「東京ダウンシフト」とは

「東京ダウンシフト」とは

「東京ダウンシフト」は、現代社会をゆるく自由に生きるための方法論の1つです。

僕が考えた造語で「東京での暮らし」と「ダウンシフト(Down Shift)」を掛け合わせました。

「ダウンシフト」は、車のギアを1段下げるように、生活速度を減速することを意味します。

「仕事中心の生活から、仕事・家庭・個人のバランスがとれた生活に切り替える」と考えると、シンプルでわかりやすいかもしれません。

欧米を中心に、過度な出世競争や長時間労働へのアンチテーゼとして、そうした生き方を体現する人が現れました。

実際に、日本では多くの人が仕事中心の生活を送っています。

以下は内閣府が実施した調査で、「仕事」と「家庭生活」と「地域・個人生活」にどのくらい関わっているか(現実)、関わりたいか(希望)を比較したグラフです。

内閣府「男女共同参画社会に関する世論調査」(令和元年9月)より引用

現実的に「仕事」を優先しているケースが圧倒的に多く、「家庭生活」や「地域・個人生活」を希望通りに優先できていないことがわかります。

産業化・情報化・国際化が進み、無意識的に僕たちの生活は日々加速(アップシフト)しているからこそ、意図的に減速(ダウンシフト)することが必要だと感じました。

では、どうしたら「ダウンシフト」が実現できるでしょうか。

僕自身は「収支を低くバランスをとること」が重要だと感じています。

いくらお金を稼いでも、使い過ぎたら足りません。

反対に使うお金が少なければ、稼ぐお金も少なくて生活は成り立ちます。

具体的に使うお金を減らすためには、収入の3分の1を占めると言われる家賃を下げるのが手っ取り早いでしょう。

そのためには地価が高い都心でなく、地方に住むことが有効です。

でも地方には「車がないと生活できない」「友達や親族と会いづらくなる」というデメリットもあります。

「東京で暮らしながらダウンシフトできないか」

そう模索していたときに知ったのが、東京都奥多摩町の取組でした。

奥多摩町は東京最西端の自治体で、新宿からは電車で2時間弱。

奥多摩町

人口減少に歯止めをかけるため、東京都内の自治体でありながら、都心から移住者を受け入れる制度を整備しています。

それらの制度を活用することで「東京での暮らし」と「ダウンシフト」を掛け合わせた、理想の暮らしを送れるのではないか。

本サイトは、そうした人生をゆるく生きるための方法論を実践・発信したいという想いから生まれました。

奥多摩移住のブログとして、ダウンシフト生活の記録として、様々な情報を発信していきます。