に挑戦してきました。
トレイルとは里山や森林を歩くための未舗装路を指す言葉。この「大多摩ウォーキングトレイル」は奥多摩観光協会がマップも作成している有名なコースです。
移住以前から歩いてみたいと思っていましたが、梅雨やらなんやらでなかなか挑戦できず。今回重い腰を上げてついに挑戦!!
実際に歩いてみたら、
奥多摩の大自然や有名スポット、人気店などの魅力を一度に体験できる素晴らしいコースじゃん!!
と感動。
何より、歩き終わったあとの達成感がすごい!
皆さんも奥多摩観光入門に、ぜひこの夏「大多摩ウォーキングトレイル」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
「大多摩ウォーキングトレイル」の概要
「大多摩ウォーキングトレイル」は東京アドベンチャーラインの古里駅~鳩ノ巣駅~白丸駅~奥多摩駅の4駅間を歩く全長約8kmのトレイルコースです。
奥多摩観光協会がGoogleマップを公開しており、こちらをご覧いただくと全貌がわかりやすい。
公式情報では、
距離 8.2km
所要時間 約3時間
とありますが、僕自身がアプリを使って計測したところ、
距離 10.9km
所要時間 2時間50分
となりました。(途中でコースを外れて色々と寄り道をしたため距離が長く、思ったより健脚なのか時間は巻いている)
古里駅・奥多摩駅のどちらからでもスタートできますが、古里駅からスタートすることを強くオススメします。
なぜなら、奥多摩駅周辺には飲食店や温泉などの人気店がたくさんあるので、ゴール後にそうしたお店に足を運ぶのも、このコースの大きな魅力の1つだから。
奥多摩駅周辺をゴールにして、グルメや観光を楽しんで帰ろう!!
一方で、このコース最大の難関は古里駅~鳩ノ巣駅間の険しい山道。体力に自信がない方は奥多摩駅スタートにすると、この山道が下りになるのでだいぶ楽になると思います。
山道を歩く(古里駅~鳩ノ巣駅)
「大多摩ウォーキングトレイル」のスタート地点である古里駅前に到着しました。
東京方面から青梅線で来る場合は、電車を降りたホームから無人改札を通るとスタートの駅舎側に出られます。
おおむね3時間くらいのコースなので、奥多摩駅周辺でランチやディナーをしたい方は逆算して出発時間を調整するとよいでしょう。
僕と妻は休憩がてら昼食をとるつもりで、11時頃にスタートしました。
古里駅改札を出てすぐ左に進むと、だし巻き卵の専門店「卵道(らんうぇい)」があるので、ここで腹ごしらえをしてから出発することもできます。
こちらのお店は並ぶことも多いので、利用する場合は時間に余裕をもっておくといいでしょう。
※「卵道」紹介記事はこちら
古里駅を出てまっすぐ進むと青梅街道にぶつかります。
ここには東京最西端のセブンイレブン古里店があるので、飲み物や携帯食はこちらで補充をするのがおすすめ。(飲み物は各駅近辺に自販機もあるので、途中で補充することも可能)
しばらくは青梅街道沿いを進みます。青梅街道沿いは歩道が狭いわりに、石材などを運搬する大型車両が走るので少し怖い。
運が良いと、東京アドベンチャーラインが走っている姿を見られることもあります。
このY字路を左側に進みましょう。KIRINの自販機が目印です。
ちょうどY字路にこのような「大多摩ウォーキングトレイル」の立て看板が立っています。
ここから先、分かれ道などがあるたびに立て看板が進むべき方向を示してくれるので、迷ったら立て看板を探すようにしましょう。
ちなみに、この立て看板は①~㉔まであるそうです。
しばらくは住宅街を歩きますが、立て看板④からは山道となります。
立て看板⑤では、小さいながらに滝を眺めることも。
この小川では、カップルが座って涼んでいました。
木陰と小川のおかげで舗装路よりも体感5度くらいは涼しいものの、上りがきつくて汗が止まりません。
踏み外したら大きな事故につながりかねない急斜面沿いも歩くので、履き慣れた運動靴で挑戦しましょう。
山道を上ると、これから向かう鳩ノ巣駅周辺の景色を見下ろせます。随分高くまで来たのだと、感慨深い気持ちになりました。
奥多摩町にはところどころ、写真のような観光用公衆トイレが設置してあります。
こちらのトイレは「OPT(オピト)」の皆さんが、日本一観光用公衆トイレがきれいな町・奥多摩を目指して、環境美化に努めてくださっています。(オピトは奥多摩ピカピカトイレットの略)
いつ利用してもきれいな観光用公衆トイレは、奥多摩町に住んでいる僕にとって誇らしいことの1つです。
皆さんもぜひ「大多摩ウォーキングトレイル」の道中で観光用公衆トイレを利用し、「OPT(オピト)」の皆さんの素晴らしい手仕事を体感してみてください。
坂道を下っていくと住宅街に入ります。
車1台分の幅しかない「雲仙橋」を渡れば、鳩ノ巣駅周辺に到着です。
岩場を歩く(鳩ノ巣駅~白丸駅)
「大多摩ウォーキングトレイル」では鳩ノ巣駅前を通らず、そのまま鳩ノ巣渓谷へと進んでいきます。
鳩ノ巣駅前には人気の釜めし屋さんやくつろげるカフェもありますので、小休止したい方は立て看板⑪で坂道を上りましょう。
水分を補充したい方も、自動販売機は坂を上った先にありますのでそちらをご利用ください。
鳩ノ巣渓谷では約40mの断崖の下を流れる多摩川清流を眺めながら歩きます。
ここまで歩いた山道とは違って、今度は岩場の道。
川の流れがとてもきれいで水量もあるので、岩場から飛び込んで遊ぶ方を見かけました。(バク宙しててかっこよかった)
流れのゆるやかな場所では大勢の方が水着で遊んでいます。
余談ですが、奥多摩に移住してからビキニ姿の女性を見る機会が増えました。
意外と川原にいるものなんですね。
渓谷を上っていくと東屋があります。
僕たちはここで昼休憩をとることにしました。
ハイキングの昼食はおにぎりとみそ汁でしょ!!
