「東京ダウンシフト」とは
「東京ダウンシフト」は、現代社会をゆるく自由に生きるための方法論の1つです。
僕が考えた造語で「東京での暮らし」と「ダウンシフト(Down Shift)」を掛け合わせました。
「ダウンシフト」は、車のギアを1段下げるように、生活速度を減速することを意味します。
「仕事中心の生活から、仕事・家庭・個人のバランスがとれた生活に切り替える」と考えると、シンプルでわかりやすいかもしれません。
欧米を中心に、過度な出世競争や長時間労働へのアンチテーゼとして、そうした生き方を体現する人が現れました。
実際に、日本では多くの人が仕事中心の生活を送っています。
以下は内閣府が実施した調査で、「仕事」と「家庭生活」と「地域・個人生活」にどのくらい関わっているか(現実)、関わりたいか(希望)を比較したグラフです。
現実的に「仕事」を優先しているケースが圧倒的に多く、「家庭生活」や「地域・個人生活」を希望通りに優先できていないことがわかります。
産業化・情報化・国際化が進み、無意識的に僕たちの生活は日々加速(アップシフト)しているからこそ、意図的に減速(ダウンシフト)することが必要だと感じました。
では、どうしたら「ダウンシフト」が実現できるでしょうか。
僕自身は「収支を低くバランスをとること」が重要だと感じています。
いくらお金を稼いでも、使い過ぎたら足りません。
反対に使うお金が少なければ、稼ぐお金も少なくて生活は成り立ちます。
具体的に使うお金を減らすためには、収入の3分の1を占めると言われる家賃を下げるのが手っ取り早いでしょう。
そのためには地価が高い都心でなく、地方に住むことが有効です。
でも地方には「車がないと生活できない」「友達や親族と会いづらくなる」というデメリットもあります。
「東京で暮らしながらダウンシフトできないか」
そう模索していたときに知ったのが、東京都奥多摩町の取組でした。
奥多摩町は東京最西端の自治体で、新宿からは電車で2時間弱。
人口減少に歯止めをかけるため、東京都内の自治体でありながら、都心から移住者を受け入れる制度を整備しています。
それらの制度を活用することで「東京での暮らし」と「ダウンシフト」を掛け合わせた、理想の暮らしを送れるのではないか。
本サイトは、そうした人生をゆるく生きるための方法論を実践・発信したいという想いから生まれました。
奥多摩移住のブログとして、ダウンシフト生活の記録として、様々な情報を発信していきます。