うちの賢い妻の提案で、今日のランチはおにぎりとみそ汁セットを持参しています。
アルコールストーブでみそ汁用のお湯を沸かします。
完成しました。
ここまで大量の汗をかいていたので、みそ汁の塩分が身体に沁みました。
東屋のおかげで日差しもなく、身体が汗で冷えていたので、温かいみそ汁を持ってきたのは大正解。
昼食を食べ終えたら、森の中を白丸駅方面に向かって歩いて行きます。
寄り道情報としては、立て看板⑰を右に曲がると「エコっと白丸」に行くことができます。
以下の記事で紹介しているように、クリーンエネルギーや生物多様性について学ぶことのできる楽しい施設なので、時間と体力に余裕のある方はぜひ立ち寄ってみてください。
※「エコっと白丸」紹介記事はこちら
白丸湖を眺めながら進んでいきます。
季節や時間によっては、大勢の人がSUPやカヤックを楽しむ姿が見られます。
きっとここまで歩いた皆さんは、
いいなあ!水遊びしてえ…
と感じることでしょう。
ぜひ次回、川遊び・湖遊びをしに来てくださいね。
いよいよ、白丸駅に到着です。
市街地を歩く(白丸駅~奥多摩駅)
白丸湖には数馬峡橋という大きな橋がかかっており、渡れば白丸駅周辺。お土産屋さんの「四季の家」などに立ち寄ることができます。
水分補給をしたい方は「四季の家」にも自販機がありますので、そちらをご利用ください。
奥多摩駅を目指してラストスパートです。
白丸湖沿いに森の中を歩きます。
あっという間に森を抜けて住宅街に出てきました。
大きな道路沿いを歩きます。
ここまで歩いてきた道と違って、日差しを遮る木々がないため、とても暑く感じました。カメラも日差しにびっくりしたのか画像が白飛び。
市街地を歩くと、途中で「もえぎの湯」の看板が目に入ります。
奥多摩駅まであと少し、先に温泉に立ち寄って汗を流すのもありですね。
住宅街には野菜の無人販売もあり、この日はミョウガとジャガイモを購入しました。
14時ごろ、ついに奥多摩駅に到着!!2時間50分頑張りました!!
せっかくなので、奥多摩発のクラフトビール「VERTERE(バテレ)」を飲んで帰ることに。
「VERTERE(バテレ)」は直営店のカフェでも、ボトルショップで買って川原でも、温泉のフードコートでも飲めますが、僕たちは駅舎2階の「port okutama(ポートオクタマ)」で飲んで帰ることにしました。
お洒落すぎない感じが落ち着くんだよな!!
飲み終わったあとは、さすがに疲れたので夕食を「奥多摩の台所」で購入し、帰路に着きました。
※「奥多摩の台所」紹介記事はこちら
さいごに
「大多摩ウォーキングトレイル」は奥多摩町内の古里駅→鳩ノ巣駅→白丸駅→奥多摩駅を散策することができるコースです。
「自然を満喫したい」「身体を動かしたい」「観光がしたい」という欲求を一度に叶えられる、奥多摩観光初心者にオススメできるアクティビティだなと感じました。
体力に余裕があれば、奥多摩駅からさらに「奥多摩湖」や「日原鍾乳洞」を観光することもできますよ!
何より、辛くなったら途中の駅でリタイアできるのが安心!!
日帰りでも十分に奥多摩を満喫できる「大多摩ウォーキングトレイル」でした。この夏遊ぶ場所に悩んでいる方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。おしまい。